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寝子島高校
閉ざされた幽霊屋敷
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二階 寝室
いつも通りの授業風景が、まさかこんな形で覆されようとは。
「全く、信じられないな」
周囲の様子を見渡し、
市橋 誉
が警戒を強めつつも呟いた。今しがた机の上で黒板の文字を映していたのだからノートとペンはそのまま手の内にある。しかし、これだけだ。ここが一体どこなのか、ましてや先程に
高梨 彩葉
が見たという何かの情報などを知る術は何もない。
「まぁ、神魂が絡んでいるんだろうから、外からの救助は期待できそうにないな」
「う~ん、こういうホラーっぽい場所って個人的には苦手なんだよー……!! ね、ねぇ、この部屋から出なきゃダメかな?」
落ち着きなく目を配りながら、彩葉が不安そうに声を震わせる。ベッドやランプの置かれたこの部屋の向こうには扉があり、半分ほど開き放されているそれの向こうには、赤い絨毯の敷き詰められた廊下が広がっていた。
「だろうな、ここにいても仕方がないだろうし」
さらに言えば、この部屋が安全であるという保証はどこにもない、それでもこの部屋を離れ、薄暗い廊下を進むというのは、彩葉にはなかなかに勇気のいる行いだった。あまり乗り気でない彩葉とは打って変わり、誉は落ち着いた様子でノートを一枚ちぎり、壁を下敷きにしてペンを走らせる。地図の大まかな枠組みを描き、現在地であるこの部屋を「寝室」と記した。
「よし、他に部屋があるか探しに行こう」
「う、うん……。でも、気を付けたほうがいいよ! さっき見た何か、ひょっとしたら……」
「それは、愛に飢えた幽霊かもしれないわねぇ~」
ひゃぁっ! 唐突にして背後から囁かれた声に、彩葉は悲鳴を上げて飛び跳ねてしまった。まさか先程の幽霊か!? 恐怖と混乱を胸に振り向いた彩葉だったが、その目に映ったのはごく当たり前の生きた人間。どこか怪しい微笑と松葉杖だった。
「……どうやら、俺たちだけじゃなかったようだな……」
「うふふ。こんにちわ。あなたたちもここに飛ばされてきたのね」
腰に手を当て息をつく誉とほっと胸を撫でおろす彩葉へ、
美崎 岬
が開き切った目で微笑みかける。岬の表情に幽霊やこの空間を恐れている様子は見えないが、あなたたちも、と言い、寝子島高の制服を着ているあたり、誉と彩葉同様、授業の最中ここに送られてきたことは尋ねるまでもなかった。
ガサッ。
「きゃっ!」
立て続けるように、寝室に響いた無造作な物音に彩葉が再び声を上げた。いつもなら聞き逃せるような些細な雑音でも、こんな状況では逐一不気味に響いて仕方がない。
彩葉程ではないにしろ、今の不自然な音に表情を変えた誉と岬が、まさかとは思いつつも様子を見ようと歩き出した。音のしたベッドの方へと警戒の目を張り巡らせつつ、不安を殺してゆっくり近づいてゆく。
すると、それを視認した誉は安堵の溜息を吐いた。いつのまにやらベッドの上を陣取っていたのは、幽霊でもなんでもなかった。
「あら、信彦ちゃんじゃない♪」
「う~ん、……キミかわいいじゃん、よく似合ってるよ……むにゃ」
どこか嬉々とした岬の声などつゆ知らず、
八十八旗 信彦
がご満悦そうな顔で寝言を呟いている。枕をがっしり抱いて眠っている姿はよほどいい夢を見ているのだと予想させたが、蜘蛛の巣と埃で覆われた部屋、破れたシーツにきしむベッドの上では、随分浮いた格好となってしまっていた。
「……はっ! 寝てません、起きてました! 何ページからですか!?」
「おい、ここは教室じゃないぞ」
おおよそ心地よかった夢の中で何かしらの悲劇が起こってしまったのだろう。上半身を跳ねさせて飛び起きた信彦に、半笑いの誉は肩を竦めつつ答える。
「え? ……ってうわっ! なんだここ!?」
「起きちゃったのねぇ。ちぇっ、残念」
「あれ? 岬ちゃん?」
ここが教室でないことに気付いたのも束の間、すぐそばに見慣れた顔を見つけて、信彦は何かを悟ったらしくひとりでに頷き始めた。
「ははぁ……、つまりアレだ、モテるこの俺に仕掛けられた恐怖の館ドッキリってワケだ。寝てる間に俺を運んで……どうせモテない野郎どものやっかみだな? 仕方ねぇ受けて立ってやるよ。
んで! あのシーツの人はさしずめ俺への刺客ってところか」
「っ!?」
何食わぬ顔で突き出された指の先へ、信彦以外の全員が見開いた目で振り向いた。
指で示された先には、廊下へと続く扉がある。そして他に目新しいものはない。強いて言えば、微妙に開いている扉の隙間から、どことなく生ぬるい風が入り込んでくるくらいだった。
「あれ? 消えちまった。やる気ねぇなぁ~」
何もなかったのだ。それなら喜ぶべきことであろうが、その場で何も知らずに陽気な声を上げる者は、信彦の他にはいなかった。
「ふふ……もしかして寂しかったのかしら? 追いかけて、ぎゅっと愛してあげたいわ」
「うう……やっぱり、行くの?」
自身の頬を撫でてうっとりと恍惚を浮かべている岬を見て、青ざめた声でぼそりと呟く彩葉に、誉は眉間を抑えて目を瞑りつつも決断を下す。
「……きっと他の部屋にも送られてきた連中がいる筈だ、合流しにいこう」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
tsuyosi
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月29日
参加申し込みの期限
2013年08月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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