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アリえない不法投棄 from 宇宙
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弘明寺 能美子
の視界がぐらついた。
「もう、無理……走れない」
かかとの高いヒールはとっくに脱ぎ捨て、落ちた枝葉で素足を擦り傷だらけにしながらここまで走り逃げた。
「限界だ……」
地に両膝を突く。
「いやーだいぶ汗かいたね」
タンクトップにじっとりと汗を感じながら、
菅波 火蜂
はさも部活上がりのように言う。
「なんでそんなのんきなのよ」
同じく汗まみれ、長い髪を顔に張り付かせた能美子が呆れる。
「もうこいつらの思うつぼよ」
闇からじりっと寄る、いくつもの眼。2人を数匹の巨大アリが囲っている。能美子が愕然としていてもなお、火蜂はポジティブさを全開にする。
「にひひ〜反撃開始♪」
一匹に向かって指をさす。ろっこん「こんびにきゃっと・こんぱくと」発動。さされたアリが、みるみるその巨体を縮ませていく。
「アリンコのくせによくもやってくれたね。踏みつぶして足裏にこびりつかせてやる」
フツウサイズのアリを、フルパワーで、
「一踏必潰ッ!」
ぐりぐりと、それはもうぐりぐりと。猟奇的にすり潰していく。縮めては潰し、縮めては潰し。能美子もさすがに言葉を失う。
……が、あと数匹のところで、めまいを起こす。長距離走とろっこんの使用過多が体に大きな負担を与えたようだ。ふらりとよろける火蜂に駆け寄る能美子。
「ちょっと、大丈夫なの?」
「うーん、だめだ喉乾いた」
「わかったわ」
火蜂のバッグからスポーツドリンクを出し、急いで飲ませる。アリはいつ蟻酸を吐いてきてもおかしくない。
「どう元気になった?」
「おーみなぎってきた!」
「よし、じゃあまたあいつらを小さくしちゃって!」
能美子の指示に、複雑な表情を見せる。
「いやーもうできないんですすんません!」
火蜂のろっこんは、水分を一定以上消費していないと発動されない。
「え……じゃあ」
「もう戦えないっすね」
アリたちはいよいよ2人に迫る。
弘明寺 能美子
と
菅波 火蜂
、アリに捕獲される。
2人の悲鳴がギリギリ届かないくらい離れた森の中。
桜庭 円
は巨大アリ……ではなく、巨大ネコと遭遇していた。しかも二足歩行で、服も着ている。
「にゃにゃにゃ、にゃー」
巨大ネコは慌てた様子。身振り手振りで必死に何か伝えようとしている。
「えーっと……私と一緒に、アリと戦ってくれるのかな?」
円、ネコの扱いには慣れている。しかしなんといっても、巨大ネコが被っているヘルメットに「ろっこん」とご丁寧にマジックで書かれているのが決め手だった。
「にゃにゃにゃ!」
巨大ネコ、しきりにうなずいている。
「よしよし、じゃあ一緒に巣を目指そー」
(よかったー話の分かる人で……とりあえずアリ退治には参加できそうだにゃー)
巨大ネコの正体は、ろっこん「ワーキャット」で猫獣人に変身した
園部 流花
。恐縮そうに頭を爪でかきながら、円の後をそそくさとついていく。二足歩行で。
桜庭 円
と
園部 流花
、アリの巣を目指し合流。
さらに少し離れた森の中。
「ちょっと、今の台詞どういうことよ?!」
問いかけながら
獅子尾 優華
はじりじり後退した。
「だから見ての通り、アリを服従させたよ」
優華の前方を遮るのは、スーツを着こなしクールにたたずむ
畑生 言嗣
と、追従する3匹のアリだった。
遠くかすかに聞こえる潮騒の音。高台にあるここは見晴らしはいいが、海際に出ることはできない。周りはほとんど崖。優華は、言嗣がアリ側にいることに、軽度の失望と、重度のいら立ちを感じていた。
2人と3匹の膠着を破ったのは、新たなアリの登場だった。隊列を組んでそれらは草むらより姿を見せた。
(この全ての敵を、私が相手しろっていうの!?)
か弱い乙女に、神よ、なんたる仕打ち。優華に迷う暇はなかった。草むらのアリが迫る。
「!?」
すかさずの噛みつき攻撃。優華、甘んじてこれを受け入れる。
「こ、の、あ、り、ど、も、がっ!!」
さっそく優華のバイオレンスろっこん「憤怒す暴君」の条件がそろった。全身の筋肉が脈打ち、タイトな衣装をはきちらんばかりに盛り上がる。
(3分でキメる)
彼女のろっこんは3分しかもたない。
手近のアリの頭部を両手でつかむと、自分のほうへ引き込むようにして寄せ、力技で引きちぎる。
「次!」
並外れた脚力で死角に回り込み、2番手のアリの横面を張る。微停止した機能が復旧する頃には、アリは優華に軽々持ち上げられていた。
「はっ」
ヒョイっと、崖へ放り捨てられる。
「うーんバイオレンス。しかしこちらも負けていられないね」
優華の無双を見守っていた言嗣、すぐ横に従えたアリを撫でる。そばを離れない3匹のアリは、なぜか言嗣を慕い、ろっこん「【右向け右】」によって全ての操縦を言嗣に委ねていた。
「ではアリ君、速やかに敵を排除し給え」
服従のアリが、来襲のアリへと攻めて行く。
「とりあえず手紙に書かれていた、蟻酸というものを試してみようか」
言嗣はコンダクター。3匹のアリが同時に蟻酸を吐き出す。敵のアリを十二分にひるませたが、
「きゃっ!」
ちょっとだけ優華にも引っ掛けてしまう。薄紫の下着があらわになる。こぼれそうな大きな胸も。
「ははは、事故事故」
言嗣に悪びれた様子はこれっぽっちもない。
(ここにいる奴ら、全滅だ)
優華の動きに益々キレが出る。まずはアリから。そう決めると、引きちぎり、殴り、ぶん投げ、バイオレンスに拍車をかける。
一方で、アリ同士の戦いも見物だ。触覚を絡み合わせ、お互いの首根っこを噛みつきにかかる、巨大な昆虫合戦。
宣言通りの3分以内で、アリを一掃。言嗣に服従したアリは、同士討ちで3匹とも機能を停止させている。
「お疲れさま」
言嗣、上着を脱ぐと、優華の肩にかける。
「しれっと羽織ってくれたけど……貴方、私に蟻をけしかけたわね?」
こきこき指を鳴らし、第2ラウンドのゴングが鳴る。
「あれは事故だよ」
言嗣の、わざとらしく笑うそのクールな笑顔へパンチ。
「矯正よ!」
しかし、言嗣はこれを涼しくかわす。
「私のことを勘違いするのはいいんだけど、下着が丸見えだよ」
「それよりも、そこを動かないで!」
「いやいや、避けさせてもらうよ」
2人の戦いはもうしばらく続いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月20日
参加申し込みの期限
2013年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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