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6.マイペースな美食家(グルメ)たち
「ちくわしかもってきてねー!
そう言いながら両手にちくわを持った眼鏡男子は
新井 すばる
。ちくわをアピールするように上方へ突き立てている。
「とりあえず、ちくわください」
と、
岩国 ソワカ
はすばるからちくわを受け取り、早速齧っている。白色のツインテールと赤い瞳の妖艶な少女がちくわを貪る姿はとってもシュールであった。
「岩国さん、どうする?」
淡々とした雰囲気で建物の合間からかろうじて生えている雑草やら苔やらを回収している
秋宮 叶
が訊ねる。彼は自身のろっこん発動の為に必要な物を回収しているらしかった。
「も・ち・ろ・ん、食べ歩きですよ。あ、ご馳走様でした」
ちくわを食べ終えてから、ソワカは宣言する。
「ったく……観光気分かよ」
毒づいたのは
如月 庚
。ぶっきらぼうな物言いだが、同行する仲間のことを心配してのことである。
彼らは『寝子島☆美食クラブ』の面々。せっかく九龍まで来たのだからと満喫するつもりらしかった。
「折角だから現地の美味いもの食べたいね」
すばるはそう言いながら前方を見渡す。彼らが向かっている方向からは夜中だというのに湯気や蒸気の類の白い靄や九龍の悪臭とは違った香ばしい匂いも漂ってきていた。
「『魚蛋』なる名物もあったそうですよ。ですが、まずは先立つ物としてお金と、しゃもじが必須ですね」
九龍の不穏な雰囲気を気にも留めず今にも笑い出しそうな表情のソワカは先頭に立って歩く。
「しゃもじ? ソワカっちご飯も食べるの?」
すばるが首を傾げる。食べ歩くのであればしゃもじは必要ないはず、と。
「金属製でいいなら……はい」
叶がポケットの中に突っ込んだ植物を握りつぶし、自身のろっこん『粉物屋の自在道具-フレキシブル・ツール-』を発動させる。そして、ソワカに金属製のしゃもじらしき物体を渡す。
「キャハハ! ありがとう。知らないんですか? ご飯をたかる時は伝統的にこれを持つんですよ! さあ『突撃! となりのソワカちゃん』の時間でーす!」
笑いながらソワカはしゃもじを掲げてぐるっと1回転。
「……おいおい、岩国。はしゃいでる場合じゃ……って……ノリノリだなオイ。そこ……足元気をつけろよ」
庚は呆れつつも先行するソワカに追従する。
「あ」
と、すばるが何かを思いついたように叶の方を向く。叶は植物を採集しながらのため、最後尾を歩いていた。
「お金作れる?」
叶のろっこん能力は金属塊を召喚するものである。それを利用して硬貨を作れないかとすばるは提案したのである。
「どうかな。硬貨ってそんなに単純なものじゃないよ? それにいくら無法地帯でも最低限の礼儀ってのはあると思う。せめて、僕が召喚した部品なんかを交換してお金を得ようよ」
腕組みをして叶は答える。
硬貨というのは打刻して大量生産されるものであるが、その多くは肖像画などの複雑な紋様であったり、縁がぎざぎざの加工がされているものがあったりと、叶のろっこん能力では難しいと考えたようだった。
「ヘタに偽造してばれたら面倒だ……ただでさえ面倒な場所なんだしよ」
庚もすばるの案に反対のようだった。
「私の腕時計を換金しましょう。ブランド物ですし、食事代くらいにはなるはずです。はーい! ソワカちゃんでーす!」
ソワカはそう言うと、1人で近くの古物商らしき店内へと突撃する。
「おう、行って来い……じゃねぇ! ったくよぉ、岩国、お前1人で行くなよ……!」
自由で型破りなソワカを慌てて追いかける庚だった。
「僕らはどうしよっか?」
そんな2人を見送りつつ、傍らの柱に背を預けるすばる。
「まぁ、何事もないなら様子見ってところじゃないかな。……あ、この味付けいいなぁ。たこ焼きの生地に胡麻混ぜてみようかな」
いつの間にやら中華風胡麻団子こと芝麻球を叶は摘んでいた。通りすがりの行商らしき女性と物々交換したらしかった。
「美味しそうだね、それ」
すばるは興味深そうに芝麻球を見つめる。
「うん、悪くないよ。お一つどうぞ」
叶はすばるに芝麻球の入った包みを渡す。揚げたばかりなのか微かな温もりを感じる。
「ありがとう」
と、すばる。
「私にも1つ頂けますか……?」
不意に彼らの背後に立ったのは灰色のレインコートに身を包んだエレノア。だらりと下げた右手には水鉄砲が握られていた。
灰色の彼女もまた『寝子島☆美食クラブ』の一員であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月14日
参加申し込みの期限
2013年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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