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\ オーバータイム!/
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アリえない不法投棄 from 宇宙
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「とあ、たあ!」
威勢のいい声が夜の鈴島に響き渡る。
「はあ!」
橘 千歳
の竹刀が鋭く空気を切った。
「橘、ちょっとタイム、タイム!」
彼女の強くしなやかな一太刀をいなしつつ、
御剣 刀
は言葉でもいなした。
両者は引き下がり、間を置く。
「どうしたの御剣君、もう休憩?」
「いや、違うんだ、ちょっと、周りを見てくれ」
稽古相手の刀だけに集中していた千歳。殺意に似た闘志をおさめ、冷静になって周りを見渡した。
「あら……これは……いったい……」
神社の境内で稽古していたはずが、いつの間にやら見慣れない森の中へ移動している。
「しかも……小山内さん?」
2人の練習を観戦するようにして、スケッチブックを抱えた
小山内 海
がいた。
「もしかして御剣君、またなんかした?」
「してないよ! 『また』ってなんだよ!」
2人のやり取りを見守るだけだった海がスケッチブックを開いて、状況を箇条書きしてくれたものを見せてくれる。
『へやでエンピツけずってたら、ここにいどうしてた』
『ウチュウのひとにおねがいされて、ここにてんそうされたみたい』
『アリをたおさないといけないんだって。くわしくはテガミがあるよ』
「なるほど……つまりまた厄介事か」
幸い木刀を持っているので武器には困らない。手紙を握りつぶす刀。それが合図だったかのように、茂みから数匹のアリが姿を見せた。その巨大な虫の異形に、海は反射的に刀の後ろへ下がる。
「あのアリモドキをどうにかしないといけないわけよね」
虫相手に剣技を披露することになるとは。とやや気後れするも、手加減抜きで刀を振り回せる機会に千歳は少し感謝する。
「やってやるさ。ここに居るアリ共を根絶やしにしてやる!」
刀、木刀を構える。戦闘開始。
「援護頼む!」
真っ先に斬り込む刀。アリは即座に刀を敵と見なした。複眼をギロリ光らせると、口の辺りをモゾモゾ動かした。
「あぶね!」
あらかじめ手紙を読んでいなかったら避けきれなかったかもしれない。アリはいきなり蟻酸を吐きかけてきた。
「あれに食らうと服が溶けるのか」
援護してついてくる海と千歳を振り返る。もし2人に蟻酸がかかったら……。
「なに?」
千歳、刀の戦闘時とは思えない表情を訝しむ。
「いや、なんでもない」
目標を前へ戻し、アリの頭部を破壊しにかかる、一打。ダメージはそこそこといったところ。
「だいぶタフだな」
さらに木刀を叩き込む。視界の隅で、もう一匹のアリが蟻酸を吐くモーションが見て取れた。
(ちっ、食らっちまう!?)
と思った直後、暗がりを装飾するいくつもの玉が、アリの頭部を連撃した。
後方支援の海、ろっこん「アクセラレイトライン」でビー玉を色鮮やかに飛ばす。絵の練習用として大量に持っていた。豆鉄砲を食らったハトのごとく、ビー玉を食らってひるんだアリに向けて、竹刀を振り絞る千歳。
「竹刀では時間稼ぎ程度にしかならない。早くそっちを片づけて」
「ああ」
3人のいた場所は、ちょうど働きアリたちの「通勤路」だったらしい。アリの軍隊は間断なく、彼らの前へと立ちはだかった。持ち前の呼吸の合わせ方で一匹ずつ対処していくも、やはりそこは人間。油断の二文字からは逃れられない。
「ぐっ」
別方角から現れたアリの不意打ちで、蟻酸を浴びる刀。気づけば四方をアリに囲まれている。
「そろそろ潮時か」
根絶やしにするといっても、インターバルは必要。急場をしのぐ奥の手を打つ。
ガチン!
ろっこん「加速」は心身を加速させる。アリの足に生える細かい毛の隅々まで、戦闘中にも関わらず見取ることができた。
(こういう悪趣味な奴らは)
刀の加速には、アリの複眼でさえ追いつけない。
(一気に破壊するに限る)
四方のうちの3匹の機能を停止させる。
ろっこん効果がきれる寸前、アリが蟻酸を刀に向けて吐く。
「はっ、その程度の攻撃が当たるかよ」
加速が終わるも、余裕綽々で回避するが、
「あっ」
避けた後方にいるのは、確か海。
「小山内さん!」
咄嗟に体が反応してしまう千歳。海の前へと滑り込んだ。
(ん? ちょっと待って、これだと私が浴びてしまうわ)
と思った頃にはもう遅い。
ジュッ。
酸が2人の衣服を焼いた。
「おい、大丈夫か!?」
刀が振り返ると、そこには蟻酸を真っ向から受けて大胆に肌を露出させた千歳と、飛び火を食らって点々と衣服に穴を開けた海がいた。
「お、おお!」
(み、みないで〜)
顔を赤らめる海。
「御剣君、前に集中して!」
「そんなこと言われても、健全な男子だったら、そりゃあさ……」
凝視する刀に向かって、反射的に竹刀を振り抜く千歳。ろっこん「正義一直線」が発動するに十分足る条件が出そろった。正義のエネルギーを凝縮した衝撃波が、「不正不法」を働く者に向けて一直線に走る。
「あぶねっ!」
刀、ギリギリで避ける。衝撃は十メートル先の木々を倒し、葉を揺らし、地響きさえもたらした。
「すごっ……」
唖然とする刀にアリが襲いかかった。不覚の刀。
「御剣君あぶない!」
千歳が叫んだ直後。アリの2つの複眼の間に小刀が突き刺さる。鉛筆削り用のそれは、海が切り札として持っていた。ろっこんのコントロールは抜群だ。
「ふう……なんとか全滅だな」
戦闘終了。3人を襲ったアリは全て機能を停止した。
「こっち見ちゃダメだからね! それと、上着ちょうだい!」
「へいへい」
星が埋め尽くされた空を見上げながら、刀が千歳に上着を渡す。
その始終を草葉の陰から眺める者がいた。
(蟻酸が服を溶かすなんて!)
千歳や海のあられもない姿を覗き見しながら、突き上がる衝動を懸命に抑えている。
(最高じゃないか! アリさん、最高じゃないか!)
これはもう、アリさんと友達になって、女の子の裸・乳・尻・太ももを堪能するしかない!
「エロスに全てを捧げる男、
横嶋 下心
! いっきまーす!」
彼は「ひと」であり、エラーで転送されてきた存在のはずだが……殊勝な能力を持っているという意味では、メンバー中随一かもしれない。
下心の類稀なる下心が、大きな波乱を呼ぶのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月20日
参加申し込みの期限
2013年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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