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木陰の差し込むベンチのそばにシートを引いて、
六月一日宮 檸檬
たちもそれぞれ持ち寄ったお菓子をつつき合う。
真っ先に檸檬はレモンのはちみつ漬け(本人ではなくもちろん果物の、である)の入ったタッパーを取り出し、皆に薦めた。
「暑い日にはこれが聞くんだって!」
「……六月一日宮くんは、本当にレモンが好きだよね」
「おう!」
「だと思って、」
花厳 望春
が差し出したお弁当箱――可愛らしいキャンディ柄の――には、すっきりとした香り立つ、クッキーがぎっしりと詰まっていた。
「え、これって」
「レモン風味の塩クッキーだよ。こんな日には塩分も取った方がいいかなと思って」
「わー! さすが花厳さんですね」
「なんだチョコじゃないんだ……」
それぞれ『らしい』反応で檸檬は楽しくなってくる。
望春の女子力、というより乙女力は相変わらずだし(
実際に女みたいになった
こともあった)、その姿を嬉しそうに眺める
御陵 春哉
も、チョコレート中毒の
望月 神無
も、思わず『そうだよな!』と言いたくなる態度だ。
(へへ、偶然でも会えてよかったな)
にっと口角を上げて、檸檬はクッキーに手を伸ばした。
「お、クッキーうめー!」
甘じょっぱい、とでもいうのだろうか爽やかな香りと塩の甘みがからみ合って、気持ちのいい味わいを生み出していた。
檸檬が声を上げると「それは良かったよ」と望春も手を伸ばした。
それ以外にも望春はラムネゼリーを用意していたらしい。
これ、ふたりで食べるには多すぎだろ。と言いたくなったが、結果オーライということで深く考えないでおいた。
春哉は多種多様なサンドイッチ。
「……これってフルーツサンド?」
「はい、食事になるものとおやつになるものとどちらも用意してみました」
彼女が苦手とするアボカドのサンドイッチはなかったけれど、それ以外は定番モノはひと通り揃っているようだった。
「さすがだな、どれも美味そうッ!」
はしゃぎ過ぎて手が迷ってしまう。
「フルーツサンド、よく冷えてて美味しいよ」
「うふふ、ありがとうございます」
どんなに美味しいと聞いても、檸檬は、林檎だの蜜柑だが入ったサンドイッチには手を伸ばさない。
うむむ、どれにしようかな。
見渡しているうちに視界におにぎりが入り込んでくる。
シンプルな三角型のおにぎりだ。
これは神無が用意したものらしい。
「へぇ、望月でも料理できるんだな」
からかうようにいうと、案の定神無はむっと眉を寄せて「おにぎりくらい誰だって作れるだろバーロー」と言い放った。
「だよな。望月でもさすがにおにぎりぐらいは作れるよな」
その中のひとつに手を伸ばし齧りつく。むしゃむしゃ頬張り中身が出てきた。梅おにぎりだった。
「あ、いたのか六月一日宮。小さいから視界に入らなかった」
「んだと、おい今なんて……!」
「だいたいはちみつ漬けなんて料理じゃないもん持ってきた奴に言われたくないね!」
「お、おま、レモンのことバッ……ッ!! んぐぇ、」
言い合いの勝者・神無。檸檬がおにぎりを喉につまらせて棄権したための勝利である。とはいえ、あのまま続けていても檸檬が勝てたとは思えなかったが。
「もう、そうやって変な言いがかりつけるからだよ」
望春が背中を擦ってくれる。
「あ、これどうぞ……」
春哉がコップに入った紅茶を差し出してくれた。
できればレモンティーがいいだなんてわがままも言ってられない。
檸檬はありがたく紅茶をいただくことにした。
檸檬をふたりが介抱しているが神無はノータッチだ。
「バーカ」
とエールだけ送って、塩クッキーにかじりついた。
(美味いな)
口に出せば、表情に出せば喜ぶのだろうが、神無がわざわざ言葉にすることはなかった。
どうせ他のふたりが嫌というほど言うのだからそれでいいだろうと思う。
「あーにしても塩クッキーうめー」
ほら、な。わずかに口の端を上げる。
檸檬は半ばやけくそにクッキーを口の中に放り込んでいる。
よほど神無に言い負かされたこと、喉をつまらせてしまったことが悔しいのだろう。
檸檬のそういうわかりやすくてからかいやすいところは神無は嫌いじゃなかった。
当然負けてやる気は微塵もないが。
「それにしてもあついですねえ」
勝ちに浸っていると、じりじりと春哉がにじり寄ってくる。
「そのとおりだと思う、からひっつくな」
先手必勝。軽く頭にチョップを落として神無は問答無用に言い放った。
そこには次は容赦しないという意味もこもっている。
「そんな、」
さっき望春と話していた時の爽やかさはどこに行ってしまったのだろう。
神無の言葉に衝撃を受け、春哉はぷるぷると子犬のように体を震わせた。
要するに暑苦しいということだ。
「むふふ……神無さん膝枕してくださ、あっなんでもないです」
それでも遠慮しないらしい。
「暑いのになんで擦り寄ってんだよお前は」
というわけで、神無も遠慮せずに再びチョップを繰り出した。
「……良いチョップです、お茶どうぞ」
「ありがとう」
「……むふ、間接キ、」
どうやらもう一発必要らしい。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月02日
参加申し込みの期限
2014年03月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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