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寝子島高校
依頼人はサンマさん
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●木曜:朝
「ここが第16別荘がある寝子島ですか……悪くないところですね……。魚類以外は……」
しばらく寝子島で暮らすように言われた
久良木 優菜
は、お父様は、一体どういうつもりなのでしょうかと風景を眺めながら考えていた。
貿易系大企業のご令嬢たる優菜は、滅多なことでは屋敷から出ないので重度の世間知らずだ。
その実態を知った両親は、寝子島の風土に触れさせるという名目で、娘に世間がどのようなものか教えようとしたのだった。
というが、そんな彼女に1人暮らしはさせられないので使用人同伴で。お抱え運転手もそのひとりだ。
風景を退屈そうに眺めていたその時、スキップしながらルンルン気分で朝の散歩をしているサンマさんを見かけた。朝は例の視線を感じないので、悠々と、堂々と島内を歩き回れる。
「車を止めてください!」
急ブレーキをかけ車を止めた運転手に、さっき通り過ぎたあの妙な魚は何ですかと訊ねる。
「あの魚、でございますか? この島の観光大使の
寝子 サンマ
様でございます」
「あれが観光大使のサンマさんですって!? ふ、ふざけすぎてます!」
魚類とは聞いていたが、魚か人間かわからない正体不明のシロモノが観光大使である驚愕の事実を知り、優菜は愕然とした。
「どうせなら、この子みたいなかわいいウサギさんを観光大使にすればいいのに……」
お気に入りの黒うさぎのぬいぐるみを強く抱きしめながら、サンマさんをどうにかして観光大使の座から引きずり降ろそうと目論み始めた。
「かわいいは正義! かわいくないは不正義! 特に魚類! サンマさんはかわいくないです!」
敵とみなしたサンマさんを改めさせようとする意欲に燃える優菜の台詞から、運転手は少しだが殺気を感じ、身震いした。
「どうかしましたか?」
「少し寒気がしまして。風邪をひいたようでございます」
怯えたのがバレなくて良かったと安心した運転手は、車を別荘へと走らせた。
(改めさせた後は、ソテーにして美味しくいただきましょう。正体が魚の場合でしたら、の話ですが)
別荘をこっそり抜け出してでも、サンマさんを尾行してどのような人物か見極めることを決意した優菜だった。
「個性的な人間……見つけた……」
特に理由もなく、風の赴くまま出歩いていた
哀坂 子夜
は、見た目も性格も個性的なサンマさんを見て、自分に無い感情を知ろうと遠目から観察。
叔父の教育により暗殺者としてずっと扱われたため、感情の機微も乏しく、無表情以外は薄く笑う以外の表情は何一つ見せることがない彼女にとって、着ぐるみとはいえ、感情豊かなサンマさんは興味深い存在だ。
子夜の視線を察知したのか、例の視線か? とビビッたサンマさんは動きを止め、辺りを念入りに見回した。
「この時間帯に視線を感じるなんて……。き、気のせいだよな? ハハ……」
連日の視線で身の危険を感じるのに敏感になっているサンマさんは、散歩を中断してダッシュでその場を去って行った。
機敏に感じ取ったのは模造刀を持ち歩いている子夜が放つ独特の雰囲気だったのだが、子夜自身はそれに気づかず、別の誰かのものだと思っている。
「誰かの視線……? あ……学校に遅れる……。早く行かないと……」
登校中だったので、サンマさんの観察は放課後改めて行うことに。
「あれがサンマさんか。ゆるキャラというポジションでいいのかな? ああいうのって、中に本当に人が入っているかどうか確かめたいんだよね」
最近、日本に帰ってきた留学生の
刻人・F・ミセリア
は、首から引きちぎって人が入っているか確かめたいと思ったが、それを我慢することに。
「面白そうだから、彼のファンになって行動を観察してみよう」
サンマさんの調査をしつつ、信頼できそうと判断した人物に協力を求めるべく歩き回っていた
芽守 健作
は、彼は信頼できそうだと声をかけることに。
「失礼ですが、サンマさんに興味がおありなのですか?」
「ええ、まあ。あなたは?」
「自己紹介もせず、いきなり声をかけたことお詫びします。失礼しました。私は、黒川探偵事務所の探偵助手で
芽守 健作
といいます。昨日、サンマさんにある調査を依頼されまして」
サンマさんに関わる調査と聞き、興味を持った刻人は内容を訊ねた。
「鋭い視線を送る人物に狙われているかもしれない、土曜のアイドルのライブに友情出演することで、アイドルや観客に危害が及ぶかも、ですか。それは物騒ですね」
視線の犯人は、僕みたいにサンマさんの中身って何だろうと気にかけている人じゃないかな? と心の中でボソリ。
「ライブ当日でよければ、サンマさんの近くでお手伝いしますよ」
「ご協力、ありがとうございます。何か情報を得た、お聞きしたいことがございましたらこちらにご連絡ください。スタッフの方には、サンマさん立会いのもと、私が交渉しますので」
そう言って、携帯番号と事務所の電話番号を書いたメモの切れ端を手渡し、健作は調査を再開した。
(メガネの人と関わってそうだなあ、あの人。面白い調査になりそうだ。サンマさんにも関われるし)
刻人がクスリと笑うと同時に、自宅で寛いでいた
ジニー・劉
はくしゃみをした。
「また誰かが噂しているのか? シスターじゃないだろうな……」
その頃、シスターの
ゼシカ・ホーエンハイム
は朝のお祈り中であった。
(おお神よ、迷える子羊に救いの手を……アーメン……)
サンマさんが逃げるように走っている途中、誰かにぶつかってしまった。
「いたた……」
ぶつかって尻もちをついたのは、旧市街の商店街にある『神野文房具店』の一人娘で、コンビニで朝食とお菓子の買い出しから帰る途中の
神野 マキナ
だった。
「悪い、大丈夫かい?」
「……ありがと。ちゃんと前見て走ってよ、危ないじゃないか」
「すまないな。ここんとこ寝不足気味で……。今日は気分が良いから朝の散歩と洒落込んだんだが、ちょいと危ない目に遭ってな~」
心配になったマキナは、どういう事情か知りたくてサンマさんに話を聞いた。
「なるほど……。夜眠れないのは気の毒だし、ぼくに出来る範囲で手伝ってあげようかな。出来る限り時間を割いてあげたいけど、店番があるからあまり手伝えないけど」
コンビニに新作のお菓子買いに行かなきゃならないし、と言いかけたが、これは秘密。
「まぁ、ぼくの出来る範囲でね? だから心配しないで、ね?」
笑って協力に応じてくれたマキナの手を取り「ありがとう、助かるぜ~!」と何度もブンブン手を振るサンマさんだった。
「詳しいことは、シーサイドタウンのキャットロードにある黒川探偵事務所にいる芽守って探偵さんに聞いてくれ。じゃあなっ!」
あの視線を感じない場所に一刻も早く行きたいサンマさんは、マキナにそう言うとダッシュでその場を離れた。
「何かと大変なんだね、サンマさん……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
カターレ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
推理・サスペンス
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月22日
参加申し込みの期限
2013年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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