【生徒会選挙】歴代生徒会長からの挑戦状～リゾルブ・ワールド！｜リアクション

【生徒会選挙】歴代生徒会長からの挑戦状～リゾルブ・ワールド！

●エピローグ

　放課後。屋上から見る景色は昨日と変わらない秋。
　下校する生徒たちの弾む足取り。
　呉井陽太から飲み物と柿のパイを受け取りながら、志波武道はポツリ呟く。
「これで、現生徒会としては最後になるかな」
「そうだねぃ」
　陽太は一口お茶を含む間の沈黙を経て、灰色の瞳を武道に向けた。
「まだ監査役として色々やる事があると思うけどひとまず、コレだけちょっと言わせて」
「ん？」
「会長。1年間、お疲れ様。たくさんの言葉に耳を傾けて、『皆のために！』と真っ直ぐ進んで行くキミと生徒会の活動ができてよかった」
　武道は息を呑んだ。
　嬉しさと同時に、照れ臭い気持ちもこみ上げてきた。
　多少の困難があっても変わらない、陽太の飄々とした態度や物言いに、どれだけ救われてきただろう。
　だからこその１年間が、走馬灯のように駆け巡り、わずかに視界が滲む。
「陽太くんもお疲れ様。考え足りなくて迷惑かけた事も多かったと思うけど……」
「いや、オレの方こそ色々口出して困らせてしまった事あったしさ。真面目な話……考えが足りない人だったらオレはここまで付いていかなかったよ」
「こちらこそ、陽太くん達と生徒会で動けてなによりも楽しかったよ」
　武道は改まって、握手の手を差し出す。
　陽太はその手を握り返し言った。
「オレも楽しかったよ、ありがとう……！」

　語られない物語も、たくさんあった。
　生徒会という場を通して、さらに育まれた関係もあった。
　いつかきっと思い出すだろう。
　あのときは大変だったけれど楽しかったね、と。
「会長！　ここにいたんだ！」
「呉井さんも！」
　いっしょに生徒会を盛り上げてきた仲間たちが駆け寄ってきた。
「お疲れさまでした！！」
　武道は彼らにも大きく手を振る。
「みんな、ありがとう！！」

＜了＞

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あとがき

担当マスター：笈地行
ファンレターはマスターページから！

こんにちは。シナリオを担当させていただきました笈地です。
この度は大変お待たせいたしまして申し訳ございませんでした！
11月～12月頭が予期せぬ多忙期となってしまいまして、
こちらのシナリオの執筆にお時間をいただくこととなってしまいました。
スケジュール管理の甘さをお詫びいたします。

旧生徒会のみなさま、長い間お疲れさまでした。
個性豊かでいて、会長を中心にまとまっている印象を受けていました。

新しい生徒会のみなさま、新しい仲間はいかがでしょうか。
どんなカラーの生徒会になっていくのか楽しみです。

それではまたの機会を楽しみにしております。笈地でした。

▼運営部より

前生徒会役員のみなさま、本当にお疲れさまでした。
みなさまのおかげで楽しい寝子高生活が送れたことと思います。

寝子高では、前生徒会長が「監査」として残ることが慣例です。
監査を辞退することもできて、その場合は原則として空席となります。
前生徒会長の志波さんが、ご自身のお好きなタイミングで自由に決めていただければと思います。

新生徒会役員のみなさま、これからよろしくお願いします。
企画やご提案などがありましたら、いつでもお気軽にお声かけください。

生徒会コミュニティの管理人は、新生徒会長に変更となります。
お手数ですが、プレイヤーさま同士で変更の手続きをお願いします。
特に期限などはありませんので、お時間に余裕のあるときに行っていただければと思います。

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

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