this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
生き残るのは誰だ! アンチ納涼がまん大会!
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
23
つぎへ >>
「おお……レディたちが多いというのは格別に予想外、そして最高のアクシデントだったけど、これはその中でも群を抜いている!」
(ちーちゃん、すごいよ!)
八十八旗 信彦
の目は思わず、というべきかやはりというべきか、
上穗木 千鶴
の姿に釘付けになる。『紳士としての忍耐力をアピールする』という相変わらず彼らしい動機で参加している信彦なのだった。彼の目には、汗を流し、懸命に耐える地獄部屋の女子も、思い思いの装いで優雅にくつろぐ極楽部屋の女子も、同じように魅力的に映っている。
だがこれはどうだ……! かがみ込む千鶴のどてらが少しはだける。そこからは重力に押されて、否応なしに普段衆人の目にさらされることのない豊かな胸がどっとあふれ出んばかりに主張する。この稀なる光景をなんと呼ぼうか。あどけない顔立ちにちょっと過激で大人っぽいコスチューム、そしてお茶を入れる優雅な姿……汗ばむ肌。いつもとはまた趣の違う千鶴の魅力を発見した気分だった。信彦の視線をよそに、千鶴はお茶を入れ終わると、一人ひとりのところまで運び、ひざまずいて美しい所作でお茶を差し出していく。そしてついに、信彦のところへ、地獄に差し込む一条の光、ダイナマイトどてらナース千鶴はやってきたのだった。
「ほら、の、信彦くん……お、お茶だよ」
暑さだけでなく、気になる相手への給仕で少し緊張しているせいで千鶴の顔はまた一段と赤いし、肌全体が上気していて色っぽい。これはなんという眼福。信彦は暑さに顔をしかめながらも、できるだけさわやかな笑顔で千鶴から茶を受け取った。意図せず触れた指先が炎のように熱い。
(ちーちゃん……こんなになってまで、俺たちと一緒に戦ってくれているんだね!)
感動と目の保養、そして紳士マインドで、信彦の心は固く守られ、結果、地獄部屋の暑さに耐え続けることに成功していた。
そして意外にも苦戦しているのが、どこから見ても健康優良児である
握 利平
。
「くそっ、誤算だった……!」
利平はじりじりと照りつける太陽の下、身を隠す場所などどこにも存在しない夏の漁船バイトの経験者だ。暑さと過酷な環境に鍛えられた自分に敗北などあり得ない。そう考えての出場であったのだが……。
「ここは密閉空間! 風が、風が吹かねぇ!」
そう、海風がないのだ。生まれた汗は蒸発することなくぐっしょりとシャツを濡らし、体に張り付いたままだ。どてらの綿も利平を苦しめる悪魔の使いとなって、汗を吸いきってじっとりと重く、不快な肌触りを伝えてくる。
「麻で通気をよくしたつもりなのに、ぐしゃぐしゃ気持ち悪いったらねぇ! 理事長め……!」
水着の上に、さわやかな日差しのような薄いイエローのシャツ、セージグリーンのクロップトパンツ。どちらも風通しのよい麻100%の上下で、暑い中でもシャリ感が心地よい、はずだったのだ。利平は極楽部屋で機嫌よさそうにしている理事長をにらむ。今の彼は、『金の余った道楽理事長の高価な景品ゲットだぜ!』という、そもそもの動機すら忘れかけていた。
「俺は負けねぇ! なぜなら……」
だが利平は奮い立つ。なぜなら、この部屋には十分な数の魅力的な女子がいるからだ。どの少女も体を赤く火照らせ、身につけた衣服をしっとりと濡らして、見たこともないような表情をしてこの暑さに耐えている。
(女子! 女子がいるからだあ! 勝った、勝ったぞぉ!)
勝ち誇る利平の前に、そっと千鶴が熱いお茶を差し出す。目で見るぷるんとした刺激に、さらに利平の心は高鳴る。下ろした髪が頬に貼りつく
深民 実々
のしどけなさ、元気を保ち続ける
島野 夏帆
の明るさとタフさ、
エカテリーナ・クロキ
のまぶしい健康美……。
「もう勝負がどうこうじゃねぇ! 俺がっ、今日っ、この場にいることがすでに勝利っ!」
「おおっと、
握 利平
くん脱水症状で錯乱かーっ!?」
すかさず
宇佐見 望月
のツッコミが入る。
「握くん、お茶飲んだ方がいいよ。お茶」
クラスメイトの
桜庭 円
からも心配されてしまった。しかし利平の心の中では嵐のごときパッションが渦巻き、彼に倒れることを許さなかったのだった。
(さあ、見せてくれ……女神たちよ! 濡れた柔肌に張り付く布地を! お前たちの肌を守るために触れることを許された存在でありながら……今や動きを縛ることしかできなくなった、裏切りの布地を!)
「その下で艶かしくもがく素肌を! 俺の前にさらすのだああああぁっ!」
最後の方は、完全に声になって漏れ出ていることに利平は気づかない。女生徒たちは黙って眉をひそめるのだった。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
23
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
生き残るのは誰だ! アンチ納涼がまん大会!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月01日
参加申し込みの期限
2013年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!