this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<零神探訪>ぬばたまの絶対零秘史(ブラック・ヒストリア)
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
25
つぎへ >>
●岩屋戸、篭る零神
九夜山にふよふよ漂う赤いチャイナ服の幽霊がいた。
桜庭 円
である。
お供の子猫、にゃーくんも子猫幽霊になっている。
善心クローネの知ってほしいことは何なのか。考えたってわからない。動いてみよう。
シンプルな心理。
「幽霊に赤チャイナ幽霊だぞー、ぞぞぞ。こらこら、にゃーくんそっちいかない」
円は霊体の手で子猫幽霊の首根っこを引っ掴む。
「歴史を護ってって事は、絶神が月に行く事は異論がないわけだろうけど、噂の零神ちゃん見にいこうかな! ののこちゃん風味なのかな?」
ふよよよよ~と九夜山の深い森の上空を風に漂うように移動する。
ロープウェイもない。展望台もない。当たりまえか。
千年以上前だもの。
猫の目のような湖を残して、ほかはただただ緑が広がる山裾。
その南側中腹、現代であれば落神神社が鎮座ましましているであろうあたりに、見慣れぬ暗がりがある。山腹に口を開けた岩でできた洞窟のようだ。その入り口は巨大な岩で封じられており、幾人かの島民たちがその前に跪いている。
とぎれとぎれに聞こえてくる懇願の声。
「らっかみさま、どうぞお願いいたします!」
「島を、お救ください!」
しかし、岩屋戸は沈黙してたままだ。
(んー、絶神を封印するのに、こもってるのかなぁ、なんでだろ零神からすればめでたい事だと思うんだけども、そうでもないって事かな?)
ふよふよ。
ちょっと覗いてみましょう、と、幽霊の円とにゃーくんは島民たちの頭上を通り、苦もなく壁をすり抜けた。
◇
零神のことを気にかけていた者がもう一人いる。鈴島の上空で、鷲のような翼を広げをけん制するように円弧を描き飛んでいた
夜海霧 楓
である。
「伝説通りなら幾つか確認しなきゃいけねぇ事があるな」
「師匠?」
楓と並び飛ぶのは、上空の監視役を請け負っていたユチェンだ。
「ちょいとテオに会ってくる」
ひらり翼を翻し、祭殿の回廊の中へ。
三つ巴の回廊と三つの小塔をもつ祭殿内部では、修と夏夜が技師たちと協力して作業をしていた。
弓を撃つ隙間を残して窓を板で封じているようだ。
「テオ!」
翼をひと扇ぎ、若い灰色猫の前に降り立つ。
「ちょいと聞かせろ。落神様が喜ぶお供えってなんだ?」
「はぁ?」
「九夜山の岩戸に籠ってるヤツだ。知ってんだろ?」
寝子暦1370年において、絶神は、ののこを絶望させる事によって神の力を得ようとしているらしい。
(であるなら、逆も可能な筈だ)
零神が希望を感じれば、絶神の力は弱まるのではないか?
楓はそう考える。
零神に岩屋戸から出てきてもらう。
まずそこが第一歩になるはずだ。
多くは語らぬ楓の眼差しに、テオはしかし何かを感じ取って答える。
「あいつが喜ぶものといったら……楽しいことと美味しいものだろうな。だがまだ――」
「サンキュ」
テオの言葉を最後まで聞かず、楓はその場を飛び立つ。
楓には自分がすべき明確な道が一筋、見えていた。
◇
狐面の幽霊となった
伏見 真
は、赤の小塔のてっぺんに腰かけて天から迫りくる黒い手を見上げる。
まだ、遠い。
だから、今はこうして時を待ち考えごとをする余裕がある。
「僕の姿、他の人らに比べてえらい地味やなぁ。もうちょいどうにかなれへんかったんやろか」
空を飛ぶ鷹の翼のユチェンを見遣る。
「ユチェンさんのはえらいかっこええのになぁ」
「真さんだって」
ユチェンが隣に降り立つ。すこしばかり休憩という顔だ。
「まあホントこと言うと、格好とか別にそんなんどうでもええんやけどね」
頬杖をついて遠く海を見遣る。
ああ、どころか。
「ぶっちゃけここで歴史が変わるんもそこまで嫌な事やと思えへんのよねぇ」
「変わっても、かまわない?」
「まあ生まれへん可能性もあるしそれはちょい困るんやけど」
困るよ、とふくれるユチェンに、真は狐面の下で薄く笑う。
「変わった世界もそれはそれでおもろそうやし」
新しい世界でも僕曲作ったりしよるんやろか、と自分に問いかけてみる。
きっとそうだろう。
人生と音とを切り離すことは、自分にはできないに違いない。
だったら世界が変わることが悪とも思えない。
「ふふ……けどなぁ、
ネコフェスでユチェンさんに聞いてもろた曲
。アレ、かなりよぉできたと思うんよね。それが消えるんはもったいないし」
袂にはミュージックプレイヤー。北極に持ってきていたものだが、過去に来た際に身体同様になったようで、真だけは触れて操作できた。再生スイッチを押す。流れるイントロ。
「まあ少しは頑張ろか」
「伏見、今の音楽!」
テオの元を発ち、零神のところへ行こうとしていた楓が、ぐんと進路を変えて真のほうへ飛んできた。
「どうしたん? 音楽とか流したら、まずかったやろか?」
「いや。むしろ丁度いい。力を貸してくれないか」
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
25
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<零神探訪>ぬばたまの絶対零秘史(ブラック・ヒストリア)
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>白の獄(ホワイト・プリズン)
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月19日
参加申し込みの期限
2019年07月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!