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\ オーバータイム!/
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ねこの消えた日
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ここに一人の迷える男子学生がいた。名は
握 利平
。今回の文字失踪に於いて名を失うこともなく、アイデンティティの喪失の危機を迎えることもない彼は、また別の問題――彼だからこその大問題に遭遇していたのである。
「あ~、きょうもがっ■うか……。まだ三ヶ月しか経って■ぇのに、もう一■んぐらい過ぎた気がするぜ」
(……?)
しいて言えば『がっふう』のような腑抜けた音が口から出た気がする。
「いや、気のせいだよな?」
三ヶ月しか経っていないのが? 今の妙な音が? 気のせいなのはどちらだろうか。利平はいま一度、心で思った『はずの』ことを声にする。
『がっこう。寝子高。ねこしまこうこう』
いつも利平が通う場所、平日の大半の時間を過ごす、友人とじゃれたり、勉強したりする場所。それを言葉にしたつもりだった。だが実際に利平の口から出たのは
「がっ■う。■■■う。■■しま■う■う」
という奇妙な途切れ途切れの音だけだった。今までに感じたことのない奇妙な、恐れに似た感情が利平を支配する。
「……なんだ? 俺は、ど■に行■うとしてるのかよく分から■え。分からなくなってきた」
口元に手を当て、おろおろと室内を歩き回る。
「ていうか、自分の言ってる■とが分から■え。と■ろど■ろ聞こえ■え。駄目だ。思い出せ■えが、■れだけは分かる……言えないど■かに行か■えと、仕送りがもらえ■え」
母は確かに言ったのだ。『■う■うには真面目に行く■と』と。それが仕送り、米支給の条件だった。利平は朝起きて、その場所に行くために準備をしていたはずだったのだ。
「駄目だっ! 大事な何かが抜け落ちてやがる。■のままじゃおにぎりの、■め不足の危機だ」
利平は気づいてはっとする。白くてあったかい、炊くとおいしい和食には欠かせないあれが、自分にはぜひ必要なのだ。
「そうだ、■めだ。……■め。まめ、つめ、よめ、■め」
文字が失われた今、利平が『米』と正しく発音できる術はない。言葉を失ったことで、普段饒舌な利平は、言葉の持つ意味と、記憶さえも見失い始めていた。
「だめだ! 何が足りないのかも分から■え! 誰か、誰か助けてくれ!」
利平は血相を変えて猫鳴館を飛び出した。驚く寮生が呼びとめるが、彼は気づかない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月10日
参加申し込みの期限
2013年10月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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