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月夜に届く笑い声
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磴 琥珀
の背は高い。痩身で丸い眼鏡の奥の瞳はとろんとして眠そうに見える。身なりは至って普通でグレイのシャツにダークブラウンのベスト。チャコールグレイのズボンを着用していた。
風に押されるかのように琥珀は海岸沿いの道をゆく。車の往来は少なく、月が浮かぶ静かな夜であった。
「子供の声のようですね」
歩きながら耳が声を拾った。複数に思えた。その中には楽しそうな笑い声も含まれていた。
寝子ヶ浜海浜公園の中を覗くと、子供達の姿がちらほらと見えた。
「子供の身体は透けているのですね」
中には普通の人物も紛れていて、子供達の遊びに付き合っているようだった。
「ねえ、おじちゃんも遊ぼうよ」
走っていた男の子は立ち止まり、琥珀に手招きをした。
「そうですね。帰っても寝るだけなので遊び相手になりましょう」
その言葉に複数の子供が喜びの声を上げた。琥珀は周りを囲まれた状態で公園内に入っていった。
「何をして遊びたいですか?」
「いろいろやったからなぁ」
「そうだよね」
小難しい顔で子供達は言った。
「カクレンボはやってないかも」
「それ、いいな」
「わたしもカクレンボでいいよ」
話が纏まったところで琥珀が話に加わった。
「それでは公平に、じゃんけんで鬼を決めましょう」
結果は一回で出た。子供達がグーで琥珀はチョキであった。
「おじちゃん、びっくりするくらい弱いね」
「そうですかね? では、みなさん。今から十を数えますので速やかに隠れてください」
琥珀は眼鏡の上から、やんわりと掌を当てる。のんびりとした調子で数字を数えて最後に確認の声を出した。
「もう、いいでしょうか」
遠くの方から、もういいよ、と声が重なって聞こえた。
「どこに隠れたのでしょうか」
琥珀は彷徨うような足取りで歩いた。どこですかね、と口にして唐突にベンチの下を覗き込む。
「いませんね。他を当たりましょうか」
琥珀は見つけた繁みに自ら頭を突っ込んだ。引き抜くと眼鏡が斜めになった。髪には粗末なアクセサリーの葉っぱが乗っていた。
周囲からクスクスと笑う声が漏れ出した。琥珀が近づくと、あからさまに離れていく。
「中々、見つからないですね」
笑い声とは反対の方に向いて琥珀は言った。
時間の経過と共に子供達の笑い声が途絶えてしまった。姿を見つけることもできない。たまに淡い光を上空で目にした。
「子供達は満足してくれたのでしょうか」
琥珀は誰に聞かせるでもない呟きを残して帰路に就いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月15日
参加申し込みの期限
2013年07月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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