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ふしぎ超特急『七ッ星』、しゅっぱつしんこー!
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★復活の警笛
活動の初日、食堂車に人々が集まる。希望した内容の朝食に全員が舌鼓を打った。
顔には気力が満ちる。我先に宇宙服となり、行動を開始した。
ある者は鉱石を求めて砂漠を歩いた。小さな欠片を見逃すことなく拾い集める。数を集めることで活路を見出した。
バナーテイル・シートン
と
多喜 勇生
は先頭車両の修理に全力を傾ける。機械が持ち込まれる前に入念な打ち合わせを行う。
神薙 焔
は数人を引き連れて古代遺跡の探索に当たった。砂上から突き出た建造物の一部には必ず立ち寄り、考えを巡らせる。決断が早く、数人に指示を与えた。当人も労力を惜しまず、誰よりも身体を動かした。
徐々に鉱石が集まってきた。物々交換を担うマーケットに持ち込むことが提案されて満場一致で決定した。
巫部 紫苑
は大きな胸を張って一同に微笑み掛ける。
「私も同行します。食料を分けて貰えるように交渉してみます」
「私も付いていくよ。もしもの時は任せて! ボロボロの木だって鋼鉄に変えて戦うよ」
白 真白
は架空の棒を振り回す。
「ゼロもいくのですー。いっぱいお手伝いして、すやすや眠るのですー」
他にも力自慢の男性達が名乗りを上げた。マーケットの場所は意外と近く、一行は溌剌とした顔で出発した。
数日が過ぎた。必要な機械や燃料への交換を果たした。紫苑が仕入れた多足動物の肉や干物にも慣れて精神的に強くなった。
その中、未だに古代遺跡を見つけることは出来なかった。一気に鉱石を集められる好機は訪れず、焦りのようなものが一同を蝕んでゆく。
事態が動いた。宇宙服を着た大柄な人物が『七ッ星』で作業をしていた人々の中に駆け込んできた。
「鉱石を一緒に集めていた子供が砂に呑まれた! 助けてくれ!」
その場に居合わせた焔と真白は同時に反応した。数人が手を挙げて同行を願い出る。全員が一丸となって救助に必要な道具を掻き集めた。
「皆、すまない! こっちだ!」
大柄な人物の案内で一行は現場に急行した。
そこは建造物が何もない場所であった。指で示された穴は絶えず、周囲の砂を吸い込んでいる。
手始めに穴の周囲の邪魔な砂を取り除く。すると人工的な建築物の一部が露出した。しっかりとした足場であることを確かめて穴に近づく。中を覗くと緑色の光で溢れていた。落ちた人物の姿は見られない。
「緑色でキラキラなのですー。持って帰れないくらいにいっぱいあるのですー。ゼロはうれしくて、とても困っているのですー」
呑気な声を耳にした全員が笑って脱力した。
焔が穴に向かって声を掛ける。
「助けにきたわ」
「ありがとうなのですー」
危機感のない声で
ゼロ・シーアールシー
が現れた。小柄な身体が更に小さく見える。手で引っ張り上げられる高さではなかった。
目にした真白は持参したロープをするすると下ろしていく。
「結ばなくてもいいから身体に巻き付けてね」
「わかったのですー」
言われた通り、腰の辺りにロープを巻き付ける。真白はろっこん、『鋼の如く』を発動。鋼と同質の硬度を得たロープにゼロは結ばれ、全員の力で助け出された。
「空が大きいのですー。砂漠は広いのですー」
独特な言い回しで喜びを表現した。ゼロは軽やかに弾みながら焔に丸い球体を差し出す。
「穴の奥のほうで拾ったのですー。プレゼントなのですー」
「ありがとう。これは鉱石ではないみたいだけど」
球体は真円に近い。表面は滑らかで淡い緑色の光を纏っていた。
「なんだろう」
球体を撫でる。表面を適当に押してみた。握った状態で縦や横に振るが何の変化も見られない。溜息と共に握り直した瞬間、カチッと音がした。
球体は輝きを増して半透明の人物を空中に映し出す。緑色の長い髪に同色の瞳。頭部には猫の耳のような物が付いていた。
眼下にいた焔を目にすると無邪気な笑みを浮かべた。
「ほむらちゃん、久しぶりだね」
「本物のミントちゃん?」
「もちろんだよ」
美鳥 ミント
は笑顔で宙を漂う。ふと視線が周辺に流れた。
「ここって、今はこんな感じなんだね。古代遺跡は全て砂の中って、ここにあるの!」
ミントは見つけた穴を指差す。ゼロが真似をした。
「鉱石がいっぱいなのですー。この星とバイバイできるのですー」
一行に喜びがじわじわと広がる。
真白は興奮した様子で言った。
「早く戻ろうよ! 皆で鉱石を取ったら、あっという間に『七ッ星』は飛び立てるようになるよ!」
次々と賛同の声が上がる。士気は最大限まで高まった。
無事に朗報は齎された。ミントの情報によって別の出入口も確保して作業は快調に進んだ。
バナーテイルと勇生は先頭車両に付きっきりで修理に追われた。
機材を収めた箱の上では古代遺跡の内部の地図が広げられ、ミントの説明を受けた焔がマッピングに精を出す。紫苑も参加しながら大型のネズミを左手で労う。六足による力強い歩行は他者を助け、荷物役として大いに活躍した。
真白とゼロは必要なエネルギー缶を運ぶ。
「まだまだいくよ!」
「眠いのですー」
賑やかに作業を進める。
更に数日が過ぎ去った。瀕死の状態に陥っていた、ふしぎ超特急『七ッ星』は復活の警笛を長々と鳴らす。全ての乗客は自身の座席に着いて発車の時を心待ちにしていた。
煙突から煙を吐き、ゆっくりと車輪が回り始める。砂塵を撒き散らし、徐々に速度を上げて浮上した。見えないレールを伝い、広大な宇宙へと乗り出す。
突然、複数の発砲音が鳴り響く。乗客は窓に貼り付いた。茶色い大地にフードとマント姿の人々が横一列に並んでいた。号令と共に拳を胸に当てて惜別の言葉を叫んだ。
威嚇の発砲ではなかった。祝砲を受けて『七ッ星』は力強く、宇宙の旅へと戻っていった。
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3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月22日
参加申し込みの期限
2019年06月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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