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寝子島の風にのって、ぱたぱたぱたぱた
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暑さにあえぐ夏の寝子島。今年は特に酷暑であります。
そんな中、暑い男・
中沢 リッカルド
町長が唐突に、こんな企画をブチ上げました。
「今年はあまりにも暑すぎる! だから、マラソン大会をしましょう!」
その論法はどうだ? と皆さんお思いのことでしょう。彼もまた暑さにちょっぴりヤラれていたのかもしれません。あるいはまたしても、神魂の影響を受けていたのかも?
加えて寝子島高校では、
桜栄 あずさ
理事長がこんなことをのたまいました。
「寝子高生は強制参加ね♪」
殺生な! と生徒たちは叫びましたけれど、彼女の場合涼しい理事長室でもちろんシラフのままの一声であり、取りつくシマもありませんでした。
かくして、『爽やかな汗で酷暑を吹き飛ばせ!でも水分補給はしっかりね?マラソン大会~!in寝子島』が開催されることとなったのでした。
「いやはや。町長も酷なことを考える」
旅鴉 月詠
の白い肌を、つつつ、と吹き出した汗の粒が伝います。
今しがた10kmを走り終えたにしては涼しい顔をしておりますけれど、それでもいつもの無表情に疲れはにじみます。
かけていたスポーツ用のサングラスをキャップの上へ乗せ、タオルで汗を拭います。
「ふむ。しかしまあ、確かに気持ちがいいものだ」
運動能力は人並みな月詠。走り切るのにはやはりキツイところもありましたけれど……こうして終わってみれば、疲れは不快なものではなく、むしろ心地よいくらいです。
あたりを見回せば、ぐったりとした参加者たちの姿が目に入りはするものの、多くは笑顔を浮かべておりました。
それに、完走の疲れに浸りながらこくりと飲んだ水の、なんと美味しいこと!
「こういうのも、悪くはないか」
月詠の口元にも、ほんのり微笑みが浮かびました。
マラソンコースのゴールとなった公園では、ご褒美の飲み物やアイスなどが配布されています。
「じゃ、うちはその水をもらうかのー」
「私はアイスを食べるのだわ!」
たまたまコースを同道することとなった、
黒兎 都
と
海月 珊瑚
。公園のオブジェにどっこいしょと腰かけて、ゴールの余韻を堪能します。
「う゛あ゛ーーー。暑いのー……」
都はぐったり。いつも羽織っているパーカーの前も全開にして、ぐいっと水をあおると、こぼれた水滴が喉元を伝い、タンクトップの胸元へ入り込んでいきました。
日陰に入ってなお、カンカン照りの太陽は目に痛いほどまぶしく、肌はじりじり。焦げてしまいそうです。
「暑いけれど、暑いからこそアイスが美味しいのだわ♪」
ソーダアイスをぱくり。しゃりしゃりとした食感とキンキンの冷たさに、珊瑚の顔もほころびます。
もちろん珊瑚も疲れ切っていて、身体は重いし表情もへにゃりとけだるげではありました。けれど、もーいやだ! もー二度とやるもんか! といったカンジではありません。これが案外、楽しむことができました。
「ふうむ、そういうものかのー。それにしても……チッ、チッ!」
「? なにを見てるのかしら?」
都、突然の舌打ち。
公園でひと休みしている参加者の面々は、いずれも薄着のランニングウェア姿なものでして。
主に、たわわな方々のたわわなものがゆらゆらぷるぷる、揺れたりなんだりしているわけでして。
「たゆんは滅べ……ッ!」
「なるほど。私は気にしないのだわ~」
とはいえスレンダーボディの持ち主であるふたりの反応は、実に正反対であったりするのでした。
「ぜい。はあ。ぜい。ぜい。町長……理事長……ユルスマジ。はあ。はあ。ぜい、はあ……」
すっかりグロッキー、汗もだらだら目はうつろ。口から恨み言がぽろりぽろぽろ漏れるのは、
屋敷野 梢
。
お隣、その相棒たる
如月 庚
は肉体派だけあり、まだまだ余裕たっぷりというところです。ぶつくさ言う梢へぶわさと乱暴にタオルをかけてやりつつ、彼女を気づかう余裕も見せております。
「まあ、そう言ってやるなよ。良い運動になったろ?」
「はー。そうですよねー、脳まで筋肉な如月君には繊細な私の苦労なんて分かりませんよねー。タオルをどーも!」
「おう。たまにゃあお前も身体を動かせよ、でなきゃこーいう時に苦労するんだぜ」
さりげない庚の気遣いに、もちろん梢は気づいています。
軽口を叩きながら、互いに唯一無二の相棒と認め合う、それがふたりの不思議な関係性なのです。
もちろん庚は、汗でうっすらと透けた梢のウェア……というかその下に見えるものについて、ことさらに指摘したりはしません。見て見ぬ振りも紳士の素養です。
「ん? なに見てるんですか、如月君。汗濡れた私はそんなに魅力的ですかー?」
濡れスケ梢さんイメージ
「誤解を招くよーなこと口走ってんじゃねぇ。アイス食うか? 今なら出血大サービスでお前の分ももらってきてやる。ついでにな」
「食べまーす。今はチョコの気分なので、チョコアイスでよろしくでーす」
「あいよ」
ポケットに手を突っ込み、アイスを取りに行く庚の後ろ姿を眺め、梢はくすりと笑いました。
いっぽう、完走してもなお元気いっぱいな人々も、中にはおりまして。
「いっくよ~、ユウくん!」
「にししっ、当てられるもんなら当ててみな~♪」
鬼河内 萌
と
野菜原 ユウ
が手にしているのは、ぷるんぷるんの水風船です。
これだけ暑いと、水のひとつも引っかぶりたくなるというもの。今回は公園内でマラソン大会のスタッフが水風船を配っていて、自由に遊んで涼しくなってね、ということです。
いまだ元気が衰えない萌は、水風船を思いっきり振りかぶり、しゅば! しゅばば!
「ぶわっ!?」
ユウの顔めがけてストライク!
「やるじゃん鬼河内。次はこっちの番だぜー!」
「うりゃー!」
「へへへん、当たらないよ~だ……わ!?」
ばっしゃん! ユウの投げた水風船は、萌の胸元にぶつかり水が弾けて、
「あはは、やったなー!」
てへへー
そうして、笑顔も弾けます。
全身ぐっしょりびしょ濡れになっても、萌は幸せです。好きな人……ユウとこうしていっしょにいられて、笑い合っていられるのですから。
「これでもくらえー! あっ」
と、ユウの投げた一球はひゅ~んと飛んで、ばっしゃん!
「あらまあ。濡れてしまいましたね」
巫部 紫苑
にぶつかり、これまた頭からびっしょりです。
濡れ透け状態に思わずデレっと鼻を伸ばしたユウには萌の鉄拳がサクレツしましたけれど、紫苑が気にする様子はありません。けろりとして言いました。
「冷たくて、涼しくて。ちょうど良いですね」
「じゃあ、お姉さんも遊んじゃおう?」
振り返ると、にっこり! 水風船を両腕いっぱいに抱えた、
曖浜 瑠樹
でした。
紫苑の放つセクシーお色気オーラには目もくれず。子どもには目の前の楽しい遊びのほうが、よっぽど興味を惹くようです。
実のところ、アイスをもらいに行くところだった紫苑。ふむむ、としばし小首を傾げましたけれど、
「いいですよ。もう少し身体を動かしながら、水を浴びてさっぱりしてからアイスをいただくのも良いかもしれませんね」
「わあい!」
かくして瑠樹に紫苑、それに萌とユウもいっしょに、水風船の投げ合いが始まります。
びゅんびゅん飛び交う水風船。そのうちひとつが瑠樹の顔にぶつかって、ぱぁん!
「あらあら、大丈夫ですか?」
「あははー、冷たくて気持ちいいねぇ! それじゃ、今度はオレからいくよぉー!」
てーい! ひょろろろ~っと飛んだ水風船はぱしゃんと地面に落っこちましたけれど、瑠樹はにこにこに、楽しそうです。
そんな顔を眺めていたら、なんだか紫苑までも楽しくなってきてしまいます。
「ふふ。それじゃあ私たちで、あのふたりをびしょびしょにしてしまいましょうか」
「おーっ!」
「うむ。ならば双方、これを使うといい」
どかっ! そこへ月詠お姉さん、お水を充填した水風船をバケツに満載して登場! これで武器に困ることはありません。
「よっしゃー! 鬼河内、反撃だぜー!」
「まかせてユウくん!」
瑠樹&紫苑、萌&ユウの仁義なき(?)水風船大戦が勃発! 審判は月詠です。
みんなびしょびしょ~のスケスケ~になってしまいましたけれど、夏に咲き誇る向日葵のようにまばゆい笑顔は、絶えることがありませんでした。
太陽ぎらぎら、熱波がじりじり。
それでもみんなの笑いがあれば、こんなにも楽しく過ごすことができるのです。
寝子島の夏は、もう少しだけ続きます。
きっとまだまだ、数え切れないほどの笑顔が生まれることでしょう!
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月25日
参加申し込みの期限
2018年12月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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