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ふしぎ超特急『七ッ星』、しゅっぱつしんこー!
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★砂の惑星、緊急着陸
夢のような世界から飛び立った、ふしぎ超特急『七ッ星』は宇宙空間で加速を始める。黄色い車体は艶やかな流れ星となって一瞬で消えた。
時空を突き抜けて、再び『七ッ星』は全貌を現した。斜め前方に巨大な惑星が見える。茶色の縞模様が乾き切った大地を思わせた。
白 真白
は車内の大きな窓に額を押し付けた。見える情景に笑みを浮かべる。
「あの大きな惑星には何があるのかな」
「他の乗客から聞いたんだけど、次の目的地はあそこじゃないですよー」
通り掛かった
バナーテイル・シートン
は小刻みに動きながら言った。
「え、どこからの声?」
「ここだよー」
真白が視線を下に向けると灰色のリスのような生物がいた。両耳がピンと立ち、艶やかな黒目が愛らしい。
「教えてくれてありがとう。ちょっと残念な気持ちもあるけどね」
「ぼくも気になるけど、先は長いから。いろんな機械や技術に触れて、学べたら最高なんだよー」
ふさふさした尻尾を左右に振った。
「リス君は勉強熱心なのね」
「ぼくの名前はバナーテイルですよー」
「私は真白だよ。よろしくね」
真白は笑顔で手を差し出す。バナーテイルは指先に掴まって握手を交わした。
その遣り取りに背を向けた形で
多喜 勇生
は窓枠に顔を近づける。眼鏡の中央を押し上げてじっと見詰めた。徐に指の腹で撫でてみる。
「ニスを塗った木材ではないねぇ。金属のような冷たさもないし、不思議な材質だなぁ」
「ふしぎ超特急だからね」
声の方を見ると
神薙 焔
が座席に着いた姿で笑っていた。赤いウルフカットの髪を掻き上げて窓外に目を移す。
「こんな不思議な体験ができるなんて、普通は思わないよね」
星々の煌めきを目にして笑みを深めていった。
その頃、
巫部 紫苑
は食堂車にいた。白いテーブルクロスにはメインの皿が恭しく置かれた。先程の料理の説明では地球人の口に合うように仕上げた逸品ということだった。
日本人が好む牛肉のブランドを選び、部位はランプで四百グラムと食べ応えのある量となっていた。ソースはフォアグラとフォンドボーを合わせた物でグリルされた肉をしっとりと包み込む。
紫苑はナイフとフォークを使って切り分けた。断面はほんのりとしたピンク色であった。ソースをたっぷりと含ませて口に入れる。
言葉よりも先に笑みが零れた。
前触れはなかった。突然、細かく揺れ始める。燭台の代わりに置かれた照明が横倒しとなった。車体が傾いているのか。紫苑の食べ掛けの皿が窓側に滑るように動く。
「何かしら」
同じように滑りながら皿の肉を切り分けて口に含んだ。十分に噛み締めたあと、美味しいです、と感想を口にした。
車内のあちらこちらで悲鳴が上がる。座席にしがみ付いて神の名を唱える者までいた。
窓外に見える砂色の惑星が急速に迫る。重力圏に掴まり、引っ張られているようだった。
乗客の恐慌を余所に
ゼロ・シーアールシー
は純白のドレス姿で通路を撥ねるように歩いていた。ウェーブした銀色の長い髪を身に纏わせて車内の散歩を楽しむ。
「斜めになっているのですー。大変なのですー」
乏しい表情で緊急事態を訴える。
「落ちてしまうのですー。あと少しなのですー」
通路を弾むように歩き続けた。
不慮の事故で『七ッ星』は砂漠の惑星に不時着した。きめ細かい砂の大地は緩衝材となり、車内の人々の命を守った。
バナーテイルは技術者らしく、事態の把握に努めた。小柄な身体を活かした機敏な動きで車内を走り回る。
「良い物を発見したのですよー」
見つけた緊急用の宇宙服に飛び付いた。性別によって色分けがされていて様々なサイズの物が揃っていた。
「ぼくだけで配るのは無理だよー」
「私がいるよ」
真白は宇宙服を引っ張り出す。後からきた焔が自身に親指を向けた。
「あたしも手伝うよ」
直後に大きく息を吸い込んだ。
「外に出る前に宇宙服に着替えてください! サイズは色々なので身体に合わせて着てください!」
その大声に関心を寄せた乗客が続々と集まってきた。
耳にした勇生はのんびりと手を挙げる。
「僕は他の人にも知らせてくるねぇ」
くるりと向きを変えて他の車両に移っていった。
どこからともなく、ふわりと現れたゼロは焔とバナーテイルに向かって言った。
「ゼロも知らせにいくのですー」
人々の合間をふわふわと歩きながら見えなくなった。
残った者達は押し寄せる乗客に宇宙服を手渡した。
その最中、焔は一着に目を留めた。胴体部分に黒いベストを思わせる物が付いていた。スカートのような帯状の物もあって、高校の夏服を連想させる。
「これはあたし用ってことで」
大事な物を取り扱うような手付きで一着を引き寄せた。
全員に行き渡り、装着まで済ませた。個々が緊張した様子で乾いた大地に下りていく。
どこか興奮した顔で焔は自身の宇宙服を見詰める。隣にきた紫苑が赤い瞳を向けてきた。
「どうかしたのですか」
「あたしの将来の夢は宇宙飛行士だからね。こんな事態なんだけど、夢が叶ったように思えて少し興奮したみたい」
「実は私も同じ気分です。この星にはどのような美味しい物があるのかと、想像するだけで胸が膨らみます」
「程々にした方がいいわよ」
焔は紫苑の胸の膨らみを見て真剣な顔で言った。
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グリーンシナリオ(0)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月22日
参加申し込みの期限
2019年06月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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