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シネマカフェ『クランク・イン』
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【オープン!】
「わー、わー。アルバイトさんが来てくれましたわー!」
「お前もアルバイトだろう」
シネマカフェ『クランク・イン』。そんな名前の喫茶店がオープンしたのは、先日のこと。
コーヒーや軽食などいただきながら、大スクリーンで上映されている映画をゆったり楽しめる、映画喫茶です。
「さて。
綾辻 綾花
さん。キッチンもフロアも経験ありとは心強い」
「はいっ、まかせてください!」
ホールスタッフとしてアルバイトに応募した綾花を出迎えてくれたのは、ふたりの店員さん。綾花と同じ年頃くらいの、なんだかでこぼこな兄妹でした。
兄の嬉野 七海はキッチンで、主に調理を担当。クール……というのを通りこして、なにをするにもしゃべるにもまったく表情が変わらない、ちょっぴり不思議な人です。
「さっそくだが接客を頼む。分からないことは妹には聞かず、なんでも僕に聞いてほしい」
「にーさんは時々いじわるさんなのです。センパイの私になんでも聞いてくださいね! 私、センパイなのですわー!」
「妹には聞かず、僕に聞いてほしい」
「ええっと……」
妹の嬉野 エマはどうにも、奔放というか。イキオイ任せというか。天真爛漫でいかにも裏表のない明るい笑顔は、お兄さんの無表情っぷりとは正反対もいいところです。
お兄さんは黒髪の黒い瞳で典型的日本人といった風体なのに対して、妹さんは輝くようなプラチナブロンドに青い瞳、顔立ちもどこか西欧の血を感じさせました。
あまり似ていない、でこぼこなふたり。けれど大らかで優しく社交的な綾花は、彼らに好感を持ちました。
「一生懸命がんばりますね。七海さん、エマさん、よろしくお願いします!」
エプロン身に着け、ぺこりとご挨拶。
そうして、綾花の映画喫茶アルバイトはスタートしたのでした。
扉をくぐると、さっそくです。
壁一面に張られた映画のポスターたち。マガジンラックを埋める映画雑誌にパンフレット。テーブルやカウンター、棚に並ぶオブジェの数々は、映画好きなら気づくのでしょう、どこかで見たことのあるような映画グッズばかり!
「わ……いい雰囲気」
音海 なぎさ
の瞳が、ぱあっと輝きました。
「いらっしゃいませ♪ 一名様ですか? では、お席へご案内しますわね」
店員さんに連れられて、窓際の席へ。今日も暑い日ですけれど、窓には黒いカーテンが引かれていて、室温もちょうどいい塩梅です。
メニューからモンブランとコーヒーのケーキセットを注文すると、お店がシネマカフェたる一番のゆえんと言えましょう、壁の大スクリーンへと目を向けます。
「あ、『ナメンニャーズ』! ちょっと気になってたんだよね」
ナメンニャーズといえば、世界中で大人気! 歴史あるアメコミ出版社、ニャーベル社のヒーローたちが一堂に会する、言わずと知れたアクション超大作であります。
その記念すべき第一作目が、まさに今から上映されるようです。
「こんな素敵な喫茶店で、こうして気になってた映画が見られるなんて。とっても素敵」
冒頭から次々に登場するキャラクターたちは、いずれもそれぞれに名前を冠した単独映画の主人公たち。そんなスーパーヒーローが大集合とあっては、話題にならないわけもありません。
オープニングに思わず見入っていたら、アルバイトの綾花がトレイにケーキセットを乗せて運んできてくれました。
「モンブランとコーヒーです。ごゆっくりどうぞ」
「うん、ありがとう」
さっそくふわふわなクリームの山にフォークを入れてひとすくい、ぱくり!
「ん! 甘すぎない、優しい甘さ。見た目もかわいくていいね」
さっぱりとした甘味を舌に転がしながらカップを取り、コーヒーもいただきます。適度な苦みが、モンブランと相性抜群です。
すっかりケーキとコーヒーを気に入ったなぎさは、絶品なお味を堪能しながら、映画もわくわく楽しみます。
ナメンニャーズは、ヒーロー映画です。
もちろんひと口にヒーローといってもいろいろですけれど、登場人物の多くは空を飛んだりビームを出したり、超人的なスーパーパワーを持っていたり、最先端科学で生み出された鎧を身にまとっていたり。つまりなにかしら、特殊な能力を備えているわけです。
なぎさは思います。
「もれいびに似てるよね……」
ひとりにひとつの、さまざまな能力。確かに、なぎさも持つろっこんもそれと変わりないかもしれません。
事実、神魂にまつわるトラブルの数々を、なぎさを始めもれいびや寝子島の住人たちは、まさしくヒーローさながらの活躍で退けてきました。ときには
某灰白猫
が切り分けた世界の向こうで、映画顔負けのド派手なバトル! なんてことも少なくありません。
映画を見れば誰しもが、一度はきっと思うはず。
映画みたいに派手なこと、してみたい。スパイアクション映画みたいに華麗に銃を構えてみたり、恋愛映画のお姫さまになってみたり、ホラー映画で絶叫体験!
そんなのがぜーんぶ、まるっと叶ってしまう寝子島という場所に、なぎさは暮らしているのです。
「それって、すごいことだよね。ねえ?」
「??? ごめんなさい、お話よく分からなかったのです……」
たまたまなぎさの言葉を聞いていたフロアスタッフ、エマの目はぐるぐる、頭の上にはハテナがぽわぽわん。彼女は『ひと』のようですし、無理もありませんけれど。
「あっ。このシーン」
スクリーンでは、ヒーローたちのリーダー格であるキャプテン・アメリカンショートヘアが倒れた仲間を想い、大粒の涙をこぼしています。なぎさの手元にあるパンフレットにも取り上げられている、有名シーンです。
「このシーン、ぐっとくるんだよね……」
なぎさもまた、寝子島で数々のトラブルや修羅場をくぐり抜けてきたひとり。よく似たシチュエーションに遭遇したこともあったかもしれません。
俳優の熱演も相まって、なんだかひどく、胸にこみ上げてくるものがありました。
「みんなの励ましと協力のおかげで力を取り戻して、立ち上がるんだよね。こういうのって、なんかこう……燃え! っていうの?」
「分かります! 分かります!」
映画喫茶の店員であるだけに映画好きらしいエマは、なぎさの言葉にがくがくと首を振ってうなずきます。
「分かる? 嬉しいなあ。こういうの見ると、最初から最後まで、シリーズ全部通して見たくなっちゃうね」
「ありますわよ? 全部」
エマは胸を張り、どやっ! きょとんと小首を傾げたなぎさへ笑いました。
「ナメンニャーズは映画好きのタシナミですわ! シネマカフェ『クランク・イン』ではこの夏、ナメンニャーズ総特集を敢行! シリーズを一挙公開予定! なのですけど、良かったらいかが?」
突然のダイレクトマーケティング! 聞けばナメンニャーズシリーズのディスクは全て彼女が揃えたものなのだとか。
もちろん、なぎさの答えは決まっています。
「……長い、長い旅が始まる! って感じだね。もちろん全部見るともさ!」
偶然に見つけた、素敵な映画喫茶。
どうやらなぎさにとって、長い付き合いとなりそうです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月30日
参加申し込みの期限
2019年06月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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