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唐突な使命
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久しぶりの食卓だというのに、空気は重苦しい。
むす、と口を結んだまま、
十文字 若菜
はテーブルの一点を見つめている。
「諦めなさい、若菜」
しばらく続いた沈黙を破ったのは、父親だった。
星ヶ丘寮に住む彼女に、話があるからと実家に帰ってくるよう再三電話してきたのも父である。
そうして渋々実家に戻った彼女を待っていたのは、厳めしい顔をした父と困ったような表情を見せる母。
十文字は今、彼女自身の将来をめぐって両親と意見を対立させていたのだ。
「諦めなさい、って。そんな」
幼い頃からずっと抱いてきた夢をばっさり切り捨てるような父親の口調に、十文字は顔を上げる。
「どうしてそんなに否定ばっかりするの? 私のこと理解しようとしないで……!」
「あなたに安定した将来を送ってほしいのよ」
険悪な二人の空気を取りなすようにい、母が口を開いた。
「職人だなんて厳しい世界、あなたには無理よ。それもステンドグラスだなんて……」
しかしその続けられた母の言葉は、決して十文字が納得できるものではなかった。
ステンドグラス――そう、彼女の夢はステンドグラスを作る職人になることだったのだ。
あれはまだ彼女が幼かったある日。両親に連れられて訪れた星ヶ丘の教会で、十文字は初めてその美しいガラスに出会った。
「わあ……きれい」
太陽の光を透かした色とりどりのガラスはぼんやりと淡く光り、その色づいた影を教会の床に映す。教会の中の静謐な空気も相俟って、そこには確かに常世離れした神聖さが宿っていた。
その美しい空間に目も心も奪われた様子の十文字を、両親は優しげな眼差しで見ている。
「きれいだね」
もう一度漏らした彼女の声に、父は目を細めて頷いた。
「ああ。……すごくきれいだ」
確かにあのとき、父も母もステンドグラスを綺麗だと言っていた。
だからこそ、彼女は自分や両親を見惚れさせたようなステンドグラスを作りたいと思うようになったのだ。
「もういい、分かってくれないならいい!」
なぜだかふと思い出した、あのときの万華鏡のような光景を頭の隅に追いやると、十文字は勢いよく立ち上がった。
両親の慌てたようなたしなめる声も聞かず、自室へと引き返して行く。
バン、とその音に拒絶の意を精一杯込めてドアを閉めた。
(……なんでいつも、私の夢を頭ごなしに否定するの? 応援してくれないの……?)
もっと安定した将来を。
両親の言っていることは彼女もよく分かっている。けれどそれで納得するにはまだ彼女は若すぎたのだ。
高校生という無限の可能性を持った時期。それなのに、安定という言葉だけで長年の夢を諦めたくはなかった。
「なんで……なんで!」
湧き起こる苛立ちを抑えきれず、つい物に八つ当たりしてしまう。
本棚の本を、服を、ブラシを床に投げつけ――そしてたまたま手に取った鏡を叩きつけたときだった。
叩きつけられた鏡が砕けたかと思うと、ガラスの破片が散ったその範囲にぼんやりと魔法陣のようなものが光ったように見えた。
「……え、何これ……?」
その結界に触れようとすると、見えない壁に阻まれたように手は空中でぴたりと制止する。どうやらこの散ったガラスの結界は、見えない壁を作りだしているらしい。
試しに別の鏡を割ってみると、やはり同じような現象が起こっている。
(何なの? これはいったい……?)
その不可思議な現象は、一気に十文字の好奇心に火を付けた。
この力の正体が知りたい。
そう確信したとき、彼女の胸の中からはもはや両親への苛立ちはすっかり消えていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月16日
参加申し込みの期限
2013年09月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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