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遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~革命編~
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【王の記憶を求めて:生体サーキュレーター管理区(2)】
「わ~~~」
ぬるぬるにゅるる。
「きゃ~~~」
うねうねうねうねうねうね。
「いや~~~っ」
すりすりにゅりにゅりむにゅるるるん。
「ぜー、ぜー。はー、はー」
白 真白
とタコの格闘は、今もって続いておりました。
というか、真白が一方的に弄ばれて(ヘンな意味ではないです)ぽいっ、と水槽から追い出されるばかりでしたけれど。
「ううっ、全身がヌルヌルだよ~」
※ヘンな意味じゃないですってば!
ともかく真白は、十数基はあろうかという巨大水槽へひとつひとつ、ざぶんと潜っては護りねこの捜索を続けているのです。
なにしろ邪魔なのは、水槽を管理するタコですけれど、
「まあ、邪魔してるのは私たちのほうだしね。タコはここを守ってるだけなんだと思うと、傷つけるのははばかられるし」
そんなわけでして、真白の捜索は困難を極めておりました。
「それにしても、見当たらないなあ……もうずいぶん探してるのに」
はふう、と大きく息を吐いた拍子に、濡れスケな胸元がたぷんと揺れました。
特になにを探せとも言われないまま、漠然とした『なにか』を探しているわけでして。仮に、水槽の底に沈んでいる石ころのひとつが目的の品物だったりしたら、そんなのはもー探しようがありません。
「ふう。どうしよっかな……」
「あったのですー。こっちなのですー」
と。
真白を呼ぶ声は、
ゼロ・シーアールシー
。ふらりとどこかへ行ってしまったと思いきや、再び戻ってきたようです。
「あったって? なにがあったの?」
「あれなのですー」
ゼロが指差したとある水槽のなかに、きらり。確かに、光を反射して輝くなにかが落ちているのが見えました。ごくごく小さなもので、何であるのかはよく見えません。
この水槽は、まだ探していなかったはず。
「あれかなあ?」
「あれなのですー」
自信タップリなゼロに、真白はふむっとひとつ思案します。
「とりあえずあれを拾ってみる……としても、タコをどうしようかな? ふつうに潜っても、途中で捕まっちゃうと思うんだよね」
「それなら、良い方法があるのですー」
と言っておもむろに、ゼロはててててて。駆け出すと、
「ちょ、なにするの!?」
「ゼロがタコさんにぐるぐるにゅるにゅるされてる間に、拾うといいのですー」
どっぱーん! ごぼごぼごぼ。
水中にも響き渡った水音に、さっそく巨大イソギンチャクの陰からあらわれた水槽管理タコが、にゅるるるるん!
「ごぼばばーーー」
「い、今のうちに……!」
ゼロがぬるんぬるんにされている間がチャンスです。
真白も慌てて後を追い、どっぱーん! ぶくぶくぶく。
(水槽の底に……あれだ!)
小さくて黒くて細長い、艶光するなにか。あれがテオの言っていた、探すべきものなのでしょうか?
王の記憶を持つという、三匹の護りねこに関係するなにかなのでしょうか?
「ごばばばー」
ちらと振り返ると、にゅるにゅるにされたゼロがちょうど、水槽からぺいっと放り出されるのが見えました。くるりと真白を振り向いたタコさん。次はお前だ! と言っているかのようです。
(い、いそげーーー)
必死に手足を動かして、深く深く潜行していきます。なにしろ大きな水槽ですから、底までたどり着くのもひと苦労なのです。
潜る真白。後ろに迫るタコ。逃げる真白。追いかけるタコ。
「ぷは。もう少しなのですー」
水をとおして、ゼロの激励が届きます。どうやら無事だったようです。
(もう少し……あと少し……!)
足で水を蹴り、ぐぐぐと手を伸ばして、あと1メートル。50センチ。30センチ。あと少し!
「!!」
にゅるりと足に触手が絡みついた……その、瞬間に。
(……つかんだ!)
ぐ、とそれを握り締めた直後、真白の身体にはにゅるるとタコ足が絡みつきました。
そうして、しばしの後に。
「げほげほ、けほっ! うーっ、ひどい目にあったよ……」
全身ぬるぬるまみれのまま、真白はプールの外へと放り出されておりました。
けれど。右手にしっかと握った、この感触。
「やったね♪」
なんだか小さな代物ですけれど、ともかく真白はタコにつかまる直前、それを手のなかに収めていたのでした。
きょろきょろと周りと見回すと、どうやらゼロはどこかへ行ってしまったようです。
なんとも移り気なこと……真白は肩をすくめた後、おそるおそるに、手のひらを開いてみますと。
「これは、万年筆?」
そう。それは、黒い万年筆でした。ねこの肉球でもしっかり保持できるようにか、握りの部分には滑り止めが施されています。
黒字に金文字で、名前が刻まれていました。くるくるとした丸文字で、真白には読むことができませんでしたけれど、
「居住区長『プレハブ』、だっけ。そのコの持ち物かな……、って、あれ?」
ぼんやりとそれが光を放っていることに気が付いて、真白は目を丸くしました。
ふわりと。
二匹のねこのまぼろしが目の前に現れ、真白は思わず、つぶやきました。
「これが……ネコトピア王?」
『どうですかニャ? 王さま』
『うむっニャ。素晴らしい。この計画書に沿って造成計画を進めれば、ネコトピアはさらニャる発展を遂げることだろう。やはり、お前に居住区長を任せたのは正解であったニャ。プレハブよ』
『もったいないお言葉ですニャ』
『はは。なんつって、そんニャに堅苦しくしゃべることはニャいんニャぜ? 今はオレたちしかいニャいんだから』
『……あニャたがそんなだから、ケンの小言が絶えないのよ。もう少し王さまらしくしニャさいって』
『あいつはキマジメすぎるからニャァ』
『まあ、いいけれど。あニャたのそういう気さくニャところも、きっと街のねこたちは気に入ってるんだろうし』
『うむっニャ。オレは人気者だからニャ!』
『まったくもう、あニャたってねこは。そりゃ私だって、あニャたのこと……』
『おっと、いかんニャ! スパッタとの打ち合わせの時間だニャ。サメトラム用の新しい車両を視察する予定で……って、ニャんか言いかけたニャ?』
『……ふふ。ニャんでもありませんニャ。我が王よ』
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~ネコトピア編~
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月15日
参加申し込みの期限
2019年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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