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薬局アネモネの思惑
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店のカウンターにいた柘榴は不意に顔を上げた。瞬間、片方の口の端を上げて笑う。
「よォ、いらっしゃい」
「薬局さんの売り上げに協力してあげるね☆」
「そりゃ、助かるぜ」
柘榴の目が
姫神 絵梨菜
の全身に及ぶ。やはり、同じような笑みになった。
絵梨菜は丈の短い長袖の茶色のジャケットを着ていた。胸元は開いていて黒いビキニのブラジャーが覗いている。スリットの入ったタイトスカートから伸びた脚は見事な脚線美を誇り、店内にハイヒールのブーツの音を響かせた。
「薬局さんは女の子に欠かせない場所だよね」
リップクリームや美容に関する細々とした商品を素早く確保する。
「アネモネブランドもよろしくな」
柘榴の言葉に絵梨菜は、にっこりと微笑んだ。
「サプリも大事ですよねっ!」
絵梨菜は両方の掌に商品を乗せて会計を済ませた。
「その足元の紙袋は?」
「闘技場を盛り上げるもの、かな」
「そっちの客でもあるのか。いいぜ、楽しんで来いよ」
軽い会釈をして絵梨菜は店の奥に通された。
「良い感じになってきたぜ」
柘榴が落ち着く間もなく、
後木 真央
が赤いジャージの姿で店内に駆け込んできた。
「お薬くださいなのだ~」
猫のように両目を細めて真央は元気に言った。
「なんでも揃ってるぜ。希望する物はあるのか?」
「真央ちゃん、どう頑張っても時間が足りないのだ。一日は三十時間くらいがいいのだ!」
「スケールのでかい話じゃねぇか」
カカッ、と柘榴は笑った。
「真央ちゃんの毎日はハードモードなのだ。学校の授業を受けて、部活動に励んで、寮に戻ると十五時間になるのだ! ご飯を食べて、お風呂に入って、宿題を頑張って、メイド喫茶のバイトに行ったら、寝る時間が三時間しかないのだ!」
「そりゃあ、大変だな」
「そうなのだ! だから、真央ちゃんは欲しいのだ! 三時間の睡眠で完全に疲れが取れて、飲むのが癖にならなくて、お花畑が見えなくて、一時間のバイト代の七百五十円くらいで買える、そんな一本が欲しいのだ!」
真央は握り締めた拳を突き上げる。頭頂の癖毛が勢いよく振れた。
「ニャンダフルDはどうだ? サプリメントの併用なら、ニャンダーZだな。値段はワンコインの五百円だ」
「買うのだー。あ、あといつものマタタビ粉をくださいなのだ」
「ああ、いいぜ。だが、やり過ぎるなよ? 猫が呼吸困難になるかもしれねぇからな。お、いらっしゃい」
柘榴の最後の声に真央が後ろを振り返る。
無地の長袖にスラックスを穿いた
八神 修
が店内に入ってきた。僅かに遅れた
逆巻 天野
は黒一色の僧衣にも似た身なりであった。
「修ちゃんと天野ちゃんも、お薬を買いに来たのだ? 真央ちゃんは用事が済んだから、探検するのだ」
カウンターの奥を指差した真央は、突撃なのだー、と勇ましい声で走っていった。
「俺も急ぐか」
修はニャンダフルDとニャンダーZを手に取り、レジで支払いを済ませた。真央の消え去った方向に歩を進める。
それとなく目で追っていた天野が声を掛けた。
「そちらに何があるんだい?」
「……白いジャングルだ」
修は背中を向けた状態で軽く片手を上げた。
「ククッ、白いジャングルか。覆面レスラーが登場しそうだな」
柘榴は修を見送ったあと、改めて天野に目を向けた。
「お前は何が希望だ。言ってみな」
「生薬なんですが、ありますか?」
「厳しいな。生薬を元にした薬やドリンクはあるが、それじゃあ、ダメだよな?」
天野は黙祷のように目を伏せて言葉を紡いだ。
「梅雨の時期は体調を崩し易いんですよ。そこで生薬を薬膳料理に活かそうと思って」
「俺の知り合いに漢方薬剤師がいる。少し待っていろ。地図を描いてやるぜ」
その時、カウンター隅の電話の子機が鳴った。無駄のない動きで柘榴は手に取る。
「……そうか、闘技場が。……客の入りは悪くねぇ。……おう、そうだな。きっと盛り上がるぜ、カカッ!」
天野は神妙な顔で聞き耳を立てているようだった。
「気になるか?」
子機を置いた柘榴が天野に向かって言った。
「正直に言って気になりますね」
「良い反応だ」
柘榴は親指を立てて後方を指し示した。
「第一試合が始まるらしいぜ。地図は帰りに渡してやるから安心しな」
「では、見学ということで」
一礼した天野は眼鏡の位置を正して、ゆっくりと一歩を踏み出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
スポーツ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月24日
参加申し込みの期限
2013年08月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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