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遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~革命編~
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【海中ドッグファイト!(1)】
「すっっっ、げーーー!!」
思わずおめめが、きらきらきらん!
源 竜世
が大興奮してしまうのも無理はありません。
ここはネコトピアの端っこ、巨大空気ドームと深海の境目にあたるところ。テオはこの場所を、発進ドックと呼んでいました。
「魚がいっぱいだ! 装備もつけててかっけー! すっげーな、あいつのギアみてーだ」
いつもバトルしたり共闘したり、なとある友だちの元気な顔とその愛用のカプギアを思い出して、竜世はしししと笑います。
『どれでも好きなやつに乗れ。頼んだぞ』
なんて不愛想なテオの声に、竜世はあたりをきょろきょろ。
発進ドックには空気ドームの外へ繋がる大きな水槽がいくつも並んでいて、それぞれにコックピットを備え、魚雷や水中機銃などの武装までも身に着けたいかついお魚たちが、乗り手を待っております。
その名も、『おさかなファイター』! これらの屈強なお魚たちに乗り込み、海上へ向かうロボットたちを追撃するのです。
「どれに乗ってもいいのかー。どれにしようかなー……おっ! カメがいる!」
「……敵を追うのに、亀に乗ってどうする」
呆れたように言ったのは、もはや竜世とは相棒同士と言っても過言ではない、
タイラ・トラントゥール
。ご本人はカタクナに否定されるやもしれませんけれど。
「泳ぎが速い魚と言ったら、カジキだ。彼らならロボットのスピードにも追いつけるだろうな。とりわけ速いのはあそこにいるバショウカジキだ。世界最速の海の生物と言われていて……」
「カジキ! 知ってる! お母さんの店でむぐぐぐぐっ!?」
「こ、このトリアタマ! なにを言うつもりだ、魚たちの機嫌を損ねたらどうする!?」
なにやら都合の悪そうなことを口走りかけた竜世にストップをかけたタイラ。確かに、美味しいカジキの煮つけがうんぬんなんて話をうかつにされようものなら、お魚たちもヘソを曲げてしまうかもしれません。
竜世はそんなタイラの気づかいも知ってか知らずか、
「そっかー、一番速いのか。じゃあ俺はお前に決めた!」
と、自分のパーソナルカラーでもある赤っぽいバショウカジキをチョイス。大きなヒレがなんともかっこよく、竜世はすっかり気に入ったようです。
「なら、ボクはメカジキにしよう。カジキのなかでも獰猛な剣魚だ、戦いでも活躍してくれるだろう」
タイラはすらりとした流線形のフォルムが美しいお魚を選びました。鋭い吻は、なんでも一突きに貫いてしまいそうな迫力があります。
発進ドックには、おそらくパイロットであるねこたちがお魚とスキンシップを図るための、餌を手やりできるシステムが備わっています。ふたりも丸っこい固形のお魚用ごはんを水槽へと投入してみると、カジキたちはそれをぱくり! くるんと回って、さあ乗りな! カモーンっ、てなものです。
「よし、行くぞ!」
「おう!」
ねこ用コクピットは少々きゅうくつではありますけれど、乗り込むのに問題はありませんでした。
さまざまな計器やらパネルの合間から生えている操縦桿を握ると、お魚たちの息遣いがダイレクトに伝わってくるかのよう。
がこん、と音がして、発進ドックの扉が開かれます。円形の出入口をくぐれば、そこはもう暗くて深い深海です。
竜世とタイラを乗せたカジキたちは力強く尾を打ち身をくねらせ、海中を疾り出しました。
いっぽうこちらは、
夜海霧 楓
と
トワ・E・ライトフェロゥ
のデコボココンビ。
楓のいわく、
「一気に海面まで上昇すると水圧が怖いんでな、速過ぎてもあまり意味がないわけだ」
「ホホー」
「それよか、海洋最強と呼ばれるシャチの戦闘能力に期待しようぜ」
といった理由から、彼が選んだのは海のギャングこと、シャチです。
「シカシテー。トワはレオを探すタメにネコトピアを回ろうと思っていたノニー」
おさかなサイエンスで動く不思議な工場で、ベルトコンベアにさんざんぐるぐるされたトワのこと。探検のカンは冴え渡り、名探偵トワとしてネコトピアの真実を見事暴き出す……と思いきや、気づけば楓の膝の上。ちょこん!
「またあっちこっち消えられても困るんでな」
「まーこれはこれでgood! 良しとするマス。Searchならマカセローデス!」
そんなわけで、トワはパイロットたる楓のサポートに徹することにします。
ごはんをあげたら、さっそく発進! 重たい海水を悠々かき分け、シャチはずずいと上昇していきます。
しばらく泳ぐと、やがて暗い海にほんのりとした光が届き始めた、その時に。
「! 正面、見えたデス!」
「ああ。さっそくおっぱじめてやがる」
ちゅどん! 大きな爆発が起こり、伝わる震動にコクピットの窓がびりびりと揺れました。
前方ではすでに、上昇するイルカロボットと、その進行を阻もうとするおさかなファイターたちの大乱戦が始まっています。
楓の操縦に応え、シャチは力強い泳ぎで最前線へ。
「カエデ、右デス!」
「分かってる!」
シャチの反応は素直で、まさしく楓の思うように動いてくれました。トワの声のとおりに右へ旋回、魚雷発射! 右手に携えた斧を振りかぶるイルカロボットの腕を粉砕します。
「カエデ、左から来るデス!」
「ああ!」
操縦桿を倒せばぐるり反転、今度はロボットの肩にマウントされたランチャーから発射された魚雷を難なく回避、そのままの勢いで突撃を敢行。ぐわんと歪んだロボットのコクピットからは、慌てたようにパイロットのイルカが飛び出しました。
「カエデ、後ろデス!」
「分かってる」
「カエデ、正面! 射程内デス!」
「知ってる」
「カエデ、上から来るマス!」
「見えてる」
……なんともこう、トワも頑張って楓を助けようとあれこれ気を配っているわけですけれど、そもそも目ざとい彼のこと。トワのもたらす情報は基本後手後手だったりするのが、ちょっぴり悲しいところです。
「うーん、冴え渡るこのサポート! でもなんとなく役にたたない妖精あつかいされてる気がするデス」
「いいからそこにいろ。それでじゅうぶんだ」
なんだか張り合いがありませんけれど、楓の膝の上は存外座り心地が良かったので、トワは思いました。まーイッカ♪
鋭く肉薄するメカジキ。
いくらカジキの吻が鋭利だといっても、鉄の塊であるロボットの装甲までも貫けるとはタイラも思いません。
「いけっ!」
タイラの狙いは、ロボットのお腹に備え付けられた水槽です。
ぎゅんと加速して、一撃! ずどん! 水槽にはぽっかりと穴が開き、イルカは機体を捨てて脱出。ちょっぴり恨めしそうにこちらを見てから、どこかへ泳いでいきました。
「スターライトナイトを操る感覚で……!」
竜世だって負けてはいません。
「食らえ、トンガッタクチソード!」
バショウカジキの長い吻をしてそう呼んだのでしょう、ともかくロボットの関節部めがけ、狙い違わずどしゅっと一撃!
「へへ、カプギアの操縦と比べたら楽勝だぜ」
正面には、水中銃でロボットのケージや捕獲システムを見事に破壊する、タイラのメカジキが。
そして別のロボットが一体、ちょうどよくその射線へ入り込むのが見えました。
「タイラ! タイミング合わせろー!」
「ふん? まったく。仕方がないな」
なんて言いつつも、きっちり合わせてくれるのがタイラです。
前後からの挟み撃ち、ずどどがんっ! 水槽と背部のエンジンを同時に破壊され、ロボットは大爆発。イルカは無事に逃げ出したようで、ふたりはほっと息を吐きました。
「へへー、やったぜ!」
「っ、あぶないぞ竜世!」
「え?」
気づけばバショウカジキの背後から近づく一体のロボット。ごぼぼとエンジン全開、斧を振りかぶります。鋭利な刃がバショウカジキのコックピットに、直撃……!
と、
「させないデス!」
「させないのは俺だけどな」
ずがん! ロボットの背中に突き立ったのは、大きな銛。攻撃を阻んだのは、楓とトワが乗り込むシャチが放ったハープーンガンでした。
楓はおさかなファイター同士をつなぐ通信機へ、
「イルカの知能は高い。ワンパターンは通用しないし、キッチリ隙を狙ってくるぜ。気を付けな」
「なるほどなー。さんきゅー!」
そんな素直な反応に楓は肩をすくめ、タイラはほっと安堵の息を吐きました。
「まだまだ来るデスー!」
トワの声はいささか間延びしておりますけれど、事態はなかなか深刻です。海上を目指すロボットは無数で、その何割かは追撃者を排除しようと迎撃態勢を取っています。
戦いはまだ、始まったばかりです……!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
遥かなる『ねこだい文明』を求めて…… ~ネコトピア編~
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月15日
参加申し込みの期限
2019年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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