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遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~革命編~
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【王の記憶を求めて:おさかなサイエンス技術棟(1)】
なんとも、奇妙な部屋でした。
「チューブの中を……」
ブリジット・アーチャー
の目は、つつつ、と横滑り。
「お魚が……ね。コーネリア、これは食べられないわよ?」
技術棟というだけあって、あたりにはよく分からない道具やら機械やらがわけも分からず散乱し、壁のパネルではぱかぱかと色とりどりのランプが明滅しています。部屋は分厚い壁に仕切られ、扉は自動ドアです。
そしてひときわに目を引くのが、部屋中を文字どおりの縦横無尽に走る、直径10cm程度の透明なチューブ。その中を、青、赤、黄色に緑といった極彩色の鱗を持つ小さなお魚が、すいすいと行き交っています。
愛猫コーネリアがそれらを物欲しそうな目で見つめているのに、ブリジットは苦笑いしました。
「なんのために、お魚が……?」
綾辻 綾花
も青い鱗の小魚を目で追いながら、きょとんと小首を傾けます。
『お前ら、パズルは好きか?』
テオが脈絡もなく、そんなことを言いました。
「パズル?」
『遊び好きのねこたちが、面白がって作った仕掛けだ。防犯上の必要性という名目だが、これが案外上手くはたらいていてな』
テオはなんだか面倒くさそうに、
『そこを見てみろ。ボタンがあるだろ? 適当なのを押してみろ』
「ボタン? これね」
ブリジットがチューブをたどると、それらが繋がるボックスのようなものの側面に、確かにいくつかのボタンがありました。
青。赤。黄色。緑。ブリジットは少し迷って、青のボタンをぽちりと押し込みます。
びびー! 途端に甲高いブザー音が鳴り、なにが起こるのかと思いきや。ボックスからチューブの中へ、ぽこん、と丸い塊が排出されました。
「! 青い魚が来たわ」
塊はどうやら、お魚の餌であるようです。
猛然と泳いできた青いお魚が、餌をぱくり! そのついでのように、お魚はボックスの中へ入ると、
「あっ。扉が開きました!」
綾花の指差す先で、横開きの自動ドアが、空気音とともに開きました。かわりにその向こうにある部屋では、別の扉がぷしゅんと閉じたようです。
「つまり……お魚にお願いして、扉を開いてもらう。どこかの扉が開くと、どこかの扉が閉じる。ってことですね」
「なるほど。これは私向きよね」
仕掛けが分かり、ブリジットはがぜんやる気です。
確かにこれは、パズルのようなものかもしれません。複雑な構造の迷路を、謎解きで突破するのです。『お嬢様めい探偵』ことブリジットには、まさしくうってつけと言えましょう。
「よし! やりましょうか。宰相の企てを砕くのよ。全ての猫をこの都に閉じ込めるなんて、させない。コーネリアを置いていくなんてできないもの」
「私だって……!」
「寝子島のにゃんこは、私が守ります!」
決意を新たにするふたりに応えるかのように、ブリジットの肩の上、コーネリアはにゃおんと高く鳴きました。
一方。
「見てください、シュー君!」
ブリジットや綾花とは別のルートを進むのは、
椿 美咲紀
と
八神 修
です。
「どうした、美咲紀?」
「これこれ!」
チューブだらけの小部屋に散りばめられた、数々の不思議な道具、機械、設備たち。その中で美咲紀が示したものは、これまでにいくつも見てきた、ねこのまぼろしでした。
『ニャア! おさかニャサイエンス技術棟へようこそ!
新入りかニャ? よろしい!
これからお仕事の手順を教えるから、耳カッポじってよーく聞くんニャぞ!』
新人研修用の映像教材といったところでしょうか。
映像はどうやら、壁際に設置されたつるりとした四角い塊から発生しているようです。
「これ、寝子島で見つけた遺物と同じ材質なのです?」
「そのようだ。不思議な代物だな」
ふうん? と美咲紀は首を傾けます。
映像のなか、ねこは安全ヘルメットをすっぽりとかぶり、指揮棒のようなものをぶんぶん振るって、安全作業の心得を熱弁しています。
「これ、変わった技術なのですよねー」
「物質に映像を転写する……という感じか? あの遺物にも使われていたな」
「どういう仕組みなのでしょーね」
美咲紀の疑問はもっともです。
ねこのまぼろしは、このネコトピアにやってきてからも、あちらこちらで見かけました。
どうもこの不思議な技術は、おさかなサイエンスと同様に、海中都市で広く普及していたようにも見えるのです。
「ふむ……」
この部署におけるお仕事のあれこれを熱っぽく語るねこと、その依り代とも呼ぶべき四角い塊を見比べて、修はひとつ思考を巡らせます。このことにはなにか、重要な意味があるような……なにかを示しているような。そんな気がするのです。
とはいえ、なにかしら判断を下すにはいささか情報が足りていないのもまた確かです。
「ともかく、今はここを突破して、護りねこを探そう。それが謎の解明にもつながるはずだ」
「そーですね!」
気になりますけれど、映像のねこが語るあれこれは、ひとまず護りねこ探しには関係なさそうです。
次に注目すべきはやはり、部屋中を巡るこの水が通ったチューブでありましょう。
すいすいとやってきた赤いお魚を見つめて、そのぴこぴこと尾を振る愛らしさに美咲紀、にんまり。
「こういうのって、昔病院とかお役所で使われてた、書類をしゅぱっ! って送るやつを思い出しますです」
「ああ、気送管のことか。エアシューターとかニューマチック・チューブとも言うな。今でも使われているところがあるそうだよ」
「ほえほえ! そーなのですか」
と、ちょっぴり話はそれつつも。
「要するに、魚を誘導してスイッチを押させ、正しい道筋を導き出すというわけだ。たとえば、この黄色のボタンを押してみると」
「あ! お魚さんが!」
鮮やかな黄色をしたエンゼルフィッシュ的なお魚さんがやってきて、チューブと接続されたボックスへ入り込むと、びびー! ブザーが鳴り響き、
「こちらの扉が開き、向こうが閉じる……と。なるほどな。こういうのは得意分野だ、任せてくれ」
いかにもパズルには強そうな修は実に頼もしく。そして美咲紀にもまた、役割がありました。
「私は地図を作るのです! 探すべきは、簡単には開けられない扉。その向こうにある小部屋なのです」
「小部屋?」
「ほら、階段の下に物置的な部屋を作ったり……床下、天井、目立たないところに収納を作るじゃないですか。大事なものをしまうなら、そういうところだと思うのです」
「なるほど。道理だな」
ともかく、方針は定まりました。
「よし。取りかかろう」
「はいなのです!」
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遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~革命編~
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~ネコトピア編~
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月15日
参加申し込みの期限
2019年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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