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吊り橋幽霊、喧嘩成仏!
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寝子島神社で参拝を終えた
旅鴉 月詠
は、水をもらう許可を得るため、境内で神社の関係者を捜していた。
ちょうど、手水舎の所に巫女姿の
御鏡 聖
がいたのを見つけて声を掛ける。
「すまないが、水を分けてもらえないか?」
聖は、月詠の手にある水筒を見て首を傾げた。
「手水は、飲用には適してないんですよ?」
「ああ、飲むために必要なわけではない」
月詠に言われ、聖はすぐに思い当たった。
「例の、吊り橋の幽霊ですか?」
「まあ、そんなところだ」
「私も、あとで行こうと思ってるんです」
聖は持っていた柄杓で水を汲むと、月詠の水筒に注いだ。
「出来れば、清めてもらえないだろうか」
月詠は聖の用意していた榊を見て言う。
「わかりました」
聖は笑顔で応じ、月詠の水筒を榊で清めた。
「気休めかもしれませんが…」
まだまだ修行中の身の聖が遠慮がちに言う。
「いや、十分だ。感謝する」
月詠は聖に礼を言い、神社を後にした。それを見送っていた聖に、別の声が掛けられた。
「あたしも、お水を貰っていいかしら?」
振り向いた聖は、笑顔で2リットルの空のペットボトルを見せる、筋肉質の大柄なオカマ…もとい、
尾鎌 蛇那伊
の姿に驚きつつ、頼みに快く応じた。
柄杓では時間が掛かると、聖に手伝って貰いながら水口から直接ペットボトルに水を汲んでいた尾鎌は、隣に立つ聖をじっと見つめる。
「巫女姿って、ホント、可愛くていいわよねぇ」
尾鎌がうっとりと言う。返答に困る聖を助けるように、
御剣 刀
と
小山内 海
がやって来た。
「尾鎌、何やってるんだ」
呆れたように言う刀の隣で、海が『セクハラはんたい!』と書かれたスケッチブックを掲げる。
幼い頃、事故で声を失って以来、スケッチブックは海の声として欠かせないパートナーだ。
「失礼ねぇ、セクハラなんてしてないわよ」
尾鎌は海に軽く言い返すと、刀の腕に手を伸ばし、マッサージするように触り始める。
「刀ちゃんたら、相変わらずいい筋肉してるわねぇ」
そんな尾鎌を、『ちかん!』と書いたスケッチブックで、海がぺしぺしと叩く。
「あらやだ、妬いてるの?」
尾鎌の言葉に、自分でも意外なほど顔を赤くした海の頬を、うふふと微笑みながら尾鎌がつつく。
「赤くなっちゃって、かぁわいい」
「尾鎌、いい加減にしろ」
海を守るように背に庇い、刀が尾鎌をたしなめる。
「あらあら、うふふ」
さらに2人に構おうとする尾鎌に、聖が遠慮がちに声を掛ける。
「あの…お水、汲み終わりましたけど…」
「あらら、お任せしちゃってごめんなさい。ありがとう。助かったわ」
尾鎌が慌てて聖からペットボトルを受け取る。刀と海は、それぞれ持って来た容器に水を汲み始めた。
その様子を境内の入り口で愛犬のホームズと見ていた
結城 正義
は、空のペットボトルをぎゅっと握り締めた。
(なんか、入っていけない雰囲気。というか、近づいちゃいけない気がする……)
特に尾鎌の様子を伺いながらそんな予感に襲われる正義を、ホームズが心配そうに見上げた。
「どうかしたのか?」
通り掛かった
高城 隆弥
が、正義に声を掛けて来た。
「あ、ええと…」
慌てる正義の持つペットボトルを見て、隆弥がにっこりと微笑む。
「俺も水を貰いに来たんだ。一緒に行こうか」
「えっ!? いや、でも…」
「遠慮してたら水はいつまで経っても手に入らないぞ。あ、犬はここで待たせておいた方がいいな。ご主人様はすぐ帰って来るから、いい子で待ってろよ」
そう言う隆弥に背を押されて手水舎に向かった正義を、ホームズは神社の入り口で見守りながら、クーンと鼻を鳴らした。
夏神神社にも、水を貰いに来る者がいた。
「……許せねぇ」
唐沢 一也
は、バイト先の後輩から聞いた噂を反芻して、暗く呟いた。
親と暴力、そのキーワードは一也の逆鱗に触れるものだった。
シーサイドタウンのアパートで一緒に暮らす少女の姿が一也の脳裏に浮かぶ。
寝子島に来る前の話だ。近所に、義理の父親から暴力を受けている少女がいた。
日毎、少女の体と心が少しずつ壊れていくのが、他人の自分の目にも明らかだった。
なんで大人は誰も何もしないのか。
疑問に思い、少女の新しい傷を見る度に、その瞳から光が消えていく度に鬱憤を募らせていた。
ある夜、誰もいない公園を通りがかった一也は、笑いながら少女の首を両手で持ち上げている男を見た。
一瞬、首を絞められていると気づかなかったのは、少女がもがきつつも声を発していなかったから。叫んだ所で助けなんて来ないと絶望していたのだろう。
一也は衝動的にその男を殴り、殴り続け、少女を連れて逃げた。
以来、身寄りの無い少女を一也が面倒を見ている。
今回の話に出て来た少年の境遇は、少女とあまりに似すぎていて…一也はどうしても放っておけなかった。
怒りながらも、他に水が必要な者達の事も考えた一也は、バイクに積めるだけの水を余分に用意すると、宮司服姿の
夏神 零
に頼んで水を清めてもらい、吊り橋へと向かった。
険しい顔の一也を見送った零は、少女と見紛う顔に憂いを浮かべた。
あれは無茶をしにいく顔だ。
噂の相手は悪霊と聞く。
神社の水で物理的な攻撃が可能になるというが、果たしてそう簡単にいくものだろうか。
こんな時、師匠ならどうするだろう。
零は、かつて鍛錬中に過って殺めてしまった師を思い出す。
一也の残した激しい負の感情の余韻に囚われていた零を、静かな声が現実に引き戻した。
「水をわけてもらえませんか?」
夕陽を背に立つ
常闇 月
と、かつての師の姿が重なった。
「似ておる…」
思わず呟いた零に月が問う。
「…誰に、でしょう?」
「拙者の、かつての師に。……ああ、水を所望であったな、こちらへ参られよ」
明るく振舞おうとする零に、月が囁いた。
「その方が、好きだったのですね」
零は切ない笑顔で微笑む。
「なあ、お主。噂の幽霊退治に行くつもりなら、拙者も連れて行ってはもらえまいか? 相手は人ではないからのう。普通の武具では通じまい。腕に多少の覚えはある。役に立つぞ?」
零の誘いを、月は承諾した。普段はその後ろめたい過去から集団に交わろうとせずにいる月にとって、それは気まぐれにしても、珍しい事だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月05日
参加申し込みの期限
2013年09月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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