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吊り橋幽霊、喧嘩成仏!
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シーサイドタウンから北へ行った桜台から、更に山側にある桜台墓地では、洋菓子店を両親とバイトの子に任せた景貴とメグが、牧田家と母親の旧姓である三浦家の墓を探していた。
「かげちゃーん、やっぱり、こっちにもないよー?」
メグが通る声で景貴に報告する。
景貴が調べていた場所にも、それらしい墓はない。
「やっぱり、管理人さんにでも聞いた方がいいですかね」
景貴がつぶやくと、墓の影から細い声が聞こえた。
「何を聞くんだい…?」
墓の後ろから覗く人影を見たメグは慌てて景貴に駆け寄った。
「きゃーっ! おばけダメー! かげちゃんにげてー!!」
景貴と彼を庇うメグの前に、ひょっこりと着物姿の小柄な老婦人が姿を現した。
「ほほほ、お迎えはまだ来てないんだけどねぇ」
無礼を謝る景貴とメグは、老婦人に捜している家の墓の事を伝えた。
「ここの檀家は大体知ってますけど、牧田は聞いた事ないねぇ。三浦さんとこなら、もう少し先にあるわねぇ」
三年前に死んだ夫の墓参りに毎日来ているという老婦人は、快く三浦家の墓に案内してくれた。
「三浦さんとこは、ずいぶんと長い間、御参りに来る人がいなかったんだけど、ひと月前から、50代くらいの女の人がよくお参りに来てるわねぇ。時々会うのよ」
「どこに住んでいるか、わかりますか?」
景貴が聞く。
「そこまではねぇ。そういえば、久しぶりに帰って来たみたいな事を言ってたわねぇ」
三浦家の墓に案内してもらった景貴とメグは、老婦人に礼を言って別れた。
景貴がさっそく墓の後ろの名前を確認するが、『幸恵』の名前は無かった。
「お花、しおれてるねー。最近、来てないのかなー?」
メグの言葉に、寝子島から再び出て行った可能性もあるとの不安がよぎり、景貴の表情が曇った。
念の為、管理事務所にも寄ったが、生憎と管理人は出掛けていて留守番の者しかおらず、詳しい事を聞く事は出来なかった。これ以上、ここで情報を掴むのは難しそうだ。
「仕方ありません、健作と合流しましょう」
景貴の言葉にメグは力強く頷いた。どこへ行こうと何をしようと、景貴を守ると決めている。
「かげちゃんは、私がこわいおばけから、まもってあげるから。あんしんしてね!」
メグはポケットにしまった水鉄砲を確かめるようにぎゅっと握った。
神無月 ひふみ
は、牧田による妻子殺しという事件があったのならば新聞に載ったはずだと思い、学校をサボって
浅沼 柳司
と共に図書館で新聞のバックナンバーを熱心に調べていた。
事件の起こったであろう年は、ひふみが竜平から聞いた情報で大体の目星をつけてある。
慣れないマイクロフィルムリーダーが映し出す古い記事を、ひふみと柳司の目が丹念に追っていく。
不審死、氏名不詳の若い女か、子供。もしくは、両方。それか牧田の死。そんな記事を探しているが、昼を過ぎても目当ての記事は見つからない。
「なかなか、見つからへんなぁ」
柳司も同じ事を考えていたらしい。ひふみは思わず苦笑したが、ふとある考えに思い当たった。
「…もしかすると、幸恵の方は生きてるんじゃないかしら。もしそうだとしたら、…暴力亭主を怖がるのは仕方ないけど、死んでからもお母さんを守ろうとしてる尚太を見てたら、怒鳴ってやりたい気持ちだわ」
ひふみの声に怒りが滲む。
「せやけど、暴力親父いうんはキっツイもんやで…」
短い茶髪にイヤーカフス。だらしない制服という図書館に似つかわしくない格好の柳司がため息を洩らす。
柳司は空手道場の主である父親に荒っぽくしごかれていた為、『親父』という存在にポジティブな感情が抱けない。
「まあ、ひふみ先輩の話聞いとったら、ほっとくわけにもいかんしなぁ……あ、先輩、これちゃう?」
柳司が指さした記事には、吊り橋の向こうの集落で抗争事件があったと書かれていた。日付は17年前の6月となっている。
「暴力団関係者6名に対する全治3ヶ月の傷害容疑て、死人はおらんみたいやで」
「牧田の名前もあるわね。この時点では生きていたのかしら…」
2人はその後も調べを続け、傷害事件から半年後の新聞に、牧田 尚太という10歳の男の子が行方不明という記事を見つけた。
警察が家出と見ていた為か、扱いはそれほど大きくないもので、父親に暴力を受けて入院中の母親が息子を心配して捜しているとだけあった。
それを最後に、牧田家に関する記事を見つける事は出来なかった。
母親は、この後で牧田に殺されたのだろうか。それとも、ひふみの思った通り今も生きているのだろうか。
「じゃあ、これから牧田の家の方へ行ってみましょうか」
ひふみと柳司は図書館を出た。
そこへ、大荷物を持った
十文字 若菜
が合流する。
「ひふみ先輩!」
「若菜、すごい荷物ね」
「はいっ! 教会のシスターに事情話して、聖水いっぱいもらって来ました!」
ガッツポーズをとる若菜の荷物を、柳司が持ってやる。
「ありがとう!」
「礼なら、今度、茶でも付き合うてくれや」
若菜の礼に柳司がいつもの軽口を叩く。
「それじゃ、その腹の立つ親をぶっとばしに、廃墟へレッツゴー!」
若菜の元気な掛け声で歩き出した3人の前に、巨大な熊、いや竜平が立ち塞がった。
「……お嬢、学校はどうなさいやした」
「ま、松崎! なんでここに…」
「学校にいるはずのお嬢に、すぐに仕入れたネタをお伝え出来るよう、近くで待とうと向かっていた所だったんですがね」
竜平にじっと睨まれて、ひふみは居たたまれなくなる。竜平は柳司と若菜を見て益々険しい顔でひふみを見つめる。
「まさか、お友達もサボらせたんねぇでしょうな?」
「いや、俺はよくある事やし」
「私はちゃんと、具合が悪いので休みますと学校に連絡しておきました!」
悪びれずに答える2人を見て、竜平の脳裏には『類は友を呼ぶ』という言葉が浮かんだ。
「危ねえ所に、学生さんだけで行くってんなら放っておけねえ。俺もついて行きやす」
「えっ!?」
竜平の言葉に、柳司が反射的に拒否感を示した。
将来、警察官を目指している柳司にとって、気持ち的にその筋の人とは距離を置いておきたいものがある。
竜平はそれに気づいて、人の良い笑みを浮かべた。
「こんな強面のおっさんと高校生じゃあ、釣り合いがとれねぇのはわかってる。離れてついていくから安心してくれ」
そうして、高校生3人組の後を、少し離れて巨漢で黒スーツの強面な中年男がついていくという、ますます通報されかねない構図になったが、4人はそのまま吊り橋の向こうの集落へと向かう事になった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月05日
参加申し込みの期限
2013年09月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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