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【生徒会選挙】歴代生徒会長からの挑戦状～リゾルブ・ワールド！
●寝子島マイバッグコレクション・その２
「好きなバッグに出会ったら声も手も挙げてけー？ 素敵なマイバッグを見せてくれるのは……コイツらだッ！」
志桜里はレゲエホーンを鳴らしながら下手に消え、入れ替わるように上手から卵城 秘月が登場する。
服装はバスケット部のユニフォーム。
171センチの長身で、ショートパンツから伸びる脚は女子が惚れ惚れする形の良さ。
ポニーテールに結った腰ほどまで長い藍色の髪が、一足ごとに揺れる。
肩に掛けてアピールするマイバッグは、部活に使う大きめのスポーツバック。
流し目でステージ袖にいる志桜里に目配せすれば、志桜里がラップでアピールポイントを紹介する。
♪ウリは防水 大容量
♪運動してたら欠かせない水分
♪ペッドボトルや水筒数本
♪無理なく収納 防水仕様
秘月はラップに合わせてバックをあけて、水筒やペットボトルを入れるホルダー位置を観客に見せる。ここに入れておけばバッグの中身が濡れたりしないのがいいところだ。それからバックの口を閉め、紐の配置を変えてやれば、肩掛けカバンが、両肩で背負うリュックサック風に早変わり。
（このバッグ、状況によって分けられるのも魅力なんだよね）
その場で一回転して、背中に背負ったバックを良く見せるポーズをとると、一斉にフラッシュが焚かれる。
このショーの撮影とＳＮＳ拡散はマナーの範疇でＯＫということになっている。
秘月は一度だけ振り返って観客に軽く手を振ると、バッグをリュックサック風に背負ったまま颯爽と退場。
（さてどれだけ魅力とか伝えられたかは分からないけど地球にも楓香君にも少しは役に立てれたらいいな）
続いて、レゲエホーンの祝砲を受けて登場したのは水上 桜。
持参したのは、中学校の時に家庭科の授業で作ったエコバッグだ。
形状はトートバッグ状で、見た目はざっくりとした質感。素材はたしか５００円程度で安かったけれど、丈夫な帆布で、無地のものを染めずにそのまま使っている。
桜らしいのは、それだけではシンプル過ぎると、持ち手に色とりどりに弾むアクセサリーを飾っているところ。それらはすべて自作で、海岸で拾ってきた緑だったり透明だったり茶色だったり水色だったりするシーグラスに穴を空けて繋いだキーホルダーや、遠い国から流れついたのであろうシノワズリ風の陶器の欠片を使ったブローチ。今回のテーマに沿うように、徹底して環境に優しい一品だったりする。
水泳部と家庭科同好会の掛け持ちで荷物が増えたりしたときに普段づかいしているバッグだから、特段気取らなくてもいい。
桜は制服姿で自然体のままランウェイを歩く。
エコバッグを目立たせるような感じで、バックを肩にかけている方を観客にアピールすると、志桜里のラップが魅力を伝えてくれる。
♪シンプルな帆布
♪Fragment 跳ねるライト
♪部活の荷物 かさんでもAll right
歩きながらふと、桜は首を傾げた。
（なんか妙に注目浴びてるな……）
しかも男性陣から。
――あ、あの子。
――『寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト！』に出てた……。
――競泳水着に濡れ透けシャツの……。
そんなひそひそ声と好色な視線に桜は気づかなかった。
ランウェイを終え、ステージ袖に控えていた楓香にひそひそ声で話しかける。
「妙に視線が集まってたけど……そんなにこのバッグよかったのかな？」
薄々事情を察していた楓香だったがここは敢えてそれは告げず。
「きっとそうだよ！」
笑顔で桜を労ったのであった。
さて、続いて登場したのは美化委員長・本条 小萩であった。
露草色の瞳をまっすぐに観客に向け、つんと胸を張って歩いてくる。
ゆるくウェーブがかかった黒髪が、肩のあたりでふわふわ揺れる。
秋色のカーディガンに白いブラウス、瞳の色とお揃いの露草色のフレアスカートという出で立ちでシンプルにまとめ、主役のエコバックを引き立たせるのを忘れない。
一見可憐な少女に見える小萩であったが、その内面は情熱的な芸術系で、自分を主人公にした漫画を執筆したり、無根拠に「自分はすごい」と自画自賛するようなナルシストな一面も持っていた。
（小萩の卓越したデザインセンスと完成された美しさに人目が集まってしまうのは必然なのですよ）
小萩には自信があった。
自分には華やかな舞台がふさわしい、と。
しかし今日の主役はあくまでエコバッグ。
マイデザインのマイエコバッグは、エコの精神に則り過剰な装飾を避けたシンプルなものだった。
目を引くワンポイントは赤い萩の花のマークで、『小萩』の名をさりげなくアピールしている。
♪ 寝子高誇る美化イインチョ
♪ ゴミ持ち帰り 推進隊長
♪ Say! KO・HA・GI！ KO・HA・GI！
志桜里はラップ調に観客を煽り、KO・HA・GIコールが巻き起こる。
「声援ありがとうございます、美化委員長の小萩です！ 大きめのエコバッグは、ゴミを持ち帰るのにぴったり。みてください。この大容量。コンビニゴミも空のペットボトルを入れてもよゆーのよっちゃんです！」
小萩はバックを開いて観客に見せ、それから張り出されたスローガンをビシッと指さし呼び掛ける。
「みなさーん！ ポイ捨て禁止！ ゴミは持ち帰りましょうね！」
「好きなバッグに出会ったら声も手も挙げてけー？ 素敵なマイバッグを見せてくれるのは……コイツらだッ！」
志桜里はレゲエホーンを鳴らしながら下手に消え、入れ替わるように上手から卵城 秘月が登場する。
服装はバスケット部のユニフォーム。
171センチの長身で、ショートパンツから伸びる脚は女子が惚れ惚れする形の良さ。
ポニーテールに結った腰ほどまで長い藍色の髪が、一足ごとに揺れる。
肩に掛けてアピールするマイバッグは、部活に使う大きめのスポーツバック。
流し目でステージ袖にいる志桜里に目配せすれば、志桜里がラップでアピールポイントを紹介する。
♪ウリは防水 大容量
♪運動してたら欠かせない水分
♪ペッドボトルや水筒数本
♪無理なく収納 防水仕様
秘月はラップに合わせてバックをあけて、水筒やペットボトルを入れるホルダー位置を観客に見せる。ここに入れておけばバッグの中身が濡れたりしないのがいいところだ。それからバックの口を閉め、紐の配置を変えてやれば、肩掛けカバンが、両肩で背負うリュックサック風に早変わり。
（このバッグ、状況によって分けられるのも魅力なんだよね）
その場で一回転して、背中に背負ったバックを良く見せるポーズをとると、一斉にフラッシュが焚かれる。
このショーの撮影とＳＮＳ拡散はマナーの範疇でＯＫということになっている。
秘月は一度だけ振り返って観客に軽く手を振ると、バッグをリュックサック風に背負ったまま颯爽と退場。
（さてどれだけ魅力とか伝えられたかは分からないけど地球にも楓香君にも少しは役に立てれたらいいな）
続いて、レゲエホーンの祝砲を受けて登場したのは水上 桜。
持参したのは、中学校の時に家庭科の授業で作ったエコバッグだ。
形状はトートバッグ状で、見た目はざっくりとした質感。素材はたしか５００円程度で安かったけれど、丈夫な帆布で、無地のものを染めずにそのまま使っている。
桜らしいのは、それだけではシンプル過ぎると、持ち手に色とりどりに弾むアクセサリーを飾っているところ。それらはすべて自作で、海岸で拾ってきた緑だったり透明だったり茶色だったり水色だったりするシーグラスに穴を空けて繋いだキーホルダーや、遠い国から流れついたのであろうシノワズリ風の陶器の欠片を使ったブローチ。今回のテーマに沿うように、徹底して環境に優しい一品だったりする。
水泳部と家庭科同好会の掛け持ちで荷物が増えたりしたときに普段づかいしているバッグだから、特段気取らなくてもいい。
桜は制服姿で自然体のままランウェイを歩く。
エコバッグを目立たせるような感じで、バックを肩にかけている方を観客にアピールすると、志桜里のラップが魅力を伝えてくれる。
♪シンプルな帆布
♪Fragment 跳ねるライト
♪部活の荷物 かさんでもAll right
歩きながらふと、桜は首を傾げた。
（なんか妙に注目浴びてるな……）
しかも男性陣から。
――あ、あの子。
――『寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト！』に出てた……。
――競泳水着に濡れ透けシャツの……。
そんなひそひそ声と好色な視線に桜は気づかなかった。
ランウェイを終え、ステージ袖に控えていた楓香にひそひそ声で話しかける。
「妙に視線が集まってたけど……そんなにこのバッグよかったのかな？」
薄々事情を察していた楓香だったがここは敢えてそれは告げず。
「きっとそうだよ！」
笑顔で桜を労ったのであった。
さて、続いて登場したのは美化委員長・本条 小萩であった。
露草色の瞳をまっすぐに観客に向け、つんと胸を張って歩いてくる。
ゆるくウェーブがかかった黒髪が、肩のあたりでふわふわ揺れる。
秋色のカーディガンに白いブラウス、瞳の色とお揃いの露草色のフレアスカートという出で立ちでシンプルにまとめ、主役のエコバックを引き立たせるのを忘れない。
一見可憐な少女に見える小萩であったが、その内面は情熱的な芸術系で、自分を主人公にした漫画を執筆したり、無根拠に「自分はすごい」と自画自賛するようなナルシストな一面も持っていた。
（小萩の卓越したデザインセンスと完成された美しさに人目が集まってしまうのは必然なのですよ）
小萩には自信があった。
自分には華やかな舞台がふさわしい、と。
しかし今日の主役はあくまでエコバッグ。
マイデザインのマイエコバッグは、エコの精神に則り過剰な装飾を避けたシンプルなものだった。
目を引くワンポイントは赤い萩の花のマークで、『小萩』の名をさりげなくアピールしている。
♪ 寝子高誇る美化イインチョ
♪ ゴミ持ち帰り 推進隊長
♪ Say! KO・HA・GI！ KO・HA・GI！
志桜里はラップ調に観客を煽り、KO・HA・GIコールが巻き起こる。
「声援ありがとうございます、美化委員長の小萩です！ 大きめのエコバッグは、ゴミを持ち帰るのにぴったり。みてください。この大容量。コンビニゴミも空のペットボトルを入れてもよゆーのよっちゃんです！」
小萩はバックを開いて観客に見せ、それから張り出されたスローガンをビシッと指さし呼び掛ける。
「みなさーん！ ポイ捨て禁止！ ゴミは持ち帰りましょうね！」
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2019年10月12日
- 参加申し込みの期限
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- 2019年10月19日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2019年10月19日 11時00分
