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寝子島高校
生き残るのは誰だ! アンチ納涼がまん大会!
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残るは順不同に
御剣 刀
、
島野 夏帆
、
桜庭 円
、
夏神 零
、
尾鎌 蛇那伊
、
エカテリーナ・クロキ
、
新井 すばる
、そして本人は出場の自覚はないが
上穗木 千鶴
である。落伍したはずのものが、よりよい環境で快適そうにしているというのはなかなかに憎らしい状況であるはずなのだが、やはりそう言った誘惑に心動かされない面々が勝ち残っている。
「これは膠着状態になるわね。誰も音を上げそうにないわ」
「ですねー。放っておけば彼ら、後数時間でもがんばりぬいてしまうのではないでしょうかー」
あずさの言葉に
三ヶ島 葵
も同意する。ブリジットは予想以上の粘り強さを見せる
新井 すばる
を、頬杖をついて眺めていた。フォローは笑顔の舞にあらかた任せていたが、ここまでがんばるすばるに、何かしら声をかけてやらなければと思う。ブリジットはマイクごしにすばるに呼びかけた。
「すばる、ここまで生き残るとは思わなかったわ。やるじゃない」
頭が下がり気味になっていたすばるの顔が、天からの声でぱっと輝く。今までの努力がすべて報われ、不安が押し流されるように感じた。
(やっぱり、ブリジットさんはボクに期待してくれていたんだ……! ずっと見ていてくれたんだ!)
「ボクがんばるよ! ありがと、ブリジット……さ……」
(あれ?)
立ち上がってマイクを借りようと思ったはずなのに、すばるの視界に入ったのは横倒しになった参加者たちだった。否。すばるの方が横に倒れているのだった。
新井 すばる
、緊張が緩んだ拍子に一気に暑さにノックアウト。リタイアと言う結果となった。
「ここまでね。体のこともあるし、さすがに夜までみんなをこの環境においてはおけないわ。現在残っている人たちを同着優勝とします」
桜栄 あずさ
の天の声が降る。当初の予定とは大きく異なる、七人優勝タイという結果が出た。あずさと交代して、
宇佐見 望月
が最後のアナウンスを叫ぶ。
「栄えあるウィナーズを五十音順に発表だぁ!
エカテリーナ・クロキ
さん!
尾鎌 蛇那伊
君!
夏神 零
君!
上穗木 千鶴
さん!
桜庭 円
さん!
島野 夏帆
さん!
御剣 刀
君! おめでとう!!」
極楽部屋からは大きな拍手が上がった。
「え? えっ!? なんでぼくが!?」
千鶴は自分が参加者に追加されていたことをたった今知って、さかんにおろおろするのだった。救いを求めるようにあずさに目を向けると、あずさはにんまりと笑いながら、千鶴の名前を書き足した参加者名簿を振ってみせる。
戦い終わって、日ももう暮れて。地獄部屋の火炎のような暑さはストーブが止められたことでおさまりつつあり、極楽部屋にはきれいさっぱり汗を流した参加者と応援勢が集まっている。主催の
桜栄 あずさ
はにこにこと全員を迎えた。
「ああおもしろかった。みんな、お疲れさま。来てくれてありがとう」
これはちょっとした参加賞よ、とすべての来客に手渡されたのは小さな封筒。中には学内カフェテリアの無料券が入っていた。高価なものではないが、学生、中には苦学生もいるのだから、悪いアイテムではないだろう。
「そして、優勝となったみんなにはこれよ」
きれいにラッピングされた箱が渡される。中身はばらしちゃうけどこれと同じ、とあずさが指し示したのは、高級デザートの盛り付けられていた美しいガラスの器だった。
「高校生にあまり高価なものを与えるのもどうかしらと思って。これでもけっこう考えているのよ。ペアだから、気になる人と一緒に使ってもいいかもね」
と、あずさは余計な一言を付け加え、にやりと笑った。
「描いた絵は本人に渡そう。風呂上りの体重測定結果も裏に書いてあるから、心配なら裏面は見せ合わないことだ」
旅鴉 月詠
は完成した、健康的で少しエロティックな半裸の戦士と女神たち、すなわち出場者たちの絵を各人に手渡す。
「理事長! お願いがあるのだー! 真央ちゃんはこれを返すから、話を聞いてほしいのだ」
後木 真央
はやおら立ち上がり、器の箱をあずさに突きつけて言った。いつになく真剣な面持ちである。
「何かしら? 気に入らなくてもせっかくだし、取っておきなさいな」
「そうじゃないのだ。賞品じゃなくて……お願いなのだ。寝子島に小中一貫校を作ってくださいなのだ! 寝子高生みたいに、ハッピーな学校生活、安心して暮らせる生活、小さい子たちにも用意してほしいのだ。真央ちゃんたちも協力して、いくらでもおもしろくするのだ! おもしろくなるのだ! お願いなのだ!」
あずさは懸命に訴える真央をじっと見る。
「理事長。俺からもお願いします。脱落した者からの意見ではありますが」
八神 修
がふらつきながらも立ち上がり、真央の意見に支持をする。二人を見比べ、あずさは小さくため息をついた。それが否定の意味でないことはわかるが、色よい返事とも思えなかった。
「なるほどね。あなたたちの気持ちはわかったわ。私も考えたことがないわけじゃない。でもね、今はこの高校でいっぱいいっぱいなのよ。わかってもらえないかしら? すでにある私立の小中だっていいものよ」
そう言われてしまうと、これ以上は食い下がれない。真央と修は少し下を向いてしょんぼりとした風になってしまった。
「気をつけて帰るのよ。なんならまだ、うどんが余っているけど食べていく? あっちで」
あずさは雰囲気を切り替えるように、おどけた調子で地獄部屋を指し示す。
「いいえ結構です!」
全員が声をそろえてノーを叫ぶのだった。
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あとがき
担当マスター:
清水るね
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございます。これにてシナリオ完結です。
タフそうな方が多数集まり、どう考えても最後の一人を選び出すには一日以上かけなければいけないような感じになってまいりましたので、高校生の未来を考えた上で、あずさ理事長は途中でイベントを切り上げ、同着優勝を選び出すことにしました。賞品があらかじめ複数用意されていたことから、案外最初からそのつもりだったのかもしれませんね。優勝者に送られたガラスの器はお好きなようにお使いください。自由設定ページに明記されない場合は、他のシナリオやキャラクター設定に影響を及ぼすことは一切ありません。
ご意見、ご感想などはコメントページにお寄せください。
それではまた、次のシナリオでお会いいたしましょう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月01日
参加申し込みの期限
2013年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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