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化かし狐のお礼参り
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もうすぐ日が暮れる。それまでにできるだけ多くの人に情報を伝えなければ。
後木 真央
が握り締めているのは携帯電話。見つめるのはつぶやき型SNS『ねこったー』だ。真央は今晩到来する狐の『お礼参り』に対抗するための情報を定期的に流していた。島民の多量の書き込みでたちまち真央のポストは流れていく。狐の話に興味がない者は読みもしないだろう。それでも真央は情報拡散を続けた。
『今日の夜、化け狐が現れるのだ! 身を守るために幻覚破りを覚えておくのだ!
1.自分の眉に唾をつける
2.自分の体を傷つける
3.煙草の煙は幻術自体には効果がない
4.狐は犬を怖がるけど幻術を封じることはできない』
『怪しい人物に出会ったら狐の窓を作ってのぞいてみるのだ!
1.両手の親指、中指、薬指をつけ、人差し指、小指を伸ばしてキツネの顔型を作る……』
前回の騒動にも直接関わった真央には、ずいぶんと対幻覚の知識が備わっていた。図解を見ただけでは及びもつかない複雑な『狐の窓』の指の組み方についても、すっかり頭に入ってしまっている。初めて組む人でも形になるように、真央は丁寧な解説付きポストを行った。時折、『また寝子高生のフシギごっこが始まったか?』などと言った、からかいのリプライが入る。フツウしか知らない『ひと』たちの認識はこの程度なのだ。真央はそんなものにかまってはいられなかった。
「そうだ、修ちゃんはどう考えているのだ? 聞いてみたいのだ」
真央は
八神 修
にメールを一通飛ばす。返答は少々予想外なものだった。
『前回と違って大して切迫性はないだろう。町中は人間のテリトリーだし、俺たちは反撃も防衛もできるからだ』
この前、修はかなり厳しく狐に対処していたはずだ。
『そうなのだ? 修ちゃん、カーキーまで連れてガツンとやってたはずなのだ』
『町で暴れたら付近の住民の迷惑だろう。俺は行為を止めたかっただけで、狐が憎いわけでもない』
納得していいのか、疑問に思っていいのかわからないまま、真央はなるほど、と思った。修は善悪の基準や自分の好き嫌いといった感情と切り離した何か、真央にはまだよくわからない基準でもって物事を判断しているのだろう。わからないが、修は心から信頼できる友なのだ。真央は友をただ信じた。
「動物のことならきっと修ちゃんはうまくやってくれるのだ」
夜になったら、自分はどう動こうか? それを考えながら、真央は『ねこったー』の流れを追う。
「他の連中はどう考えているんだろうな。まさか退治する考えの者の方が多いなんてことは」
修は少し考える。自衛のためにスタンガンを携帯し、玄関へ向かった。ペットたちが主人の動きをさっと目で追う。散歩ではないとわかると、すぐにみなおとなしくなった。
「カーキー」
一匹の子犬の名を呼ぶ。幼年ながらきりりとした面立ちの雄犬が、待っていたと言わんばかりに飛び出した。カーキーは妖狐――どうやら噂では、名乗るべき名を持っているのだそうだが――に出会い、これを撃退した実績を持つ。その賢さと勇敢さに期待して、修は再びカーキーを連れて出ることにした。
「狐のにおいは覚えているだろう。力になっておくれ」
子犬は心得たと言うように、主人の手に鼻面を寄せた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
前回シナリオ
猫又川の狐化かし
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月06日
参加申し込みの期限
2013年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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