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ふしぎ超特急『七ッ星』、しゅっぱつしんこー!
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★氷の世界へ ~旅の途中、列車にて~
大きなハンバーグを前に、
ロシィ・イシロ
は青の双眸を煌めかせた。
無表情なのは殆ど常と変わらないが、その瞳の輝きを見れば、ロシィの興奮っぷりはよくわかる。
「がうー! お肉がぎゅーっていっぱいで、ロシィはうれしいぞ!」
ふくーすな! ふくーすな! と、肉感満載のハンバーグをどんどか食べ進めていくロシィ。
辺りにはハンバーグの匂いの他にも、腹の虫を叩き起こすような良い香りが溢れている。
ここは、ふしぎ超特急『七ッ星』の食堂車。
品の良い車内には、楽しそうなおしゃべりの声が満ち、時折は笑い声も弾けていた。
そんな中、ロシィはパクパクもぐもぐを続けていたのだけれど、
「みみみん! 美味しそうに食べてるね! 素敵だね! あ、ここ座ってもいいかな?」
と、
狗民 きとり
に明るく声をかけられて、パッと顔を上げた。
……失敬。わんこ帽子の『本体さん』を被っている今の彼女のことは、『いぬみん』と呼ぶべきだろう。
ともあれ、同席の許可を求められて、ロシィはこくりと頷いた。
「わーい! ありがとう! ねえ、それ、ハンバーグ?」
「そうだぞ。お肉がたくさんで、ふくーすなだ」
応じて、ロシィはいぬみんの手元を見遣る。
その眼差しに気付いて、「ああ!」といぬみんはニコッとした。
「これはね、ホットココアを淹れてもらったんだよ! 何だか急に、ちょっと寒くなってきたもんね!」
「……がう?」
寒く……なってきたか? とロシィは首をこてんと傾ける。
ハンバーグに夢中だったので、全然気づかなかったロシィである。
けれど、ぐるりと辺りに目を配れば、確かに、マグカップで手をあたためる乗客が増えているようだった。
一方、客車にて。
「あおいさん、大丈夫? あったかいもの、貰ってきたよ」
座席に座っている
七夜 あおい
の顔を覗き込み、気遣いの色を声にも表情にも滲ませるのは、
鴻上 彰尋
。
彰尋の手から熱々ミルクティーのマグカップを受け取って、
「ありがとう、彰尋くん」
と、あおいは、彰尋の顔を見上げて微かに笑んだ。
「ごめんね、迷惑かけちゃったね」
「全然平気だよ。本当に、急に寒くなってきたしね。……次は、どんな世界に辿り着くのかな」
「うーん。わからない……けど、防寒具の用意はしておいた方がいいかも」
「確かに。あとで借りてくるよ」
言って、彰尋は、あおいの向かいの席に腰を下ろした。
目前のあおいに倣うようにしてミルクティーを喉に流し、彰尋は窓の外へと目を向ける。
銀河の他の星々に混ざるようにして、一際眩い、ダイアモンドのような光の粒が見えた。
「……どんな世界が待ってるのかは、わからないけど、」
零せば、あおいの眼差しが彰尋の顔へと注がれる。
「きっと次の世界でも、いい思い出ができるんじゃないかって、俺は思うかな」
「……うん、私も」
あおいが花が綻ぶように笑ったのに、彰尋も、そっと口元を和らげた。
「ウッ。また夏朝の勝ち……!」
がくり、と
犬杜 初
が些か大げさに肩を落とすのに、
恵御納 夏朝
はくすと小さく笑った。
初が持参したトランプを広げて、神経衰弱に興じていた夏朝と初。
少し前までは、
犬杜 一閃
を含めた3人でババ抜きをしていたのだが、
「あ、おかえりなさい、一閃さん。防寒具、借りてきてくれてありがとう」
「ねえねえお兄ちゃん、可愛いのあった?」
「……ただいま、恵御納。初、可愛いかはわからないから自分で確認してくれ」
という具合で、一閃はいったん席を立ち、防寒具の調達に向かっていたのだった。
次なる目的地に近付くにつれて、列車内も、何だかひやりとしてきているのだ。
防寒具の山の中からカラフルなボーダーのジャケットを引っ張り出して、
「あ! これ、絶対夏朝に似合う!」
と、初がはしゃいだ声を出す。
「ね、夏朝、着てみてよ! お兄ちゃんも、似合うと思うでしょ?」
「……そうだな。俺も、初と同じ意見だ」
2人に勧められて、夏朝は少し面映ゆいような気持ちでジャケットに袖を通した。
そうしながら、窓の外に広がる宇宙へと思いを馳せる。
(次は、どんな世界が僕達を待ってるんだろう?)
目の端に、窓の向こうで光の波が揺れるのが見えた……ような気がした。
場所は、再び食堂車。
「……あれ?」
ココアの入ったマグカップをテーブルにことりと置いて、いぬみんは窓の方へと身を乗り出した。
「見て見て! 次の世界に、もうすぐ到着するみたいだよ!」
常から晴れているのが、益々以って華やぐ、いぬみんの声。
窓から臨めるのは、息が漏れるような美しい雪と氷の世界だった。
夜空には星が輝き、オーロラが揺らめいている。
月がいくつも見えているのも、何だか神秘的な感じだ。
「あれは……氷かな? 水晶かな? とにかく、すっごくきらきらしてる!」
いぬみんのぱっちりとした緑色の瞳は、新しい世界の眩さを映して、宝石の如くに光った。
「わ! もう着くよ! うわー、うわー、楽しみだね!」
「氷の世界……おおかみ、いるかな?」
いぬみんとロシィは寒さも忘れ、一緒になって、心をふくふくと膨らませるのだった。
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担当ゲームマスター
阿瀬春
笈地 行
桂木京介
KAN
黒羽カラス
墨谷幽
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
グリーンシナリオ(0)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月22日
参加申し込みの期限
2019年06月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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