this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
シネマカフェ『クランク・イン』
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
【またどうぞ!】
西日が強くなり、少しばかり客足も落ち着いてきた頃。
「シネマカフェ『クランク・イン』、営業中です。ぜひお立ち寄りください!」
「ちょうど今から、タイタニャックが上映開始ですわー!」
綾辻 綾花
はエマといっしょに店先へ出て、客引きをしておりました。もちろんゴーインなやつではなく、にっこり笑顔でソフトにお誘いするのです。
「美味しいコーヒーを飲みながら、ゆっくり映画を楽しみませんか……あっ!」
「うん?」
声をかけ、くるりと振り向いた男性の顔を見るなり、綾花はぴたりと固まってしまいました。
なぜならそれは、綾花が思いを寄せる寝子高教師、
早川 珪
のそれであったからです。
「珪先生! 良かったら映画、見ていかれませんか?」
そんなわけで珪先生は綾花のお誘いに応えてくれて、ばっちりご来店。
「タイタニャックはまだ見たことが無かったんだよね。ちょうど良かったよ」
綾花はスクリーン前のいい席へと彼を案内しました。
「綾辻さん、本だけじゃなくて映画も好きなんだね」
「はい! それに、実は明日から、にゃんこ映画特集を上映するそうなんです」
お仕事しながら、猫映画が見放題! それに綾花が惹かれてしまったのも事実です。珪先生は綾花の猫スキーぶりがいつもどおりと見てか、くすりと笑いました。
お昼がまだだったという珪先生にサーモンサンドとコーヒーのセットをお届けして、綾花はフロアに戻ります。上映開始時間とあって、再びお客さんが戻ってきたようです。
「それじゃ……珪先生。どうぞごゆっくり」
「うん、ありがとう。お仕事頑張って」
胸元で小さく手を振ったのは、名残惜しさの表れでしょうか。もう少し先生とおしゃべりしていたいところですけれど、次のテーブルではお客さんがオーダー待ちです。
やがてタイタニャックの上映が始まります。
綾花はこのアルバイト中に、お仕事しながらではあれど何度か鑑賞済みなので、意識を別のところへ向けることができました。
(珪先生は、映画好きかな。この映画は、見たことあるのかな)
もちろん目線はちらちら、真剣にスクリーンへ見入る珪先生の端正なお顔へ。主人公とヒロインの心温まる睦み合い、そして悲恋へと向かって突き進んでいく物語を、彼はどんな感性をもって受け取るのでしょうか。
綾花、興味津々です。
「綾花さん、ナポリタンをあちらのテーブルにお願いしますー! 私はコーヒーのおかわりをお注ぎしてきますー!」
「あ、はいっ。あの、エマさん? 上映中はもう少し声を落としたほうが……」
「ふあっ!? つ、ついうっかり。ウェートレスさんはむつかしいのです」
「ふふっ。いっしょに頑張りましょうね」
そのまま珪先生の無防備な横顔を堪能していたいところですけれど、エマの働きぶりはいささか危なっかしくて、どうにも目が離せません。
視線を引き剥がすように珪先生からそらすと、てきぱきとトレイにナポリタンを乗せ、綾花はお客のもとへ向かいました。
そんなこんなで、上映終了後。
「久しぶりにゆっくり映画を堪能できたよ。ご馳走さま。綾辻さん、また学校でね」
「はいっ、ありがとうございました!」
「またお越しくださいませー!」
綾花とエマの笑顔に見送られ、珪先生は満足そうに帰っていきました。
学校の図書室で会ったら、今日の感想を聞いてみるのも良いかもしれません。
日がとっぷりと暮れたところで、もうすぐアルバイトの時間も終了です。このあとはエマと七海の勤務時間も終わり、夜はオーナーが戻ってくるのだとか。
その前に、ひと区切りついた店内の片付けをします。
カウンターの向こうから、洗ったグラスをふきふきしつつ七海が言いました。
「綾辻さん、アルバイトはどうだった。僕が見る限り、仕事ぶりは完璧だったが」
そんな問いに、綾花はもちろん、こくりとうなずきます。
「とても楽しくお仕事できました。またぜひ働かせてください!」
「わーわー、良かったです!」
エマは綾花を気に入ったようでして、ぴょこぴょこ飛び跳ねています。
微笑ましくそれを眺めながらに、綾花は、
「あ。でも、ひとつだけ気になることが」
「ほう。なにかな」
「ええっ、なにか気に入らないところでもありまして……!?」
あくまで無表情な七海の黒い瞳と、慌ててキョドるエマの青い瞳がじっと注がれる中、綾花はくすりと笑って言いました。
「映画につきものなのは、ポップコーンですよね。メニューに追加したらどうでしょう?」
「……なるほど、薄々感じていた違和感はそれだ。僕も思っていたんだ、この店には大事な何かが足りないと。オーナーに進言しておこう」
「はい♪」
シーサイドタウンにオープンしたばかりの、素敵な喫茶店『クランク・イン』。
これからも上質な(もちろんB級もまじえつつ)映画を上映しながら、お客さまにくつろぎのひと時をご提供いたします。
またぜひ、いらしてくださいね!
「まあ、待ってるよ」
「お待ちしてますわー!」
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷幽です。シネマカフェ『クランク・イン』のリアクションをお届けいたします。
ずっと前からこんなお店があったらいいなーという思いがありまして、今回はそれをシナリオにしてみました。
映画見ながら食べたり飲んだり、まったり過ごせる喫茶店なんて最高じゃない!? って。
思い切り趣味に走っただけあって、大変楽しんで執筆させていただきました。皆さまにもお楽しみいただけておりましたら幸いです。
シネマカフェは折を見つつ、不定期でこれからもリリースしていけたらいいなと思っています。
また機会がありましたら、でこぼこなふたりの店員とともに、映画喫茶で素敵なひと時をお過ごしくださいませ~。
それでは、今回もご参加いただきましてありがとうございました!
次のシナリオでお会いできますことを、心よりお待ちしております~。
お疲れさまでした!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
シネマカフェ『クランク・イン』
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月30日
参加申し込みの期限
2019年06月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!