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\ オーバータイム!/
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ねこの消えた日
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「うん? なんか、おかしいな……」
佐藤 英二
は起きてすぐに、欠けている音声や文字があることに気がついた。できの悪いパズルのようなもので、少し考えればどのあたりの字がなくなっているのかはすぐにわかった。どうしてもこの字がない、と明言することはできなくなっていたが、英二は驚きも焦りもしなかった。
(これは、自分の力ではどうしようもないパターンだよなぁ)
そう理解した彼は、それ以上あがくことをやめ、気にしないでフツウに暮らすことにした。学校が騒がしい。それはいつものことだし、驚くような話ではない。先生の声もとぎれとぎれで、教科書も穴だらけだ。それでも授業は続いている。首を傾げながらも授業を続けるなんて立派だな、と思った。ところどころ空席があるのは、おおかたもれいびになった生徒が、この事態をなんとかしようと飛び出して行ったからだろう。
「僕にはとても、そんなパワーはないよ。みんな元気だなあ」
クラスメイトたちとの世間話も、ところどころ音声が途切れるだけでそれほど支障はない。『ここ』や、『子猫』といった言葉を伝えたいときには多少困りはするが、身振り手振りや図を指差したりすれば事足りた。
「不便……だけど、別にどうしようもないほどじゃない。普通にしていよう」
時間が経てば経つほど、英二にはその思いが強くなった。気にせずに、過ぎ去るのを待つ。それがベストな解放だと。いつも通りの昼食、学食でラーメン。消えた文字が『ら』とか『め』じゃなくて本当によかった、と思った。午後の授業になると、さらに欠席者が目立ち始めたが、これはどこのクラスでも同じようだった。もれいびになった者たちは、異変に敏感になり、フツウを脅かす自体を見過ごせなくなりがちだ。それはすなわち、自分自身が平凡にしてフツウな存在ではなくなるということだった。
(どうして文字がなくなったのか、気にならないわけじゃない。でも、みんなでドタバタしても仕方がないじゃないか)
どこまでもフツウに、影響されることなく――つとめて英二はそうふるまった。目の前をふらつきながら歩き去って行く生徒がいる。
「なんなんだ……がっ■うに着いたのに、やっぱり落ち着か■え! だめだっ……!」
文字、ひいては意味の喪失に大きな精神的打撃を受けた
握 利平
だった。人によっては、これは非常にショックな出来事であるらしいと再確認する。かける言葉が見つからなくて、英二はすまなそうに利平の後姿を見守るほかなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月10日
参加申し込みの期限
2013年10月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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