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寝子島高校
Twinkle☆winking
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スケートボードに乗って、颯爽と――というわけでもなく。思案顔の
稲積 柚春
は、公園へと舵をきる。
(これで最後の課題……の、はずだけど)
転校が多く、授業についていくのがやっとだった柚春は、寝子島高等学校に在籍こそしているが通学はしていなかった。
課題を終えれば復学。そう決めていたけれど、不安なのは授業だけじゃない。
公園のベンチに腰掛け、鞄の中を改める。課題に忘れた物はないし、解き忘れもなさそうで。あとは、学校へ行く覚悟を決めるだけだ。
雲間から差し込む日差しが暖かくて、柚春は空を仰ぐ。少し眩しくて、何度か瞬きをしてしまった。
(はやく、何の心配も無く学校に通いたいな)
学校によって、細かな流行が違ってて。仲良くなったと思えばすぐに引っ越しで。
これでは、運命的な出会いなんていつになることやら。
(会うだけなら会えたけれど、相手にはいい人がいるかもしれないしね)
くすりと笑って、プリントに目を落とそうとする。けれど、その視線は青い瞳とかちあって驚きに見開かれた。
「ん? この時間はまだ学校だろ~? どこの生徒だ」
コンビニの袋をぶら下げて、コーヒー片手に歩いてきたのは昼休み中の
ウォルター・B
。
「……チョークの先生?」
「おや、寝子高生かぁ? これは見過ごせないねぇ」
遠慮無く隣に座ったウォルターは、惣菜パンの袋を開ける。補導されないうちに学校へ向かおうと思っていたのに、まさか学校の先生に会うだなんて。
「ちゃんと許可をとって休学中です」
「ふぅん、まあそれなら何も言えないけどさ~」
それから本当に、惣菜パンを完食するまでウォルターは何も喋らなかった。その沈黙が、柚春には痛いほど緊張する。
「あの……」
「うん?」
何か喋らなければ。何か、何でも――。そうして口をついたのは、ある出逢いについてだった。
「運命って、あると思いますか……?」
「え、あるんじゃないの?」
あっけらかんと言い放つウォルターに、呆然とする。それでも柚春は嬉しそうに、恥ずかしさを誤魔化すように鞄を抱きしめた。
「……私も、あると思います」
「何の話か知らないけど、まあ散歩でもして気分転換したら、学校にも来るんだよ~?」
食事の終わったウォルターは、腕時計を見て席を立つ。
柚春も学校へ向かわなければならないが――もうしばらく、熱は引かなさそうだ。
スケートボードを抱え、寝子島高等学校の職員室へ。
今日の課題を提出すれば、改めて今後について相談をするだろう。
「失礼します、島岡先生はいらっしゃいますか?」
少し緊張しながら扉を開ける。雪乃はあたふたしながら、笑顔で出迎えてくれた。
「よ、良かった……! こんにちは、稲積さん。えっと、変わったことは無かったですか?」
「変わったこと、ですか……」
寝子島は不思議なことが起こる、らしい。ひとである雪乃は気づいてないかもしれないし、引っ越してきた柚春にも自覚はないのかもしれない。
けれど、柚春には確かに『変わったこと』があったのだ。
「この島にきて、運命的な出会いならしました」
意味深な微笑みを見せる柚春に、雪乃は踏み込んで聞いて良い物かと気になってしまう。けれど、受け持つ生徒が元気な顔を見せてくれるのは、それだけで嬉しい。
「ここでの生活に慣れてきたんですね。あのっ、とても良いことだと思いますよ!」
空いてる椅子を引き寄せて、柚春に座るよう促すと、雪乃は自分の話題も織り交ぜながら日常を尋ねていく。最後に課題の進捗を確認して、通学への意識調査をすれば今日の面談は終了だ。
「えっと、稲積さん。もうすぐ球技大会もありますし、期末テストも……あっ、だからって強制しているわけではなくてですね」
今回提出してくれた課題が解けるなら、問題なく授業にはついていけるだろう。そうでなくとも、授業に遅れてるからと学校側が通学を拒否することはない。柚春自身に、何か不安な点があるはずだ。
(今、断言することはできないけれど。誰かさんが教えてくれたように散歩でもして――)
「はい、前向きに……考えたいと思っています」
何やら思い出し笑いをしてしまう柚春に困惑しつつ、雪乃は教室に全員揃う日を楽しみにした。
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あとがき
担当マスター:
浅野 悠希
ファンレターはマスターページから!
みなさまご参加ありがとうございます、浅野です。
ウインクのおまじない、ささやかな願い事は叶いましたか?
オクトーバーウインクのおまじないは恋愛に効果があるようですが、そこは不思議なことのある寝子島。
恋愛以外にも効いて貰わなくっちゃ! ということで、皆様の噂の力をお借りして、様々なウインクのおまじないが誕生しました。
もしよろしければ、PCさんたちに良いことがあるように、PLさんがウインクのおまじないをしてあげてくださいね。
これから、寝子島では冬のイベントラッシュですね。
恋愛描写や心情描写を書くのが大好きな私は、とってもとっても楽しみにしています。
またどこかで、皆さんのステップが見られることを願って。
ご意見ご感想、もしくは「読んだよ!」の代わりにダイヤリーのページチェック入れて頂けると、めちゃくちゃ喜びます。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年01月21日
参加申し込みの期限
2020年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年01月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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