this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
化かし狐のお礼参り
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
33
つぎへ >>
端麗な顔立ちに、ほんの少しだけシニカルな笑みを漂わせて、
エレノア・エインズワース
は手の中の携帯のページを繰っていた。緑の瞳が追うのは『ねこったー』をにぎわせている化け狐の噂だ。先日は猫又川でだれかれ構わず幻で惑わせ、結局はもれいびたちに退治されたものの、その時のことを根に持って、今日の夜また街に下りてくるのだという。
エレノアは今まさに、その『現場』であった川を見下ろす橋に立っていた。もはや狐騒動の名残はなく、川はさらさらと穏やかに流れている。何の変哲もない光景の中に、彼女は一人気になる人物を見つけた。短めの黒髪がランダムに踊る少女、その顔はエレノアの見知ったものだ。だがまとう雰囲気は人々が知る『彼女』、
添木 牡丹
のものではない。制服の代わりに着物をアレンジしたデザインのドレスに身を包み、右目を覆い隠すように狐面をつけている。尾こそないが、まるで彼女自身が妖狐の化身のようであった。日常のなかに産み落とされた非現実的な姿、赤と白、黒と金が踊る中にエレノアは狂気を感じ取る。
(あれは……あの妖怪の呪縛を逃れた少女)
エレノアは『彼女』を知っているはずだ。心を奪う妖怪と対峙してなお、
己を保ち続けた
……いや、表の人格を犠牲にして自分の欲望を果たさんとした『裏』の少女。
「先日はどうも。……『今』は『どちら』です?」
妖艶な和風ゴシックの少女……牡丹と呼ばれるべき少女は、エレノアの声に振り向く。狐面の下からのぞいた瞳は、血のように赤かった。やはり、と確信したその一瞬後にはエレノアは欄干に追い詰められ、のけぞる喉元にはメスが押し当てられていた。
「アハッ★……どっちだと思いますぅ~?」
もう一方の手はエレノアの利き腕を封じている。腕の付け根に指をぎりぎりと押し込まれ、指先が痺れ始める。両足の間には少女の脚が割り込み、蹴りを放つことを禁じていた。
「『以前』お会いしましたよね? 落神神社で。あの時はお見事でした。今日は狐に会いにお出かけですか?」
鈍色のエレノアに絡みつく黒と赤の少女は、それを聞くとにんまりと笑い、白い喉からメスを遠ざけた。傾きかけた陽を一度だけ反射して、輝くメスは緋の裏地が打たれた袖口に吸い込まれていく。
「『のばら』です♪ あなたも狐と遊びたいのかしら?」
「無論です。愉快なことは大好きな性分なものですから」
エレノアの答えに、のばらは目を大きく見開き、それからキャハハと高らかに笑った。
「奇遇ですねぇ! 私も、なんですよぉ……アハハハ!」
可憐のうちに残酷な狂気と冷徹な皮肉を秘めた少女二人は、並んで同じ道を歩むこととなる。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
33
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
化かし狐のお礼参り
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
前回シナリオ
猫又川の狐化かし
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月06日
参加申し込みの期限
2013年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!