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寝子島高校
<基本給+歩合>寝子島デジタルマッピング
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昼・猫鳴館
そこは、鬱蒼とした木々に囲まれ、晴れの日も若干じっとりとした湿気をはらんでいる。荒廃と修繕と混沌をこねくり混ぜ合わせた外観は、否が応でも積み重ねられてきた明暗混濁とした歴史を感じずにはいられない。寝子島高校の裏手に位置するそこは、地図には載っていない非公認寮、猫鳴館。
物置と思われる畳部屋に腰を下ろした
八神 修
は、ヘトヘトになった体を少しでも癒すため、できる限りじっとしてようと決めた。冷えたお茶を飲むと心にまで染みる。
「なんだい、だらしないねぇ」
嘆かわしく言うと、
桜崎 巴
も畳に大げさに座った。カメラの重量も手伝って、ホコリがモフッと舞って空気を汚した。が、巴にとっては慣れたものなので意に介さない。
「全く……ここから通っている連中の気が知れんな」
ホコリの一団が修の元にまで届き、露骨に不快な顔をする。
「星ヶ丘寮のおぼっちゃまには、ここまでの道も、この館も、低俗で野蛮なものに感じるだろうけどねぇ。私にはこの上ない極楽浄土だよ」
カメラを壁に立てかけると、大きく伸びて畳に横たわる。
「そういえば、後木がご飯にすると言っていたが、食堂はどこだ?」
「ここだよ」
「なん……だと?」
「お待たせなのだ!」
後木 真央
が大皿におにぎりをのせて運んできた。
「みんなも一緒にお昼を食べようなのだ!」
後からぞろぞろと、猫鳴館に住む、非公認の寮生たちが入ってくる。パンツ一枚で頭ボサボサの浮浪者みたいなのから、ピシッと格好を正した常識人まで、あらゆる人種が物置改め食堂を埋め尽くした。中にはスコップを持つ者や、ヘルメットを被り顔や服に土を付けた者までいる。
(ここは……ガテン系の休憩所か何かか?)
「修ちゃんも食べるのだ! ここまでご苦労様だったのだ! みそ汁もあるのだ!」
「あ、ああ」
おにぎりは塩だけで、みそ汁には、この辺りで採れたものだろうか、謎の山菜が入っている。
(ほう……)
しかし、修がうなってしまうほど味はしっかりとしている。
(星ヶ丘寮ならレストランかルームサービスだが、たまにはこういう手作り感満載な食事も悪くないな)
素朴なみその味にホッと一息つく。
真央や修が食事をしている傍らで巴が立ち上がる。
「ん、どこかに行くのか?」
「もう十分に休憩はとれたからねぇ。ここからは手分けして別行動ってことで、私は失礼するよ」
「おにぎりを持っていくのだ! 気をつけていくのだ!」
「ありがとう。じゃ、そちらも達者で」
食堂を出た巴は、数分後、館の一室にある地下へ続くはしごを下りていた。
(モグモグ……真央が飯をふるまっているから、無人のようだねぇ)
カメラごと落ちないよう慎重に下りきると、おにぎりを食べながら
地下帝国
を撮影し始める。
(温泉を掘り当てたせいか、梅雨が近いからか、ちょっとジメジメするねぇ)
この地下帝国を世界中に知らしめてやろうというのが巴の狙い。
(ここに商業的価値を見いだす資産家あたりが乗り出してくりゃ、猫鳴館が寝子島経済の中心になる可能性だって否定できないってもんさ)
そのきっかけを担うのは自分だ。重大な責任を世界から仰せつかった使節にでもなったつもりで、巴は堂々と地下帝国の奥を目指す。地下にはランプが定期的に置いてあり、カメラ撮影は十分可能だろう。
「?」
ゆらり動く影を認めた巴は、薄暗い空間を凝視した。
「誰か、いるのかい?」
広い地下空間に巴の声が響く。直後、複数の人間の駆ける足音が聞こえた。それは少しずつ遠ざかっていく。
「なんだい、猫鳴館の人間なら挨拶くらいしなよ!」
そんな脅しの声も、空しくこだまするだけ。すでに足音はなくなっていた。
「……ま、よしとするか」
今は歩合稼ぎと、地下帝国繁栄に精を出すとき。とりあえず温泉地を目指して地下を行く巴だった。
逃げていった謎の影は、<
シーノ
>と呼ばれる組織の偵察班。
地下帝国に災難
が訪れるのは、もう少し後の話である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月13日
参加申し込みの期限
2013年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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