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COLORFUL CHRONICLE
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●夢、恋、運命の相手?
「どうしてこんなところに来ちゃったんだろうな」
鈍い虹色した靄の中で、僕――
稲積 柚春
はひとりごちる。
人の姿はない。建物や木々といったものもなく、ここがどこなのか見当もつかない。
ただ、なんとなく感じるのは、この空間に敵意はなさそうだということ。
「この靄を抜けたら、どこかに着くのかな。歩いていってみようか」
僕はてくてく歩きだす。
不思議なのは、僕が歩くのに合わせて、色とりどりの風船たちがあたりに浮かび上がってきたことだ。
風船は、どこまでも天高く昇ってしまうわけではなくて、ちょうど目線から上くらいのところで漂っている。
「なんだか綺麗だなあ」
爽やかなパステルカラーの風船たちは、靄の中で戸惑っていた僕の心を明るくしてくれた。
ふと、風船の表面に、何かが映り込んでいるのに気づく。
僕はライムグリーンの風船に近づいて目を凝らしてみた。
――『運命って、あると思いますか……?』
――『え、あるんじゃないの?』
「あ、これ……僕が
はじめてウォルター先生に出逢ったとき
の……」
転勤族の親の都合で寝子島へ越して来たものの、転校が多すぎて学業のほうで苦心し、まだ家で課題をこなすだけで学校には通っていなかった頃のことだ。そろそろ復学したいと思っていた頃偶然に公園で出会ったのが、
ウォルター・B
先生だったのである。
運命なんて子供っぽいとか本気で信じてるなら重いと言う人が多い中で、先生だけは違った。
何気ないように『あるんじゃないの?』と言ってくれた。
大人な対応をしただけかもしれないけど、面識のなかった僕の素っ頓狂な質問に答えてくれことが、どんなに嬉しかったか、先生は気付いているだろうか。
「あれは、運命的な出会いだったと思うんだよね」
また別の、レモンイエローの風船に映るのは、
シネマカフェでいっしょに映画を観たとき
の記憶。
夢でしか会えないなんて言えなくて、思い浮かんだ例え話はなんて思われただろう?
『例えば……生徒と教師でも、生徒が卒業すれば先生と恋愛だってできる。解けない呪いはない、ということかもしれませんね。……?』
あの話は、なにかおかしな風に先生には聞こえてしまってないだろうか。
夢でしか会えない運命の人……僕にはそんな人がいる気がする。そのことを考えていたのだけれど。
「……あのカプギアと出逢ってから夢に出てくる――」
脳裏を一瞬、夢で逢う不思議な少年が過ぎったけれど、別のパウダーピンクの風船が目に入って掻き消える。
これは、
ある迷宮でウォルター先生と手をつないだ
ときの記憶だ。
「危ない時は手を繋いでくれてドキドキしたのは一体何?」
自分でも分からず、吐息が漏れる。
風船には意外にも先生との思い出がいっぱいだった。
ドキドキは、恋なんだろうか。先生が運命の人なのだろうか――。
『年上が好きって言ってたモンな』
ふいに少年の声が耳に飛び込んでくる。
「えっ!?」
僕は慌てて声の主を探す。
ウォルター先生の声ではない。
でもこの声は知っている。
僕は導かれるように、パステルカラーの中にたったひとつあるビビットな赤い風船に近づいた。
「そうだ、君――」
風船に映るのは幾度目かの引っ越しで出会った赤毛の少年。
彼のことを思い出すと、胸がちくり、棘みたいな後悔で痛む。
『大きくなったらまた会える?』
そう聞きたかったのに、忘れられるのが怖くて聞けずじまいのまま、あの街を去ってしまった。
僕は風船の中の少年にそっと尋ねてみる。
「気になる人がいるけど、これは恋かな?」
すると、思い出の中のままの少年が、寂しそうに笑った気がした。
「……あれっ」
いつかウォルター先生に出逢った公園のベンチに座っていた。
空を見上げる。
今にも雪が降ってきそうだ。
ほうっと空へ向かって白くまあるい息を吐く。
あれは――夢だった? それとも、恋?
「……僕は信じてる。運命はある、って……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月09日
参加申し込みの期限
2020年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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