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耕作さんの畑で実ったトウモロコシ食って幸せになろう。
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「収穫……いいなー……」
心からうらやむのは、
恵御納 夏朝
である。
美味しいトウモロコシを、ただで食べさせてもらえると聞いて、起伏の控えめの表情ながら、瞳を輝かせた夏朝だが、収穫済みのトウモロコシの山に、ちょっぴりガッカリしていた。
農作業は敬遠する人も居るが、土や自然と触れ合う時間というのは、案外心が休まる。
ましてや自らの手で、収穫の喜びに預かれるなら、それは心躍る体験となるだろう。
「僕、寝子島の農家さん、訪ねるのは初めてかも……」
青々と茂る畑に、思いを馳せる夏朝。
十一は、そんな夏朝にも、すかさず声を掛ける。
「興味あるなら案内するから、いつでも来なよ!」
「ほんとにいいの……?」
「ああ、歓迎するよ!」
「いけない。僕、耕作さんにちゃんと挨拶してなかった……」
盛り上がる十一をよそに、米太郎が思い出して顔を上げた。
「あ、私も!」
「俺も挨拶しておこう」
「私も料理で、色々お借りしたい器具があるから、奥方に声を掛けてくるよ」
籠を抱えた美咲紀と修、米太郎が共に耕作の元へ。月詠は手の込んだ料理を考えていたため、耕作の妻の元へ向かった。
「こんにちはー! 今日はお招き、ありがとうございます。収穫は終わってるみたいですし、労働力は提供できないから、うちの家庭菜園で採れた、きゅうりとプチトマト持ってきました。差し入れですぅ」
「お、お久しぶりですっ!」
今度は修の後ろに隠れて、米太郎は縮み上がっている。
「(新井、何やってるんだ……?)お言葉に甘えて、友人達と来させて頂きました。本日はご一緒、に……!?」
修が言い終わる前に、感極まった耕作が首に腕を回して、キスを迫ってくる。
間一髪、身を引いて近づいてくる顔を、掌でブロックする修。
「ハハハ……ここは日本ですから、そこまでの挨拶は不自然ですよ」
紳士然とした態度こそ崩さないものの、夏だというのに、背筋を走る寒気を止められない修なのだった。
「何時もの事とは言え、しつこくてホンっトすみません……どうしてもの時は、はたいて構いませんので」
虚ろな目で、謝ってくる そふと。視線の先では、米太郎が耕作に背中から抱擁されていた。
「(新井、強く生きろ……)いや、お元気で何よりじゃないか」
年下の そふとを見下ろし、優しい笑顔を作る修。
とは言え、神魂の効果が収まるまでは、耕作に近づくのはよそう、心から思った。
「うわぁー……(何事なの)……あ、井戸水お借りしますね! お水、冷たい! 気持ちいいー!」
美咲紀は持参した野菜を、井戸水をポンプで汲み上げて、きりっと冷やす。
水を得て、植物も気持ち良さそうに見えた。
「叔父貴、ぶろっくで簡易かまどを組み終わったぞ! 片っ端から焼くのじゃ!」
いいなが声を張り、望月は口元から八重歯を覗かせる。
「よっしゃ、片っ端から料理してやるぜ、片っ端から喰ってみてくれ!」
持参した刷毛と めんつゆを出すと、望月は網に軽く油を塗って、とうもろこしを並べていく。
軽く炙って、めんつゆを塗って乾かす、これを繰り返すのだ。
「盛り上がってきたな。焼く! 茹でる! この二つは押さえておかないとな」
そう言うのは、
御剣 刀
だ。
「宇佐見先輩、トウモロコシは糖度が高いから、焦げ付き注意で」
「わーかってるって!」
普段から自炊し、食べ物への こだわりも強い刀は、今日を心から楽しんでいた。
例によって、畑家を訪れた途端、爺にハグられたが……。
「トウモロコシが只で食べられると聞いてやってきました! 頂きます!!」
心からの感謝の言葉と共に、むしろ自分から強くハグってしまえば、しつこいキス魔もホールドされるというものだ。
流石の爺も、おぶおぶして成すすべもなく、刀は被害を極小に抑えるのに成功していた。
「……とはいえ、普段から農作業で鍛えているだけの事はあるな。爺さんだから簡単に抑えられると思ったが、案外手ごわかった」
負けず嫌いの刀は、そんな小さなことでも勝敗に拘る男だった。
「爺ちゃんは、単騎でイノシシを倒した事があるのが、自慢なんですよ」
やって来た そふとが言えば、刀も成程と頷く。
「食うか食われるか……生きるって、戦いなんだな。街中で生活していたら、分からなかった」
ちなみに普通は作物の周囲に、罠を仕掛けておくもので、かかったウリ坊はそのまま食卓に上るとか。
「ぼたん(イノシシの肉の事)美味しいですよ。ある時だったら食べに来て下さい。うちでは食肉で卸す事もないし、身内や近所で食べるだけなんで」
基本的に、米や牛乳、調味料の類しか買わない畑家である。
「いい事を聞いたな。その時は是非、行かせて貰うよ」
そうこう言っている間にも、醤油とトウモロコシの香ばしい臭いが、これでもかと漂い始めて思わず喉を鳴らした。
周囲を見回せば、皆、気持ちは同じなのか、来るのを渋っていた いいなの表情ですら、少し緩んでいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月05日
参加申し込みの期限
2014年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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