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play a game~phantom thief~
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【A4:第二展示室内】
Cat Tearが外部へと持ち出された頃、こちらの展示室内でも宝石を巡り二つのタッグが争いを起こしていた。
「さて、どうしましょうか……」
消火器とは別に持っていたカーテンを大きく広げ、海をとっさに庇ったまではよかったが、修とあゆかに妨害され外に出る事はまだ出来ていなかった。
「悪いが、こちらも仕事なのでな。容赦するつもりは無い」
位置的にガラスケースの近くに居た透が持っているであろうと、修は既に予想を立てている。
海を狙ったのはあくまで囮であり、先の一手で透から奪えていればよかったが、それが失敗した為に棚を挟むように両者は対峙していた。
「……あら、色々あるんですねぇ」
挟んだ棚に飾られるのは、二つの宝石には劣るが、それでも価値のある代物。
それらを見ながら、あゆかはポツリとそんな事を口にする。
「おや、そちらの方は鑑定が出来るようですね。でしたら……これは見分けられますか?」
透が持つのは、棚から取ったCat waterと似た色の宝石。
二つを両手に持ち、片方を海へと渡した上で、小さく手話を伝える。
「……どちらが偽物か、勝負するつもりか?」
「えぇ、そうです。体力のある私か、それともこちらのお嬢さんか。貴方達はどちらを正しいと判定しますか?」
薄く、本当に薄く透は本心から楽しげな笑みを修とあゆかに向ける。
「ん~……わたしならお兄さんですねぇ。八神くんはどちらだと思います?」
あゆかから振られる選択は、修にとって重要となる。
二人を選べば取り逃がす可能性は高い。だが、一人であればあゆかと協力して奪う事は決して不可能ではない。
その上で、自分であればどうするか――それを修は考え、一つの結論を出す。
「俺も同意見です。小山内は無視しても構わないでしょう」
あゆかを先頭とし、その上で修自身が透を抑えられればそれで問題は無い。
海が何をしようと、行動を起こした時点で修が立てば体格さもあり、海は手出し出来ないだろうと判断した上で。
「決まったようですね。では、答え合わせと行きましょうか!」
海と透、二人が同時に入口側を目指し駆け出していく。
修達もそれを追い、透に向かって駆け出すが――突然透が二人の進路を塞ぐ形で立ち止まっていた。
「なっ……!」
「残念、答え合わせは外れのようですね」
にこやかに透はその言葉を口にし、扉の前に立つ海の背中を押し、そのまま外へと押し出す。
手話で伝えた、海だけが逃げるでも逃げるように、と言った事を実際に行う為に。
「あららー、扉閉めちゃいましたね」
カチャリと音が鳴り、それが扉の鍵を閉めた音である事をあゆかと修も理解する。
「逃がさないつもりか?」
「えぇ。ここから出られても面倒ですからね。後はあの子に任せますよ」
通路の状況は確認出来ていないが、それでも透は海を逃がすことに成功していた。
――修とあゆかの意表を付けたことに、心底満足したような顔を二人に向けながら。
【A2:第一・第二展示室前通路】
だが、海が外に出れた事は、同時に梢の行動を開始させる事を意味する。
「それ、確保ー!」
大きく声をあげ、梢は扉から出てきた海に対し、警備員をけしかける形で指示を出す。
それに対し、海はローション入りのボトルを取り出し、床に撒く為にボトルの口を下に向けるが――
「――残念だったな」
小さく、第一展示室から声が聞こえ、海の視線は微かに開いた第一展示室からこちらを覗く一人の男性――刀の姿を捉える。
そして、その手に持たれたスイッチにも。
――トラップツールが作動し、通路一帯が強い光と煙に包まれる――
一時的な視界の略奪、その上で痺れるような感触と共に通路上の全員がその場に倒れこむ。
扉を閉めていた事でそれから回避した刀は、煙が晴れると同時に直ぐに小山内の下へと向かい、手に握られていたCat waterを奪っていた。
「ごめんな、小山内。今回ばかりは負ける訳にはいかないんだ」
若干の罪悪感が刀に生まれるが、それでも宝石だけは持ち帰らなければならない。
だからこそ、そのまま外部へと通じる窓に向かう――はずであった。
「何――!」
――しかし、その行動は完全に油断していた刀に与えられた一撃により不可能になる。
「それ、返して欲しいんだけどな。小山内さん、僕達の味方だしね」
強く叩かれた背中の痛みを押さえ、刀は体勢を仰向けに変え、自分を攻撃した人物――ねむるの姿を捉えていた。
「悪いが、これを渡すつもりはない」
「そ。なら力ずくになるけど、いいよね?」
立ち上がる刀に対し、アウトボクシングの構えを取りつつ、ねむるは刀と対峙する。
対する怪盗が男性であれば、ねむるも手を抜くつもりは無い。
そして、それが運動神経のいい刀であれば尚更に。
「……そうだな。それしかないか」
全員が回復するまでの時間は、およそ数分。
その中で、ねむるを抑えた上で逃げ出せる確率は非常に低い。
なにより――ねむるにとっては海さえ起きてくれれば、トラップという最大の手が残されているのだ。
「そういう事。じゃあ、いくよ――!」
距離を一定に保ちつつ、ねむるは最低限の足止めの為にその腕を伸ばす。
――だが、今度はねむるが驚く番となっていた。
「刀ちゃん!」
大きく声を張り上げ、逃げるべき道の先にある窓から真央が刀へと声を掛ける。
真央が居る位置は外縁部
、その上で、今まさに刀を助けるべく窓から中へと入ろうとしていた。
「後木、窓を開けたままそこで止まれ!」
どちらかが、ここから宝石を持ち去れば目的は達成される。
――ならば、刀が選ぶ道は唯一つであった。
「そこって、まさか……うわ、ちょっと待って!」
刀が何を選んだのか、ねむるもそれに気づき、構えを解いた上で刀の行動を抑えるべく全力で駆け出す。
だが――それも一歩間に合わない。
振りかぶった腕は無常にも振り下ろされ――その手に握られていたCat waterは真央の下へ投げられていた。
「とう、なのだ! バッチリ取ったのだー!」
ガッシリと宝石を掴み、真央は開けた窓から誇らしげに刀に見せる。
――同時に、その姿をかき消しながら。
【状況終了】
二ツノ宝石ノ外部到達ヲ確認-ゲームノ強制終了条件達成
全テノプレイヤーノ消去、世界ノ消去ヲ開始
【結果】
『タッグ・ピンク』
対象プレイヤー:
屋敷野 梢
壬生 由貴奈
勝利判定:目的ノ宝石取得未達成-判定勝利(×)
『タッグ・ブラック』
対象プレイヤー:
後木 真央
御剣 刀
勝利判定:目的ノ宝石取得達成-判定勝利(○)
―― game is over ――
【現実:図書館の自習室】
光を徐々に消しながら、マイスターは全ての意識の解放と自身の変化を行い、姿を消していく。
プレイヤーが目覚めた時に、ゲームを夢とし忘れるのか、それとも明確な記憶として覚えているのか、全ては各自の判断に委ねられる。
だが、それらの記憶の中でもマイスターに関する記憶だけは綺麗に抜け落ちていた。
次のゲームは、誰かがマイスターをプレイした時。
その時まで、マイスターはどこかで静かにその時を待つ――
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あとがき
担当マスター:
御神桜
ファンレターはマスターページから!
まずはご参加いただきありがとうございました。
各アクションを判定した上で、どのチームも健闘した結果、今回の勝利者は【ピンク】・【ブラック】の両タッグがそれぞれ宝石を取得し、勝利と判定させていただいております。
アクションの判定等、簡易ではありますが個別にてお送りいたしますので、よろしければご確認ください。
今回のリアクションが、少しでも皆様にとって楽しめるものになっていれば幸いです。
それでは、よろしければ次回のシナリオにて参加をお待ちしております。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
定員
16人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月28日
参加申し込みの期限
2014年07月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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