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生き残るのは誰だ! アンチ納涼がまん大会!
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「シンチャオ シダだよ」
マイクに顔を寄せ、
シダ 美穂戸
は極楽部屋の面々にあいさつした。ほとんどは知った顔であるから、わざわざ名乗る必要はないのだが、こういった愛嬌がシダの魅力である。シダは早くも汗ばみ始めた顔を巡らし、同士にしてライバルとなる地獄部屋の参加者を見回した。
「女子 けっこういるな 心強い」
地獄部屋にいる23人のうち、女子は
エカテリーナ・クロキ
、
後木 真央
、
上穗木 千鶴
、
桜庭 円
、
島野 夏帆
、
深民 実々
、それにシダ自身を入れて7人だ。
「みんな チュックマイマン!」
シダの激励を受けた女子参加者たちはうなずき返したり、軽く手を挙げたりしてそれに応える。早くもうだるような暑さだが、望んでがまん大会に来ているだけあって、誰一人として音を上げそうな様子はない。
「かたなも出るか」
シダは座布団から幾分身を乗り出して、
御剣 刀
を覗き込んだ。
「よう。美穂戸」
刀は閉じていた目を開き、静かにシダにあいさつをする。シャツにベスト、寝子高指定の制服をきっちりと着込んだ上にどてらを羽織っていた。もう少し気楽な、もしくは涼しげな格好で来たっていいのに、とシダは思う。
「きょうは がまん大会だぞ 武道 剣道かんけいない」
「そうか? 俺にとっては、同じようなものだがなあ」
刀がこのような風変わりなイベントに参加した目的は、驚くほどまじめなものだった。鍛錬、精神の統一、克己。自分を試し、鍛えるためにここにやってきたのである。『おもしろければなんだっていい』の精神でがまん大会を主催したあずさが聞けば、きっと大笑いしただろう。その後で、刀らしい選択に、笑いながらもうなずいてくれたかもしれないが。暑そうにはしているが、ちっとも嫌そうでも、苦しそうでもない。シダにはどうしてもその様子が解せないようだった。
シダは分厚い綿で膨れ上がったどてらをいつもの薄地のアオザイの上に着込み、長い足を何とか折って座布団の上に正座している。周りを見ながら真似てはいるものの、彼女にはちょっときつい座り方だ。
「まて これ 足いたいぞ いたい」
「ああん? 具合悪いのか?」
『救護係』の
宇佐見 望月
がやってきてシダに尋ねる。シダはぶんぶんと首を振った。こんなところで失格扱いにされてはたまらないと、きっとした表情で望月を見る。
「正座、正座な この美脚たたむ おしくないか!」
自分は正座に慣れておらず、少し悪戦苦闘していただけだと懸命に主張する。望月が下がったあとで、シダはちょっかいの矛先をすばるに変えた。
「やあ、シダちゃん」
「ちくわ シンチャオ ちくわ落とせ」
シダは正座の片足を抜き、器用に得意のハイキックを繰り出す構えを取る。
「わっと! きょうはちくわは持ってきてないよ」
「持ってないか 気きかないな ちくわ」
慌てるすばるに、少しつまらなそうな顔をして見せて、シダはまたぎこちない正座の姿勢に戻る。しかしやはり座りなれないせいか、足が痛いのか、もぞもぞと動き出した。
「はーいそこ! 地獄部屋の出場者は正座よー」
桜栄 あずさ
のマイク越しの警告に、シダは不満げに手持ちの袋を持って立ち上がる。そしてちょっとしびれた足を引きずりながら、ストーブの方へ向かった。
「すぐ戻る 座る お餅 ストーブ置いとく」
袋から取り出した切り餅をストーブの上に乗せていく。
「うどんに 入れよう 心配するな みんなにも やる」
持参の餅で気配りをした、と言う名目で少しの時間正座を避けることに成功したシダだった。
「さあって! 炎天下では水分補給が何より大事! あつう~いお茶の時間だあ!」
司会・望月の号令とともに、参加者全員のひざ元には、茶托に乗せられたお茶が配られた。配っているのはもちろん、
上穗木 千鶴
である。彼女が地獄部屋の給仕を引き受けてくれたのを幸いと、桜栄邸の使用人たちは地獄部屋の入り口に姿を垣間見せるだけとなってしまった。千鶴に茶道具を渡すと、さっと極楽部屋に引っ込み、そこから廊下に出て行くのを
桜栄 あずさ
は忌々しそうに眺めている。それから千鶴に向き直り、『すまないわね』と言ったしぐさを作った。千鶴は会釈すると地獄部屋に盆を掲げて戻り、自分の座布団の上に座ると丁寧に茶を入れ始める。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月01日
参加申し込みの期限
2013年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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