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吊り橋幽霊、喧嘩成仏!
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放課後。
八神 修
は、地図ではなく、文字の書かれた紙を頼りにシーサイドタウンを歩いていた。
噂を集め、重なっているキーワードを抜き出し、それに関係する人間をピックアップして所在を突き止める。ここまでの準備は休み時間の間に出来た。あとはやはり会って話を聞かなくてはならない。
「今日中に終わるだろうか…」
人数は少ないものの、リストの人物の所在地はあちこちに散らばっている。
「あれ、八神君?」
声を掛けられて顔を上げれば、千唐が年上の綺麗な女性と一緒に八神の所へやって来る。
「何してるんですか?」
千唐に尋ねられ、修は素直に答える。
「例の噂の幽霊についてちょっと…」
それを聞いた千唐は、すぐに女性にデートの終了を告げた。
「いいのか?」
機嫌が良いとは言えない様子で去っていく女性を見ながら、修が千唐に聞く。
「ちょっとした気分転換にデートしていただけですから」
笑顔で言う千唐に、修は世界の違いを感じた。
「それより、僕も例の噂の幽霊を調べていて、すごい話を聞いたんですけど、一緒に行きませんか?」
すでに手に入れた情報は充分に拡散しているが、これはアノ女から聞いたとっておきの話だ。
「行くってどこへ?」
八神の問いに、千唐が悪戯っぽく笑う。
「噂の幽霊の『母親』の所です」
修はすぐにリストをポケットに仕舞い、千唐の誘いに乗る事にした。
皆と同じように噂を知った
逆巻 天野
もまた、廃墟となった集落について話を聞いて回っていた。
天野は他の者達と違い、幽霊よりも何故か集落の方に興味をひかれていた。
人でも物でも集落でも、そこから亡くなった時に感じる、少し…寂しい感じ。
他人にはあまり理解してもらえないかもしれないが、そういった、例えるならば廃墟の持つ「虚ろ」というカンジが天野を惹きつけているのかもしれない。
「なぜ集落はなくなったのか」
その疑問には、いつも島の昔話を聞かせてくれる地元の老人が答えてくれた。
「10年以上昔、あの辺りでヤクザ同士の抗争があってな。なんであんな山の中でそんな事があったのかは知らんが…」
老人は、年若い天野を怖がらせてやろうとほくそ笑みながら、少し大げさに語り続ける。
「警察は、死人なんか出てないと発表しとったが、その後から出るもんが出るようになったんだから、こりゃ祟りじゃ~いうて、噂になったもんだ。
ちょっとばかり目を離した隙に車がボコボコに殴り壊されていたり、誰もいない家の中で子供の足音がしたり、明け方になるまで女のすすり泣きが聞こえたりとかなぁ。
気味悪がって離れていった者もおったし、身軽な若いもんはさっさと町へ出て行っちまうし、山奥なもんで、足腰の弱った年寄りもそのうち町の施設に移ったりで、誰もおらんようになったんじゃよ。
吊り橋が出来た時には、若夫婦が家を安く買えるようにしてやったりして、集落を大きくして行こうなんてはりきっとったもんだがなぁ」
目を細めて昔を懐かしむ老人に勧められたお茶を飲みながら、天野は昔の集落を想像した。
若者を求める集落に、噂の幽霊夫婦は上手く入り込んだのだろう。
求めた意図と違う住人に、元からの住人達の出した答えが、集落の現在の姿なのだろうか。
その頃、普段はひと気のない落神神社へ向かう道の途中に、話し込んでいる数人の若者の姿があった。
「というわけで、落神神社に水はありませんでしたよ」
フィールドワークの一環として山に入っていた
刻人・F・ミセリア
は、擦りむいてしまった手を洗おうと落神神社へ向かったが、手水まで枯れているという予想以上の寂れっぷりに、仕方なく山を降りていた。
その道すがら、偶然、落神神社へ手水を汲みに行こうとしていた
シダ 美穂戸
と
風雲児 轟
に会い、その話をしていたところだ。
「教えてくれてありがとう! 危うく無駄足踏むところだったぜ」
いくら体力のある轟とはいえ、これから戦いに挑むのならば、力は温存しておく方がいい。
「ケガ 大丈夫か?」
シダが心配そうに言った。
「大丈夫です。怪我には慣れていますから」
爽やかに言う刻人に、シダは親切心から提案した。
「医者行く? 町まで シダに乗るか? 早いぞ そうしろ チアントイ!」
シダはそう叫んでろっこんを発動させ、ベトナムユニコーンであるサオラに変身する。
「おお、なんかカッコイイな!」
無邪気に感動する轟とは対照的に、無言で変身したシダを観察していた刻人は、シダに背に乗るよう催促され、謹んでお断りした。
「他の女性に乗るなんて、愛する妻に申し訳ありませんから」
愛妻家を装われ、シダはすぐに提案を引っ込めた。
「ヴァン 奥さん 大事 いいこと」
「じゃあ、俺が運んでやるぜ!」
轟が新たな提案をする。
「いえ、たかがかすり傷で男性に運ばれるなんて、同じ男として情けないですから」
やんわりと断られたが、轟はすっかり納得したようだ。
「シダ ここまで来たから お参り行く 子供 お母さん 成仏出来ますように それから 集落行く おばけ やっつける 悪者 許せない!」
シダの言葉に、轟は力強く握った己の拳を、決意を込めて見つめた。
「俺も同感だ! 噂を聞いて、久々に吐き気を催す邪悪さを感じたぜ。あんな奴、俺が全力で倒してやる!」
「……まったく、クズが子供なんてつくるからそんな悲劇うむんだよ」
ぼそりと呟いた刻人の言葉が聞き取れず、轟が聞き返す。
「何か言ったか?」
「いえ、僕もお2人の話を聞いて興味がわきました。怪我は大丈夫そうなので、ちょっとその吊り橋に寄ってみます」
「じゃあ シダ 神社行く」
「ひとりで大丈夫か?」
山道を上ろうとするシダに、轟が声を掛けた。
「ホンサオダウ(問題ない) カムオン(ありがとう) 2人も気をつけろ チュックマイマン!」
ウィンクと共に幸運をとベトナム語で言ったシダは、サオラ姿のまま落神神社への道を駆けていく。
轟も当てが外れた水を探すべく、来た道を引き返す事にした。
怪我を心配した轟が付き添うと言うのを断った刻人は、いい暇つぶしになりそうだとほくそ笑み、ゆっくりと吊り橋に向かって山を降りて行った。
もうすぐ、日が暮れようとしている。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月05日
参加申し込みの期限
2013年09月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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