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<基本給+歩合>寝子島デジタルマッピング
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昼・九夜山山中
自身のろっこん「トンビの飛翔」で、
奈良橋 博美
は崖から崖へ飛び移る。腰に巻いていたロープをほどくと、頑丈な大木に縛り付けた。
「うん、いい眺めだ」
彼女が立っている場所は、歩いて来るには相当の苦労のいる地点だ。伸びたい放題の草木を分けると、キラキラと光る木天蓼湾が見渡せた。
「これは歩合が期待できるかもな」
にやり笑むと、向かいの山道に立つ二人に向けて両手を振った。
「うし、行ってくんべ」
鈴野 海斗
は合図を確認すると、肩に一台ずつ背負っていたカメラの片方を下ろす。
「さすがに二台でここはきついから、桜井さんのは置いてくべ」
「ん、むしろここまで持ってくれてサンキュー」
「こんくらい朝飯前だべ」
桜井 ラッセル
はカメラを受け取ると、自分の背へと持っていく。
「すぐ戻ってくるべ」
重たいカメラを背にしながら、ロープにつかまる海斗。気にぶら下がる大猿のようだ。
「あ、俺はそろそろ別行動にするよ」
「おーそうだべかーじゃあ奈良橋さんに言っておくべ。気をつけてー」
「んじゃーな。お前らもがんばれよ〜」
ラッセルが手を振ると、海斗はロープを伝って、博美のいる側へと向かう。
「まあなんともパワータイプなお二人で」
途中まで見送ると、正規の道を逸れ獣道へと踏み出すラッセルだった。
「おーいい景色だべなー」
ロープを渡りきった海斗は、足場の少ない崖上からの絶景に心を奪われた。
「日頃から散歩している山道だけんど、この景色は奈良橋さんがいないと出会えなかったべ」
カメラがしっかり撮影できるよう、前のめりになって木天蓼湾を見渡した。
「ラッセル君にも見せたかったけどな。残念」
「彼は彼で、きっと穴場を見つけるべ」
「だといいな」
しばらく絶景の見える崖にたたずむ2人。
奈良橋 博美
と
鈴野 海斗
。力技で高額歩合ゲット。
心強い仲間と別れてさっそく、ラッセルは後悔の念にさらされていた。
「やっぱりこの機材持って山登るのはきつ……」
踏みならされていない険しい坂道。普通に歩くだけでも一苦労だ。
「飛びてぇ……」
空から見た記憶を頼りに、穴場を目指す。海と空、野生の花が一面を埋め尽くす、人の手が入っていない景色。そこを撮影することができれば、相当な歩合が期待できるだろうし、九夜山を訪れる人もきっと増えるだろう。
「はあ、あ……! ここを登れば中間は過ぎた! がんばれっ俺」
力強く一歩を踏み出した足が、ぬかるみにはまる。
「うおっ」
地面が沈んだかと思ったが、ぬかるんだ土ごと、足が崖下へと滑り落ちただけだった。姿勢を崩し、カメラの重みも手伝って、体はすっと崖へと吸い込まれて行く。崖、というよりそこは絶壁だ。
(やばっ!)
と思ったころにラッセルは宙にいた。真っ逆さまになり、数メートル下の森林目指して落ちて行く——
ちっ、ゲームオーバーかよ。
小さく舌打ちすると、首にさげた金の鍵を握りしめた。
(まあ、人生がゲームオーバーにならなかっただけマシか……)
落ち行くカメラが大げさに木々を砕くのを聞きながら、ろっこん「黄色いピヨコ」でカナリアに変身したラッセルは大空へ舞い上がった。
(ははは、こりゃ怒られちまうかな)
雲がつかめそうなくらいまで上ると、穴場はすんなりと見つけることができた。
(鳥だとこんなに簡単なのに、人間って不便だなあ)
せめて、自分だけでも見届けておこう。穴場を迂回してから、下山するラッセルだった。
桜井 ラッセル
、カメラを破損させたため、事務作業へ強制連行。
山道をあてもなくさまよっていた
邪衣 士
は、天使を見た気がした。
(迷子になった上、幻覚まで起こすことになるとは)
行き当たりばったりで到達した小川。せせらぎと冷たく湿った風、そして透明感のある彼女のいる風景が、士のここまでの疲れを癒してくれる。
天使は、川の石を飛び越えながら、周囲を飛び回る鳥たちに語りかけているようだった。
(でも、背負ってあるあれ……間違いなくグルグルのカメラだ)
士が背負っているものはカメラではなく、熊の毛皮。探検部仲間とはぐれる前、登山道入り口までは自分が背負っていたが、ちょっと歩くだけでも肩や腰に来た。そんなカメラを背負いながら、軽快に川の石を飛び跳ねるとは、肝が据わっているというか……もしものときは大事故になり兼ねない。無謀だ。
足元を全く気にせず、上空の鳥たちと戯れていた
大天使 天吏
は、
「あら?」
邪衣 士
の存在を認めると、目を輝かせてそばへと駆け寄った。
「それ……」
士のトレードマークを指差した。
「ああ、これは」頭上の熊耳を撫でる。「拾い物というかなんというか……」
「いつも一緒にいれて、嬉しそう」
天吏は特に表情を出すことなく、言った。
「嬉しそう? こいつが?」
被っていた熊皮を脱いで、目前へと持ってくる。少し垂れた黒目としばし睨み合う。
「……って、あれ?」
いつの間にか天吏の姿はなくなっていた。遠くかすかに、鳥の音が聞こえる。
「不思議な子だな……」
つぶやいて、熊皮を再びまとったそのとき。
「よーし、ここで一旦休憩としようか」
聞き慣れた声が上流から下ってきた。
「助かった……部長だ」
龍目 豪
がカメラを置き、
北原 みゆき
が弁当のサンドイッチを取り出し食事の準備を始めている。
(そういや、腹減った)
カメラを背負っていないので全く仕事はしていない。少し引け目を感じながらも、探検部に合流する士だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月13日
参加申し込みの期限
2013年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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