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<基本給+歩合>寝子島デジタルマッピング
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昼・寝子島シーサイドアウトレット
「そこの不格好なヤドカリさん」
アウトレットのオープンカフェで休憩をとっていた
桃川 圭花
は、うなだれて歩くバイト仲間を呼び止めた。
「あなたよ、あなた」
「ぼ、僕ですか?」
松谷 洋志
はどぎまぎしながら自分の強ばった顔を指差す。
「そんなに慌てないで。ちょっとこの件についてお話しましょう」
椅子に寄りかけたカメラに手を伸ばす。もう片方の手で、洋志に相席を促した。
「な、なんでしょうか」
女性の相手には慣れていない洋志。視線をどこに定めたらいいのか分からず、麦わら帽子で顔を隠すようにうつむく。
「ね、何撮ったか教えてくれない?」
「いや、それが、実はあまり撮れていないんです」
時計台をよじ上った
北 玄
と一緒に、さっきまで事務室で叱られていたとは、言えなかった。
「ふーん」洋志をじっと見ながら、カフェオレのストローに口をつける。「じゃあ、これから何を撮る予定かしら?」
「あまり人が多いとこは苦手なので、これから寝子ヶ浜海浜公園の方へ行こうかなと」
「なるほどね」
お気に入りのクロックムッシュを一かじり。洋志に向けて「食べる?」というポーズをしてみせるが、ブンブンブンと思い切り首を横に振って断られた。
「どうやらこのコースを歩いているのは私と松谷さんだけみたい。そこで相談。松谷さんはこのまま海浜公園の撮影に今すぐ行ってきて。私はこのままアウトレットを隅々までショッピング……マッピングするわ。そうすればお互い画像が被ることもないし、歩合を多く稼げるはずだから」
「そうですね、そのほうが効率いいですし……そうしましょう」
こうして洋志は、桜川を渡って寝子ヶ浜海浜公園を目指すことになる。
洋志がとぼとぼと歩く橋のすぐ下、桜川の上にプカプカ浮かぶボートでは、
亜魚隈 猯利
が糸を垂らしている。コンパクトロッドなので釣果を望んではいなかったが、思いのほか食いはいい。ウグイやハゼ、河口付近のためマアジやシロギスも釣れた。
カメラにはタオルをかけ、釣りポイント情報は残さない。海や川からの画像は十分撮れたはずなので、歩合は期待できるだろう。
あとは、のんびりと釣りを楽しもう。
何よりもの幸せを満喫する猯利だった。
一方、アウトレットに残る圭花は、
(やっぱり最初のスニーカーが一番気に入っちゃった。さっきとは違うコースを歩いてお店に向かいましょ♪)
買い物を最大限に楽しみながら、こちらも歩合をがっぽり稼ぐのだった。
そこから少し離れたところ。シーサイドアウトレットのシンボル、大観覧車。20分ほどで一周する、全世代向けアトラクションに、15分ほどの列が作られていた。これに満を持して乗り込んだのは、
霧生 深雪
と
ロベルト・エメリヤノフ
の2人。といっても、
(男2人でって……シュール過ぎるだろ……)
深雪のほうは嫌々だった。
(まあでも、上から見る景色は結構いいかも)
2人のカゴは4分の1を過ぎ、アウトレットを行き交う人々がいよいよ小さくなっていった。深雪が座っている位置から向かって左、南東の方角には、水平線が見えてくる。その所々にはミニチュアのような船たちが各々の針路をとっている。雲は散らした程度でほぼ一面の青。反対側、北西の方角には、海浜公園の緑がまず目に飛び込み、木天蓼大学を越えてシーサイドタウン駅。ねこでんが緩やかなカーブをちんたら進み、駅へと吸い込まれていく。さらにその先、慣れ親しんだシーサイドタウンの街並みが広がっていた。
(この画像は、かなり高得点が狙えそうだな)
向かいの席を占領するカメラは、今は安定しているが、いつカゴが揺れて傾くか知れない。いつでも支えに入れるよう、少し腰を浮かせつつ、景色を楽しむ。
一方、深雪と密着して座るロベルトは緊張した面持ちで2人だけの時間を堪能していた。
ごくり。
言葉は出ず、つばを飲む。何か気の利いたことでも言わないと、と自分に言い聞かせればするほど、頭の中は真っ白になっていく。使命を感じ、強引に観覧車に乗ることを提案したものの、具体的な行動には踏み切れない。ただただ、隣の美少年に見とれることしかできなかった。
「俺の顔に何か付いてるか?」
顔は外へと向けていたが、ロベルトの熱すぎるまなざしに気づいた深雪の方から声をかけた。
「いや……何を見ているのかなと思ってさ」
「別に、何も」
カゴはいよいよてっぺんへと達し、寝子島全体、そして本土までが見渡せるようになった。
「なあ……霧生って将来の夢とかってあるの?」
少し待ってみたが、深雪からの返答はなかった。
「僕はまだ決まってなくてさ……周りの人の夢とか、参考にしたくて」
自分の話をちゃんと聞いてくれているのだろうか、とロベルは不安になる。深雪は、遠く本土の方を眺めて、寂しい表情を作っていた。
(せっかくの2人きりだけど……なんか気まずいな)
すぐ目の前で、カメラがジーッと2人の様子を見守っている。
(そうだな、俺の夢は……)
深雪は願う。弟、母、父。家族とまた昔のように……。
本土にいる彼らの姿を空に描く。
2人の微妙な心情を投影しながら、観覧車は下っていく。次第に建物たちは手の届くところまで迫り、下界の喧騒が2人をまた現実へと引き戻していく。深雪は忘れられない過去、そして本土の家族を思い出し、ロベルトにとっては、忘れられないデートの一幕となった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月13日
参加申し込みの期限
2013年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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