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<零神探訪>ぬばたまの絶対零秘史(ブラック・ヒストリア)
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●妖、顕現!
伝承は伝える。
昔々、寝子島に神様が落ちてきた。
それ以来、地は揺れ、山は噴火し、竜巻が起こり、飢饉に見舞われた。さらには“謎の妖怪や怪物まで現れて”、寝子島も世の中も混沌に陥った。――と。
「伝説の一端を自分の目でってか」
夜海霧 楓
は空中で風に煽られ、無意識に翼を広げていた。
その翼は楓の背から生えている感覚が生々しくあり、威風堂々、黒々として鷲に似ている。
「師匠!」
同じく背から翼の生えた
申 雨晨
(ユチェン)が、雲を背に、褐色で斑のある鷹の如き羽根を羽ばたかせる。
美しかった。
力強くもあった。
そんな翼が持てたなら、悪くない。
楓はユチェンの姿に、見えぬ自分の姿も重ね、そう思う。
眼下に海と、小さな島二つ並んで見えた。
遠目には寝子暦1370年と同じ形。鈴島だ。
その鈴島を取り囲むように、木の葉のような小舟が波に揺らめいている。
北東――寝子島の方から隊列を組んで近づく船団。黒き旗を掲げ不穏な気配だ。舟の数、10隻。
白き翼の烏天狗姿の
八神 修
は上空から眇め見る。
「あちらが、絶神の船団か」
「うん……そして、きっと、あそこが時の祭殿」
藍色の翼に山伏姿という修と対になるような烏天狗の姿をした
恵御納 夏朝
の別人格・夏夜は、鈴島――二つあるうち東側の涙型の方――を指さした。
そこには、三つの塔を持つ真新しい建造物が聳えている。
「僕たちの時代に、
千年茨の遺跡
となる場所……」
「恵御納、無茶はするなよ」
修が声を掛ける。それからユチェンへも。
「ユチェンも、頼りにさせて貰うよ」
「うん。不安だけど、頑張る」
「その意気だ。大丈夫だよ。歴史にはそれ自体を維持しようとする力がある。きっと俺達に力を貸してくれる。俺達も全力を尽すよ」
半分はユチェンに、半分は姿の見えぬ善心クローネに伝えるように、修は言葉を紡ぐ。
「皆の居場所だ。俺達で守ろう」
そのとき。
ひゅ、と夏夜の目の前を風が過ぎった。
半人半獣。鼬のような尾をもち、両の手には鎌を握った
サキリ・デイジーカッター
であった。
「どうやら各々、変化した姿に適した場所に顕現したようだね」
「サキリ君。その姿は……カマイタチ?」
「ああ、中途半端に獣化している感じだけど悪くはない。刃を信条としている僕にはぴったりだと思う」
それにしても、と天を見上げる。
渦巻く巨大な黒雲。手のように吹き出す何千羽もの烏。そして、クローネ!
「過去の寝子島――そしてまたクローネとはね。奴とは何度も戦った因縁の相手だ」
「うん」
夏夜も唇を噛み、頷く。
サキリはひゅんっと三日月めいた鎌を左右に振るってその感触を確かめた。
「寝子島の歴史を守る為に戦うとしようか」
◇
このように、北極の湖に横たわっていたクローネの魂――夏夜曰く
善心クローネ
によって、この時代に飛ばされてきた者たちは、それぞれ妖のような姿となって鈴島周辺のあちこちに姿を現していた。
鈴島近海、絶神から寝子島を守ろうというもれいび島民数十名と、鈴島海賊の混合軍が乗る和船の群れ、 零神船団の最中に姿を現したのは――。
腰に刀を帯びた
御剣 刀
。
「タイムスリップ……また神魂かよ! いい加減にしろよ!!」
お約束めいた愚痴を吐き、それから頭部に触れて自らの姿の変化を知る。
違和感があると思ったら、頭に角が生えているではないか。これでは鬼だ。
勘弁してくれ、という反面、とうとうここまで来たか、という感慨が湧いても来る。
「なんか姿変わってるし、ここはいつどこで何が起きてるんだ?」
「過去みてえだな。ののこがこっちにきてからさんざ異変に巻き込まれて始めて随分と経ったが……なんの因果か神代まで来ちまった……まったく、退屈だけはした事が無い」
答えたのは同じく額の中央に青い角の生えた鬼、
如月 庚
だ。
「にしても、この姿、どうにもしっくりくるな……もしかして俺の先祖って鬼だったりすんのかね……」
「いーじゃないですか、まだ人間に近いですし!」
地の底から響くような声の主は庚の相棒、
屋敷野 梢
である。
その迫力たるや!
「ぬりかべ?」
「アクマズウォールです!」
「なんですか! この中ボスっぽくて、カウントが0になったら即死技を打てそうな姿!」
「うわああ!」「化物だ!」――零神船団の水夫たちが驚き慄いて右往左往している。
しかも、舟が重さで沈みそうだ!
「おっと……敵に見られる前に変身しときましょー」
梢は<胡蝶の詩>で身軽な蝶へと変じ、庚の背中へと張り付く。
水夫たちは突如現れた巨大な壁が、また突如消えたことに目を白黒させている。
そんな彼らににこやかに話しかけたのは、波間から顔を出した美女だった。
「あ、ご心配なく! 鬼とか壁とかも、味方です☆」
「へ?」
「愛しのこの島の為に、零神様の為に日頃は隠れし我らあやかしも力をかしてあげまっす!」
美女はそれだけ言うと海の中へとぷんと身を隠す。
(未来から来たことを悟られないように、っと)
とぷんと波間に見えたのは、傘を被った人間大カワウソ――
志波 武道
。
(……俺たちのいる時代を守るために……ここが正念場か。って、庚くんも梢ちゃんもなんか感じが……って、この姿は! モフモフのこの姿は!)
もう一度言おう。人間大カワウソだ!
自分の姿に武道はすっかりメロメロである!
「ば、化けカワウソ!?」
浮足立つ水夫たちを、一喝する声。
「妖ごとき恐るるな! 味方だというんだ、鬼の手でも妖の手でも借りてやろうじゃあないか!」
気風がよく、体格にも恵まれた、三十代かと思われる年頃の女性であった。
紅の衣を身に纏い、どこか鈴島海賊最後の女首領
坂内 コウ
にも似た猫目の眼差しが印象的であった。
彼女は鈴島海賊の頭領、名を紅梟という。いずれ歴史に埋もれてしまう名だが、この時代、この船団においてはその名のもつところは大きかった。一喝で、水夫たちに妖たちの存在と協力を受け入れさせたのだ。
そして、その彼女を動かした武道の一言もまた、味方にとって大きな意味があったと言える。
◇
このとき、海中には人魚に姿を変えた
四十九院 鸞
、
小山内 海
、
朝鳥 さゆる
。
海上には、体が赤く頭には二本の角を生やした巨大な海坊主に姿を変えた
新田 亮
が鼻先から上だけ顔を出し、それを隠すように海霧が漂っている。この海霧、気が付いたらこの世界にいた
虚栄 心
であった。
「私、海霧になってる……? まあいいわ。原理は良く分からないけど、この姿でも喋ることはできるみたいだし、生き物の体じゃないから息切れの心配も無いしね」
心はチェシャ猫めいたニヤリ笑いを霧の中に浮かべる。
目に見える霊体、船霊となったR&Rのボス
坂内 梨香
は、舟のまにまに漂いながら、皆の無事を確認し、偵察伝達に当たっている。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>白の獄(ホワイト・プリズン)
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月19日
参加申し込みの期限
2019年07月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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