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状況を飲み込めず、
上穗木 千鶴
は困惑している。
(たまたま保健室へ『いつものようにさぼりに』行こうと思っただけなのに……)
思わぬ騒ぎに遭遇したものだ。
戸惑う上穗木に
緋紅朱 赫乃
が声をかける。
「上穗木さん、驚くかも、しれないけど、」
今までの経緯を説明され、上穗木はますます混乱するのだった。
二人が今までのことを話している間に、『これから』について話し出す。
「まだ聞かなきゃいけないことはたくさんあるけどよ、
布団があるとはいえ床にあの子を寝かしておくわけにはいかねーじゃん?」
吉祥寺 黒子
の言葉に納得した面々が話を掘り下げていく。
桜 月
がぼそりと疑問を口にする。
「しかし、女の子をこのままにはしておけないとしても、何処へ運べばいいんだろう?
――誰か良い場所を知っていないか?」
千鳥 雅人
は桜の問いに答えずに、クマに話しかけに行く。
「大丈夫、俺はなんにも悪いことしないよ~。その女の子が心配なだけだよ」
揺れるアホ毛を前にして、クマは落ち着きを失う。
狙われていることに気がつかない千鳥はじっとちよを見つめた。
(女の子、気を失ってるし、なんだかずいぶんと弱ってるみたい……。
とりあえず俺の上着を着せて、もっと身体を温めてあげないと)
布団の上から更に上着を被せる。
(それから保健室に連れて行って……)
千鳥は疑問が浮かんだので口に出してみた。
「緊急事態だし、学校の生徒じゃない子を連れて行っても大丈夫だよね?
先生に頼んで、女の子をベッドに寝かせてもらおう」
いいことを思いついたと言わんばかりに、アホ毛がパタパタ揺れる。
クマはそれに合わせて顔を動かしている。
「俺は女の子を傍でずっと看病する!
授業が始まっても、先生に怒られても、絶対傍に居るよ
だって心配なんだもん!」
精一杯の熱意と、元気いっぱいの笑顔をちよとクマに向ける千鳥。
クマはアホ毛を気にしながらも千鳥にありがとうを伝えるべく頭を下げた。
その様子を見ていた
御鏡 聖
が柔和な笑みを浮かべ、クマに近寄る。
「この女の子のお名前はちよさんですか、可愛い名前ですね。
クマのぬいぐるみさんはクマさんですね。
私は
御鏡 聖
といいます。よろしくお願いします。
それから、クマさん。
ちよさんをベッドに寝かせてあげたいので保健室のベッドまで連れて行ってくれませんか?」
御鏡が流麗に挨拶をするが、クマはぼんやりとして反応しない。
「あの、クマさん?」
再度尋ねるも反応なし。
御鏡は
檜扇 唱華
を見る。
檜扇はうなづいて、片目をつむった。
「クマさんどうかなさいましたか?」
『ねぇ、保健室、って病院?』
「いえ、病院ではございませんよ。似たようなものですが」
檜扇の説明を聞いて突如クマが暴れだす。
小山内 海
はスケッチブックを掲げる。
『わたしも、ほけんしつ、いったほうがいいとおもう』
さきほど学食に来たばかりの上穗木も保健室行きを押す。
「皆もクマも少し落ち着いたら?」
今まで静観していた
逆巻 天野
の声がスーっと食堂に響き渡る。
「保健室はやめてくれよ。
あの腕は点滴痕だと思うから、さ」
点滴の痕……。
小山内や宮祀がさっと顔を白くする。
「人が来る様なら、空き教室や校外に行くことを提案するよ。
まず落ち着いて話すことを優先しよう?」
逆巻の言葉は幾人もを説得するだけの力があった。
しかし御鏡はけして首を縦に振らずに、自身の考えを主張する。
「ベッドへ運んだ後は静かに私が付きっきりで看病します。
それだけで不安ならば、体調を崩した方がベッドで安静にしています、カーテンを開けないでください。
と言う理由で人を遠ざけましょう。
張り紙をしておけば保険医の鷲尾先生も無理には覗かないですよね?
あとは、念の為に顔が見えないように掛布団を少し盛り上げておきましょう」
畳み掛けるのではなく穏やかに話す御鏡の言葉にも、力があった。
「本当は……」
息を整えてから、御鏡は先の言葉以上に熱を込めて語る。
「病院に連絡をとってちよさんを引き取ってもらった方が良いです。
どういった病気かすら私達は知りません。
恐らくクマさんに聞いてもちよさんに聞いても、
せいぜい病名がわかるだけでハッキリした事は分からないでしょう」
クマとの会話のほとんどを請け負った笠原と檜扇に敬意を払うように、御鏡は二人を見据える。
「私と違ってもれいびさん達は神のごとき力を持っています。
それでも、精神的には私と同じ高校生でただの人間なんです。
大人の方も何人かは助けてくださっていますが、それでも人命に対する責任を背負える者ではないんです」
言っている御鏡自身が一番苦しそうだった。
幼いころ入退院を繰り返していたからこそわかる苦しみ。
「だから慎重に、危険だと感じたら直ぐ鷲尾先生に話をします」
情熱的な御鏡を見て、
最上 るるか
はクマとちよを心配する。
(理屈ではそうだけど……本当に二人を引き離して大丈夫なのかなぁ)
ここで引き離すことこそが本末転倒になるのではないか。
最上の疑問に答えてくれる人はいない。
学食を飛び出し、
維都月 茉菜
は来客用玄関に向かっていた。
そこには紫蘭が生けてあり、少し躊躇してから維都月はその花を何本か拝借する。
自分の鞄からメモ用紙として使っている厚手のカードを取り出し、書いた。
(私にもクマみたいなお友達がいたら……)
病弱だった昔の自分を思い出しそうになり維都月は頭を振る。
急いだせいで維都月の息は荒い。
(……でも、今は走れるのよ?)
ちよが同じように回復する姿を思い浮かべ、維都月はカフェを目指し、もう一度走った。
「あれ? 八神くん?」
その途中で、自分よりもずっと息を荒くしている
八神 修
を見かける。
八神も維都月に気がついたようで、視線だけで維都月を見る。
「ちよ、ちゃんと、クマ、は?」
維都月は尋常でないほど真剣な八神を見て、こくりとうなずいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月31日
参加申し込みの期限
2013年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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