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ふしぎ超特急『七ッ星』、しゅっぱつしんこー!
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★激闘!! VS宇宙海賊
『ぐわーーーはっはっは!!』
ドクロを掲げる宇宙戦艦の外部スピーカーから、巨大な笑い声が轟いた。
真空の宇宙空間でなんで音が聞こえるの? とかヤボな突っ込みは不要である。宇宙だからなんでもアリなのだ。
『ワガハイは七つの宇宙<ソラ>を駆ける宇宙大海賊、<キャプテン・ギャーボック>!! お主ら、めっちゃイイ乗り物乗ってんじゃーん! その細長くて奇妙な宇宙船をワガハイに引き渡すならば、命ばかりは助けてやらぬこともないぞ? んん~?』
ぎいぎいと聞き障りの悪いダミ声で、キャプテンなにがしはがなり立てる。
どうやらこの世界は、こうした宇宙海賊が跋扈する危険地帯であったようだ。
突きつけられた要求もまた実に海賊らしい旁若無人だが、無論飲むわけにはいかない。ふしぎ超特急『七ッ星』無くば旅を続けることはおろか、寝子島へ帰還することさえかなわないのだ。
「わぁぁ、大変だぁ~! ミラちゃん、どうするの?」
ふわふわ浮かびつつ、イマイチ緊張感というものが伝わらないのんびり口調で瑠樹が尋ねると、卓に乗って窓の向こうを覗いていたミラは、きりりと表情を引き締めた。
「もちろん、『七ッ星』を明け渡すわけにはいきません!」
くるりと瑠樹を振り返り、
「どうやら、『アレ』を使うしかありませんね……!」
「アレ?」
「曖浜さま、協力していただけますか?」
「オレぇ? うん、いいよぉ~!」
ミラにはなにやら、宇宙海賊撃退の算段があるらしい。瑠樹を伴い、しゅたと軽快に壁を蹴ったミラ。一人と一匹は最後尾の展望車目指し、無重力を泳いでいった。
床も壁も窓枠までもびりびりと揺らし、白兵戦を仕掛けるべく宇宙戦艦から発進した小型艇が、七ッ星へ取りついた。
強引に窓を開き、侵入してきたのは異星人たち。ドクロ型のヘルメットをかぶった、宇宙海賊の戦闘員である。彼奴らは宇宙チックでビームなサーベルをぶおんぶおんと振り回し、乗客たちへと襲いかかる。
「ギヒヒヒヒィ、大人しく宇宙船を渡しなァ! 我らがキャプテン・ギャーボックに捧げるのだァ」
「……まったく。冗談じゃありませんよ」
がきん! 受け止めたのは、
仲秋 薫
。手には食堂車で使われている、銀のトレイがあった。
薫はマスクで顔をしっかりと覆うと、身構える。重力がなくともぴたり微動だにしない立ち姿に、戦闘員はいささか気圧されたようだ。
「せっかく素敵な風景に美味しい料理を楽しんでいたというのに。無粋な方々ですね」
「な、なァにィ~」
穏やかな物腰の薫だが、実のところ幼少より武術を嗜み、その業前はかなりのモノであったりする。
左右から、ぶおん! ぶおぶおん! とサーベルを振り回す異星人戦闘員二名、その軌道をぎらり鋭く読み取り、
「せいっ」
「ぬお!?」
「あれっ? 俺の剣は?」
あっという間に手の中のサーベルをかすめ取る、この手並み。目にも留まらぬ早ワザだ。
手にした得物の特徴を素早く把握するのも、武術家の慧眼というものだろうか? 薫は迷いなく、二本のサーベルの柄を合わせてがしん! と連結する。両端に二つの刃を持つ、ビーム棍の誕生である。
「うん、これなら手に馴染みますね」
薫の十八番は、棒術なのだ。
さらには、ビーム棍に備わる宇宙技術的特殊機能だろうか? 薫のマスクが、がきがきがきんと透明のゴーグルを擁するSFチックな造形に変化したかと思えば、全身は光り輝くハニカム構造に包まれて、薫の装いはあっという間に漆黒の戦闘スーツへ変わってゆく。
スペース・ニンジャといった趣の衣装に大変身を遂げた薫は、ぶぅんとひとつビーム棍を鳴らし、無頼な宇宙海賊どもを睨みつけた。
「参ります!」
「「ひ、ひィ~!?」」
ぶおおん、ぶおん、ずばばばばばば!
極小の竜巻がごとき超高速で回転するビーム棍が戦闘員の身に纏う甲殻を容易く切り裂き、丸裸となって逃げ出していった。
とはいえ、乗り込んできた宇宙海賊はまだまだ多勢だ。
「あかりもがんばるのよー!」
奮戦するのは薫のみならず、明里もまた旅を遮る不届きものを懲らしめんと名乗りを上げた。
「エンジェルコード要請なの!」
明里が脈絡もなく、謎の言葉を口走る。なんだろう。アニメのヒロインかなにかのセリフだろうか。テンション上がって思わずやっちゃった感じだろうか。
などと周りが首をひねっていると、
「エンジェルコード、要請確認ニャ!」
「エンジェルコードの発動を承認しますニャァー!」
七ッ星のスタッフねこらがしごく当たり前のように、流れるように謎の手続きを踏み、食堂車のカウンターにわざとらしく設置されたガラスケース入りのボタンをがしゃんと叩いた。
するとどうだろう。明里の身体が、ぱあっ! とまぶしい光に包まれたかと思うと、次の瞬間、
「エンジェリックあかりん、参上なのー!」
ばばーーーん☆
明里の背にはまさに天使がごとき翼が風を打ち、飛行し始めたではないか。手には小さな翼をあしらったエンジェリックなガンを持ち、服装までもエンジェリックな装いへと変化していた。つーか、エンジェリックってなんなんだ?
「ちひひー。いっぺんこーいうのやってみたかったのなの♪」
ぴしりとポーズをカマした明里へ、拍手のつもりか、スタッフたちが肉球をぽふぽふ叩く。なんともノリが良いのである。
そんなわけで明里は、エンジェリックな登場にぽかんとして固まっている異星人たちめがけ、エンジェリック・ガンをずばばばばばば!!
「あっ」
ぽろり。あろうことか、明里は発砲中のガンを取り落としてしまった。なんともうっかり屋さんである。
「ちひひ、失敗しちゃったの」
「って、うっかりどころじゃありませんわーーー!?」
ずばばばばっと乱反射するビームがかすめたのは、
アイオ・キャンドライト
の股下であった。
律儀なアイオは、両手に料理を持ったまま下ろすに下ろせず、ギリギリの姿勢で耐えていたりした。トレイにのっているのは瑠樹に届けるべきお子さまランチであり、お客がいないのでは渡しようがない。それに無重力である、少しでも重心がずれればたちまち器は浮かび上がってひっくり返り、さくさくエビフライもケチャップソースもレタスも付け合わせのサラダスパも宙を泳ぎ始めるだろう。おまけに卓は戦闘の余波で概ねひっくり返っているし、カウンターや厨房ではスタッフたちも異星人の襲撃にてんてこまいであり、もうどーしたものやら、なのである。
「くっ……メイドが料理をこぼすなんて、許されませんわ! 耐えるのですわアイオー!」
腕も足もガクガクだが、健気に頑張るアイオは実に、メイドの鑑であった。
『ぐわーはっはっは、いいぞ我が部下ども! そのまま宇宙船をワガハイのものとするのだ! お宝ゲットだぜ♪』
「そうはさせません……!」
「エンジェリックあかりんが、天にかわってお仕置きしちゃうのなのなの!」
キャプテンのダミ声にも臆さず、薫のビーム棍がうなり、明里のエンジェリック・ガンが乱舞する。
「な、なんでもいいから早くして……! もう限界ですわーーー!」
アイオの切羽詰まった嘆きに応えるかのように、海賊たちはびしばしとやっつけられていくが、しかし宇宙戦艦からは次々に小型艇が発進し、図々しくも七ッ星に乗り込む異星人たちは引きも切らない。
彼らはこのピンチを跳ね除け、無事に旅を続けることができるだろうか……!?
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3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月22日
参加申し込みの期限
2019年06月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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