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ホラーハウスに行こうよ!
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【モニター開始!!】
極度の霊媒体質、
碓氷 真理
の心はひそかな喜びに満ちていた。
ろっこんの力でなくとも、彼女には霊が見えるし、話し、その声が聞こえる存在だ。
そしてお化け屋敷は薄暗く、人のマイナス感情に引き寄せられる傾向がある──そして、極めつけは無自覚な彼女のろっこん。
【発動条件】霊的存在(幽霊、妖怪など)が近くにいる
【能力】自身に近づいた霊的存在を強化させる。意識して指名すれば強化対象を絞る事が出来る
彼女には守護霊として、死に別れてしまった姉「千佳」が必ず側にいる。ひとが側にいればその効果こそ落ちるが、もれいびであった時の効果は計り知れない。
お化け役は支配人の管理の域を軽く超えて増えていた。
ホラーハウス──これ以上、自分にふさわしい場所はあるだろうか。
「えへへ…友達がいっぱいで私は嬉しいよ、千佳姉」
守護霊として憑いている千佳に、珍しく人にはまず向けないはにかんだ笑顔を向ける。
そんな幽霊の千佳も楽しんでいるのか、有名な幽霊映画に出てくる井戸に落とされた幽霊の『偵子』さんの髪型(後ろ髪の一部を除いて髪で顔を隠す、一時期オカルト界で大流行した)までしている。
「よし、人間を驚かすぞ!」
『うヴぉあぁ~~~!』
大小綺麗な声から淀んだ声まで交じり合った結果、鬨の声が非常に濁った物になってしまったが、それも良しと真理は血糊のべったりとついた魔女の衣装を翻した。
八神 修
は
後木 真央
との待ち合わせの間、表情にこそ出さないが釈然としない雰囲気を隠さなかった。
『怪奇現象など無いと分かっているのに何故恐怖を求めるのだろう』
理解できない思いが募る。
「修ちゃーん! 今日はタイガちゃんが一緒なのだ? よろしくなのだタイガちゃん」
問い合わせたところ、動物も今回のモニターには換えられないから、今日に限って動物OKとの指示が出た。
そしてタイガという飼い猫を連れてきていた修に、真央が許可をもらいカツブシ粉をあげたり、撫でたりしている。二回目なのでタイガも慣れたものだ。
「忠犬はよく聞くが忠猫は珍しいかもな」修もタイガを撫でて前を見る。
「それじゃあ、行くか」
「うう、真央ちゃん緊張するのだ。今日は記事書き訓練と食キング頑張るのだ」
そう呟くように言いながらノートと撮影許可の出たデジカメを握り締めて初めてのモニターとして、お化け屋敷に足を踏み込んだ。
『さようなら、生きていた紳士淑女の皆様。そしてようこそ、生きていないお客様』
透き通った声が響き渡ると同時に二人の後ろのドアがバタンと音を立てて閉まった。どうやら閉じ込められた感覚の演出らしい。
「閉まるドアの音は、演出でも多少さび付いていたほうが恐怖感を煽られると思うんだが」
「あ、真央ちゃんもそれ思ったのだ!」
その発言を早速メモに控える真央。
そして、顔を上げた真央の顔色が薄暗い中、一気に真っ青になった。
碓氷 真理
の影響で悪ふざけをした幽霊たちの手により、
床には、一面に手のひらを開いた腕の花が……
「にぎゃー!!」
「落ち着くんだ、真央。こんなものはホログラムだ」
下では尻尾を思い切り膨らませているタイガがいるが、それを宥めて、修は堂々と半透明のそれらを蹴り踏みつけて行く。
気色悪くないかと言われれば嘘だが、モニターという大事な仕事が任されているし、真央とカフェに行くという約束もしているのだ。こんなところで戸惑っていられない。
踏みつけるたびに妙な違和感と、『人でなし~』『痛い痛い』などの声が聞こえて来るが気にしない。
「…びゃうっ!? ……ごめんなのだ修ちゃん」
「怖いなら出口まで握っていようか?」
真央の思わず袖を握ってしまっていたその手を取り、握り返す修。
「い、いいのだっ! 手を握ったら記事が書けなくなってしまうのだ!」
そう言いつつ手を離しながらも、不安そうに真央もその踏んだところが安全と見たのか、後をつけるように追いかけていく。
「純和風ホラーってその時点でファンタジーすぎるのだ。
ここに入るのは子供~子供連れの大人かなって思うのだ、そういう人の日常にありそうな場所が一番想像力で怖いと思うのだ」
「そうだな。何故そこに至るのかの、いわくも無い。
半透明の触感がある幽霊が追い掛けてきて肩に触れた時はどんなトリックかと思ったが、理由も無く追いかけられても困る」
修は真央の手を握りつつ、途中追い掛けてくるお化けのエキストラから逃げながらも、相談を欠かさない。
「部屋で廊下と温度違うと居る気がするのだ、多分体感言語のノリなのだエアコン静音でフッと風が当たると怖さ倍増なのだ」
「それは欲しいな。視覚以外の五感刺激には最適だ」
「見えないが怖いのだ光量絞るはありなのだ」
「それに乗じて、廊下や部屋の接続角度を気付かない程度に直角以外にする事を提案しよう。
隠し部屋や仕掛けも自然に設けられられるし、空間認識の混乱は人を不安にさせてくれるからな」
そこまで来て、真央はやっと会話だけを続けて恐怖から相手の手を握り続けていたことに気付き、慌ててその手を離しながら今まで話してきた事のメモを取る。
「途中に謎解きがあったのは面白かったな、あれに正解するとお礼に──」
言葉の途中にして、急におどろおどろしい冷気が一気に足元を這い滑った。
辺りを見渡せば──
「お前らか…! 私の友達を堂々と避けようともせずに踏みにじっていったのは……!!」
正面に立つのは憤怒に彩られた血塗られた魔女、真理の姿が。
ちなみに、床に咲く手の花も、半透明なのに触覚がある幽霊も全て彼女の友人──幽霊のエキストラ的厚意によるものである。それを全てスルーどころか文字通り踏みつけにされては、環境的には理不尽ながらに真理が怒るのも当然とも言えた。
と、そんな瞬間、社会現象ともなった映画となった『偵子』(『ていこ』と読む。決して別の読み方のあちらではない)の姿が真央には目に映った。
「修ちゃん、偵子さんがいるのだ! これはどう見てもホログラムではないのだ!
新聞部としては何としても写真を撮らなければなのだ! さ、触り心地も確認したいのだ……こ、恐いけれども、一緒に握手もしてほしいのだ……!!」
社会現象に流される真央ではないが、猛烈なまでの新聞部の本能として写真を求める心と共に、記事として書き起こすべく、偵子もとい真理の姉の「千佳」に向かって握手を求める。
その行動が予想外だったらしく、真理も驚いた様子でその光景を見つめていた。
元が柔らかい顔立ちの「千佳」である。髪を全て前に下ろした中に見えた優しい微笑みに、真央は少し心打たれて握手をして帰ってきた。
目の前の出来事を『ややこしいろっこんを…』と冷静に見つめていた修は、戻ってきた真央に声を掛けた。
「どうだった?」
「さ、触れたのだ…! そして体はやはり半透明……
本物なのだ~っ! 本物の偵子さんなのだー!! ありがたや、ありがたや……!」
真央が心から感謝と共に拝む。
本当ならば通さない気で一杯だった真理も、実の姉をここまで拝まれ感謝されては悪い気はしない。
「……本当は通さないつもりだったが、通れ!
その代わり、もう私の友達を踏むだなんて間違ってもするなよ…!!」
その言葉を後に、修と真央はモニターとしてのレポートを持って無事にホラーハウスを抜け出す事に成功した!
【モニター:八神 修・後木 真央 無事ホラーハウス脱出!】
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
冒険
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月18日
参加申し込みの期限
2014年01月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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