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【星幽塔】第一階層 ウィッチ・ゴーズ・サジタリオ
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いよいよ、今回、ラピス復活に直に携わった
御剣 刀
の名前が読み上げられた。
御剣は立ち上がり、教えられた作法の通りに叙勲と叙任を済ませた。
だが、彼の顔は険しい。
「……どうか、されましたか?」
フランチェスカは不思議そうに首を傾げた。
すると御剣は唐突にこう切り出した。
「フランチェスカは、祭りには出かけたのか?」
「……はい?」
会場内の一同の頭の上に?マークが浮かび上がる。
「ええと、私は城下町へは赴けていませんが。それが、何か?」
「そうか、これからパレードだろ? どうせなら屋台をみんなで一緒に巡れたらいいなって思ったんだが」
家臣が無礼者ッと声を荒げるが、フランチェスカはこれを留めた。
「申し訳ありません。そのお心遣いだけで充分嬉しいです、御剣さん」
「そっか、残念だな。なぁ、ラピス、お前は祭りに参加してきたんだろう? 美味しい食べ物あった? 良かったら教えてくれない?」
御剣はラピスに声を掛けるとこくこく、と頷いた。
それに対してラピスはふむ、と考える仕草をしながら会場の外、参列者を見渡す。
「そうじゃな、りんご飴とたこ焼きが美味であった。あとはギッチョン料理」
「ギッチョン料理!? なんだそれ!?」
「ギッチョンを知らぬのか? 魚に逞しい2本の脚が生えた海洋生物じゃよ。他の魚と違って泳いでいると非常に目立つのじゃが、そう……」
ラピスは御剣に頷き返した。
それが、合図だった。
「貴様のようにな、ブリュンヒルデッ!!」
「そこか、ブリュンヒルデッ!」
ラピスが竜牙兵を参列者の中へけしかける!
同時に御剣が爆ぜるように飛び出し、腰に差していた日本刀を鞘から抜き払う!
その刀身に青色の星の力を宿すと、ローブを被った人物の頭へ真上から振り下ろす!
ガチンッと御剣の頭の中で鉄撃が落ちるイメージが浮かぶ。
「この刃が届くまで、世界よ凍てつけ!」
御剣は全てが凍て付いたかのような超加速世界の中で、ローブを脱ぎ捨てる人物と刃を交わし、純粋な膂力によって、御剣の剣閃は逆に弾き返されてしまう。
「くそ、時間切れか! 加速、完了……!」
時は再び元の時流に戻る。
突然の招かざる客の登場に、会場内は一時大混乱!
新田と獅子目はフランチェスカの前に立ちふさがり、彼女を守らんと身を構える。
そして参列者たちの後方に控える、束ねた長い黒髪の褐色肌のオリエンタルな顔立ちの女騎士は、礼節折り目正しく一礼してみせた。
「皆様、この度は誠にめでたき日を迎えられたこと、大変喜ばしく思います。私の名前はブリュンヒルデ。姫騎士の号を持つ、5000年前の神話の騎士。そこにいるラピス君の旧き友でございます」
「なぁにが旧き友じゃこのクサレ外道がァァァーッ!!」
ラピスの竜牙兵の剣閃が姫騎士に肉薄!
それを加速せずに脇に差していた小太刀で受け切るブリュンヒルデ!
「御挨拶だねぇ、ラピス君。にしても、よく私がいると分かったね?」
「見え見えじゃよ。貴様の星の力の異様な気配は酷く臭うのでな? ドブ川よりも邪悪な悪臭がするわい!」
「ふぅん、でも坊やも気付いていたとはびっくりだねぇ?」
姫騎士が竜牙兵を蹴り飛ばすと、一気に加速して御剣の前に立つ姫騎士。
「やっぱり来やがったか、ブリュンヒルデ。俺はずっと警戒していたんだ。んで、ダメ元でラピスにお前がいるか、アイコンタクトしてみたんだ」
「カタナの言わんとしている事はすぐに分かった。悔しいが、我単独では貴様に勝てぬ。故にカタナの目論見に我は乗っかったのだ」
「へぇ、すごいね!」
姫騎士は感心したといわんばかりに破顔した。
「アイコンタクトでそこまで分かり合えるなんて、君たち、運命の赤い糸で結ばれているんじゃないかな?」
「黙れ、ブリュンヒルデ!」
御剣は刀の切先を姫騎士の喉元に付き付けて激昂した。
「ここでやり合おうっていうなら相手になるぞ!?」
「待て待て、坊や? 思っていたより血の気が多いね、君は。安心したまえ、私は今日も戦う意思はないよ。なんたっておめでたいお祭りの日だからね。私はお祭りが大好きなんだ。ただ、正体がばれたことだし、この場を借りて伝えておこうかな?」
「一体何を……」
御剣の言葉は、ブリュンヒルデの右人差し指で彼の口元を抑えられたことで遮られた。
「勿論、決まってるじゃないか」
精鍛な姫騎士の顔が、見る見るうちに無邪気に、そして邪悪に染まってゆく……!
「宣戦布告さ!」
まるで、幼い子供が新しい遊びを見付けて喜びを表現するが如く、その声は嬉々として歓びに満ちていた。
「ハッキリ言うよ。私にとって、今代のアステリズムは敵ではない。前歯に詰まった歯糞に等しい存在だ。いつだって始末できる。だが、坊やたちは違う。確か、月影塔戦役? それに参加した冒険者たちは私の夢――この世界を壊して、外の世界を手中に収めるという壮大な夢の障害になり得ると認識した。だから、騎士として正々堂々と悪意と殺意を持って君たちを潰す事をここに宣誓しよう」
「5000年経ってもふざけた事を抜かしおって……!」
竜牙兵が役に立たないと悟ったラピスは、来賓席で悔しそうに歯噛みをしていた。
「ふざけていないよ、ラピス君。私はいつだって大真面目だよ。世界は壊す。冒険者は潰す。神代の獅子座のアステリズム、ブリュンヒルデ・ゼウスの名に懸けてこれらを必ずや果たしてみせる」
そう高らかに、オペラの一場面の如く歌うように宣言すると、踵を返して会場を立ち去らんとする。
参列者は自然と左右に退いて道を空ける。
その姫騎士の背に向けて、御剣は怒声を浴びせた。
「ブリュンヒルデ、お前の夢は叶わない。なぜなら、お前の夢は、俺達が立ち塞がって阻止するからだ! 首を洗って待ってろ、必ず終わらせてやる!」
「よく言ったのじゃ、カタナ! もはや5000年前の歴史の通説は覆されたぞ、ブリュンヒルデ! 今度は貴様が追われる番じゃ! 覚悟しろ!!」
ラピスも怨恨を籠めて姫騎士の背に言葉をぶつけた。
姫騎士の脚が止まる。
再び会場へ向き直ると、ブリュンヒルデはフランチェスカを注視した。
その表情は、まるで2人の言葉を全く意に介さず、姫騎士は領主へ微笑みかけた。
「私は美しいものが大好きでね? フランチェスカ、君さえよければ、
私の夢が実現した暁には正妻として迎えたい。ああ、答えは聞いてない。これは決定事項なんだ。
いいね?」
会場内の一同が、姫騎士の想定外の言葉に面食らってしまう。
ブリュンヒルデは右手の指をパチンと鳴らすと、加速して文字通り消えていってしまった。
「な、なんだったのですか? 私を、妃に……!?」
混乱するフランチェスカに御剣が駆け寄る。
「何の問題も心配もない。俺達があいつを必ず止めてみせる。俺も盛大に啖呵切っちゃったし、ここから覚悟を決めてなりふり構わずやらないとな……」
騒然とする式典会場を、御剣は考え込むように見渡す。
「久々に俺は怒ったぞ! ブリュンヒルデ!!」
御剣の怒りの声が、会場内に轟く。
これに参列者は拍手で激励する。
「これは心強い!」
「この街を守って!」
市民の声に、御剣は為すべき使命に燃えるのだった。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
前回シナリオ
【星幽塔】第一階層 マイ・フェイタル・シャドウ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月05日
参加申し込みの期限
2018年11月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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