this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ふしぎ超特急『七ッ星』、しゅっぱつしんこー!
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
…
31
つぎへ >>
★潜行
ふっ、と気圧が低くなったように感じて、
佐藤 英二
は、耳を覆った。
耳の具合はすぐ戻った。でもやはり、どこか、様子がおかしいと思う。
「……トンネルなのかねぇー?」
真辺 伸幸
は、天井に目を向けた。車両内の灯を見上げ、何度か、まばたきをくりかえす。
「暗くなったな」
それは間違いない、と
桜 月
が言った。
「さっきまで宇宙空間でしたよね……?」
北条 冬華
は、左手でカードをホールドしたまま、右の手を月の手に重ねている。
「でも星、ぜんぜん見えないよ」
野々 ののこ
は、手札を伏せて、窓の外に顔を向けた。
窓の外は闇だ。黒に黒を重ねたような暗黒。
濃度も均一で、薄い部分すら見あたらなかった。
「うん。まるで」
英二が応じた。
「濃く磨(す)った墨のなかに入ったみたいだ……」
言ってしまってから、英二は口元を押さえていた。
不安を与えるようなことを言うべきじゃない。
ののこに目を向ける。
しかし、そんな英二の心の動きを読んだかのように、ののこは笑み返したのである。
「大丈夫だよ。列車が止まったわけでもないし」
超特急『七ッ星』は、レールの上をガタゴトと走りつづけている。刻まれるリズムが途切れることはない。
都府楼 暦
はシート越しに、列車の振動を感じている。
「いくらか、ひんやりしてきた気はしますけれど」
と言って、暦は髪をかき上げた。涼しい。やや肌寒いくらいだ。
空気に湿り気が出てきたようにも、思う。不快感はない。ある種の静謐さというか。
「ですよね」
冬華がうなずき、
「じゃあゲームを続けようか」
月が手札を扇のように広げた。ふふん、と鼻歌とともに手札を切る。
「よし、ページワンだ」
スペードのジャックが半回転した。
だが間もなく、
「ぬー?」
伸幸が首をかしげる。
月と冬華は顔を見合わせた。
ののこの無言の問いかけに、うん、と英二はうなずいた。
手で触れられそうなほど大きくなった違和感を、言葉にしたのは暦だった。
「……減速していますね」
車窓外の一切が闇ながら、動いている列車の速度が着実に失われつつあること、それは、理解できた。
「落ち着きましょう」
という冬華の言葉は、同じ客室の皆に、とりわけ月に、そして自分自身に、言い聞かせているような響きをおびている。
やがて『七ッ星』は、ゆっくりと、赤子が眠りに落ちるようにして静止したのである。
室内灯が、別れを惜しむように、二三度またたいてから消えた。
車外の黒は、車内の黒と一体化する。内外の差はなくなる。
言葉はない。
色も、
光も。
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
…
31
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ふしぎ超特急『七ッ星』、しゅっぱつしんこー!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
笈地 行
桂木京介
KAN
黒羽カラス
墨谷幽
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
グリーンシナリオ(0)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月22日
参加申し込みの期限
2019年06月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!