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閉ざされた幽霊屋敷
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二階 書斎
「もうっ、何なのよ、一体……」
うす暗い室内。埃の被った家具や本棚などを見渡し、
神無月 ひふみ
が眉をひそめつつ周辺の状況を確認する。ほんの数秒前まで教室で授業を受けていたはずが、どういうわけか自分は薄気味悪い謎の部屋に立たされているのだ。何故このようなことが起こってしまったのか、ひふみは夢でも見ているような気分で皆目見当がつかなかった。
「でも……、動かなきゃ仕方ないわよね……」
神魂の影響か、それともまた別に原因が存在するのか。何にしても、自分が授業の時に使っていたペンを実際に握っている以上、ここに送られてきたことは夢でもなんでもないのだろう。正直、幽霊屋敷の様なこの空間の雰囲気は耐え難い。嫌な予感は否めないもののひふみは固唾を呑んで、その場から一歩踏み出す事に決め込んだ。
「あ、ひーちゃん!」
「っ!」
とりあえずは、部屋の外の様子でも覗き見てみるか。そんな事を考えて部屋の扉へと向いたその矢先、背後から声をかけられひふみは肩をびくつかせる。誰もいないと思っていたから緊張してしまったのも束の間、その随分聞き慣れた声と呼び名に、ひふみは表情に安堵を灯して振り返った。
「あーちゃん! あーちゃんもいたのっ?」
「無事でよかった、ひーちゃんもここに送られたんだね」
嬉々としたひふみに手を握られて、
晴海 飛鳥
が穏やかな笑みを浮かべた。謎めいた状況の中、偶然にも叶った幼馴染同士の再開を噛み締めた後、飛鳥が落ち着いた声色で口を開く。
「ここ、どこかだろうね。今は昼間の筈なのにうす暗いし」
「……何か、ここ嫌な感じがするのよね」
唇に手を当て思考する飛鳥の言葉に、ひふみは自身の腕をさすりながら答えた。部屋を見渡す限り、その半分ほどが本棚と机になっている。作りは古風でボロボロだが、この部屋が書斎であることは容易に想像できた。
そして、飛鳥の目の先には扉がある。ここが一つの洋館だとすれば、その向こうには廊下があって、他にも部屋があるのかもしれない。
「ひーちゃん、ひょっとしたら他にも送られてきた人がいるかもしれない。行ってみよう」
「……あまり気が進まないけど、仕方ないわよね」
いかにもなこのオカルト空間。ひふみとは違いどこか楽しげな様子を垣間見せる飛鳥を横目に、ひふみは嘆息交じりに頷いた。
その直後。
「ひっ……!」
ガチャリ。扉へと向かおうとしたその時、あろうことか扉のノブが回される。扉の向こうにいる何者かの存在に飛鳥は目を細め、肩をびくつかせたひふみは一目散に飛鳥の背中へと飛びついた。
「な、なにっ、何なのよ!」
「……幽霊?」
そんなことをしれっと言ってしまう飛鳥にひふみは目を見開いたが、飛鳥の後ろに隠れている間にも、耳障りな金属のきしむ音と共に扉は開かれる。ひふみはたまらず目をそむけ、飛鳥は己の好奇心を満たすための熱烈さでそれを見守った。
「あ、やっぱり! ねぇ他にも人がいたよっ!」
「おや、君たちは……」
飛鳥とひふみに見つめられる中、扉を開き、その向こうにいた
雨寺 凛
が顔だけ後ろへ振り向いて声を張る。飛鳥がちらと目をやると、凛の背後には十数人の寝子島高生の姿があった。
「あ、あんたたちも送られてきたの!?」
「そうっす。ここの右隣になんか衣裳部屋っぽい部屋があって、俺たちはそこに送られたんですよ」
目を丸めたひふみの問いに、
六月一日宮 檸檬
が首筋の汗をぬぐい、サッカーボールを片手に携えて応える。檸檬の所属している組はサッカーの授業であったらしく、制服ではなく少し汗のにじんだ体操着を着ていた。
「俺たちは寝室だ。この部屋の左隣だな。そこの廊下を渡ってる最中で雨寺や六月一日宮たちと合流したんだ」
檸檬の隣で、誉が親指を向けて扉の向こうを指し示す。誉の握るノートの切れ端にはすでに二階の地図が完成されていた。
「この部屋は、二人だけか?」
「うん、この部屋には私たちだけ……。わっ!」
「ふぅ、今日も空がきれい。……あら?」
言って、ひふみが今一度部屋を見渡すべく振り返ったその時。いつの間にやら書斎の机に腰を下ろしていた
大天使 天吏
の姿を見つけて絶句してしまった。つい先ほどまでは本当に誰もいなかったのに。
当の天吏もここが教室でないことに気づいたらしく、ほんの少し口を丸めた後、ゆっくりと周囲に目をやり始める。
「ここはどこ? 鳥が見えない……」
不思議がるよりは、むしろ残念そうにして天吏は呟く。かと思えば……。
「はい、Xを二乗したのちに両方を3分の一して」
突如、部屋に張られた凛々しい声に一同は目をやった。書斎の机に手を置いて立っている
八神 修
が、そこに現れたかと思えば携えている教科書を開き、何かの数式とその証明を説明し始める。
「したがって答えは……。ん? ここは……どこだ?」
授業中、教師に当てられていたのだろうか。一同がなんとなくそれを理解した中、ふとして異変に感づいた修は、やはり自らが置かれた状況が呑みこめずに首を傾げていた。
「ひとしきり待ちましたが、これ以上人が送られてくることはなさそうですねー」
書斎に集められた面々を見渡し、
薄野 五月
が間延びした声で口を開く。数人で頻繁に二階にある三つの部屋を行き来し、送られてきた人間がいればその都度書斎へと案内。それを繰り返し、二十名の寝子島生が書斎へと集まっていた。
「授業中にこんなところに送られるなんて、本当に夢みたいだ。……ちょっとごめんね?」
「ふがっ!? はひふんはほっ!(何すんだよっ!)」
神妙な顔つきをしている
伊賀 解理
が、偶然ながらすぐ隣にいた檸檬の頬へとおもむろに手を伸ばす。この怪異が夢か否かの答えは、頬をつねりあげられた檸檬の表情と悲鳴で明確となった。
この空間が現実であると改めて理解し、やっとのことで解理が手を放すと、檸檬は頬をいたわるようにさすりながら口を開いた。
「いてて……。てか、ずっとここにいても仕方ねぇし、出口とか探した方がいいんじゃないですか?」
「うふふ、なら手分けしてこの館を探索したほうがよさそうよ。ねぇ信彦ちゃん?」
信彦の腕に抱きついた岬が提案する。二階の部屋も細かく調べるには広いし、二階があるということは一階がある。出口を探す意味でも一階にある部屋の探索も必須となるだろう。
「ま、不安なレディの為なら仕方ないよな、一肌脱いでやるか!」
力強く信彦が言い切ったのを見て、一同は顔を見合わせて意見を同調させた。情報の共有とここから必ず脱出することを約束し合い、頷きあった後にいくつかのチームに分かれ、それぞれ館の探索を開始した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
tsuyosi
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月29日
参加申し込みの期限
2013年08月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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