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耕作さんの畑で実ったトウモロコシ食って幸せになろう。
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「俺も食って、もっと力をつけなきゃな」
包丁でトウモロコシの実をそぎ落とす刀に、月詠が目を留めた。
「実を無駄なく簡単に取る方法があるから、教えてあげようか?」
「よお、旅鴉。そうだな、芯に残る実って、案外気になるし教えてくれ」
「あ、俺も……」
ピアニストである自らの親指の付け根につけた、
ナイフの傷
が未だ癒えない深雪も、興味津々に月詠の小さな手元を覗き込む。
穏やかな日々を過ごしながら、彼は心と体の痛みを癒している最中だった。
素直に教えを請えば、クールだが面倒見の良い月詠は、唇に微笑を浮かべながら、手順を教えてくれた。
「まず、こちらの茹でたトウモロコシの粗熱が取れたら、1列だけをナイフで削る」
いとも簡単にやっているように見えるのは、彼女が器用だからに他ならない。
「削った所から、実をこうして、ゆっくり指で倒すと……ほら、ポロポロ落ちて楽しいだろう?」
「おぉ……面白いくらい取れるな!」
思わず弾んだ声に恥じ入りながらも、深雪はすぐに作業に没頭した。
「その手では、ナイフは扱いにくいだろう。削るのは俺がやるよ」
刀が月詠からナイフを借りて、1列実を削いだトウモロコシを、深雪に渡す。
深雪は実が傷つかないよう、繊細な力加減で、けれども素早くトウモロコシの実を外していく。
「やばい、ちょっとハマりそうだ」
「みぇ?」
甘い香りを嗅ぎ付けて、仔猫のサティが鼻をヒクつかせる。
「ああ、サティ。これなら味がついてないから、丁度いいな。ほら、実が外れてるから、食べやすいだろう?」
トウモロコシの粒を掌に乗せて、鼻先に近づけてやれば、サティはがっつく事無く、一粒ずつそれを食べた。
飲み下すと同時に、ふるふると細い髭が震え、鼻のピンクが濃くなった。
「みぇ……!」
深雪の指先に、しきりに額をこすりつけるサティ。
元々、甘えん坊のサティだが、かなり興奮している様子に、深雪は瞬きした。
「余程美味かったんだな」
刀の期待は、いやおうなしに高まった。
落とした実で、月詠はプリン作りに挑戦していた。
「トウモロコシでプリンを作るの? わー、楽しそう、私も混・ぜ・て♪」
「真央ちゃんも、興味深々なのだ! 月詠ちゃんのお手伝いしながら、作り方を覚えるのだ」
美咲紀と
後木 真央
がやって来て、月詠を囲む。
「ブラジルプリンというんだよ、普通のプリンとは少し作り方が違うけれど」
「ブラジルプリンなのだ? コンデンスミルクで作るのは、真央ちゃん聞いた事あるのだ! でも、トウモロコシは初めてなのだ」
「取材もさせてもらって、いいかな? 私、新聞部だから、記事にして皆にもっと、植物に関心を持ってもらいたいんだ」
カメラを掲げてみせる、美咲紀。
「ああ、そういう事なら構わないよ。新聞部のメンバーは部長からして、本当にマメだね。手を止めて欲しい所があったら、希望に沿うから、遠慮なく言って」
「わーい、ありがとう! 頑張って、いい記事にするね」
「真央ちゃんトウモロコシを食べる事で頭が一杯で、取材の事すっかり忘れてたのだ! さすが美咲紀ちゃんなのだ、しっかり者で頼りになるのだ」
「じゃあ、しっかり者の助手さん。この落とした実を、牛乳と砂糖と一緒にミキサーにかけて貰えるかな?」
「はい、任せてね」
月詠に言われるままに、材料を細かく混ぜ合わせれば、あっという間に可愛いミルクイエローになる。
「こんな感じでいいかな?」
「うん、いいね。撮影は終わった? じゃあ、お次は真央。これを裏ごし器で、丁寧に裏ごしして貰えるかな?」
「真央ちゃん美味しいものの為なら、手間は惜しまないのだ!」
甘いトウモロコシの臭いに、うっとりしていた真央だが、腕まくりして作業を始める。
美咲紀はそれを、アングルを変えながら、何枚か撮影した。
「手間はかかるが、皆で食べれるよう、出来るだけたくさん作ろうか」
「旅鴉くん、僕も手伝うよ」
料理は得意だと言う、米太郎も手伝いを買ってでた。
「ああ、助かるね米太郎」
裏ごしされた材料を、月詠は鍋で中火で煮詰める。とろみが出るまで混ぜたら、それを米太郎が並べた容器に、移した。
「あとは粗熱を取って、冷やせばいいのかな?」
「その通り、仕上げにシナモンをかければ、完成だよ」
生粋の芸術家である月詠は、料理を芸術として昇華させるために、一切の妥協をしない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月05日
参加申し込みの期限
2014年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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