this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
夜の女帝号、洋上の宴
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
…
17
つぎへ >>
●幕間:乗客下船後、夜の女帝号スイートルーム
――これは、リンコには語られなかったお話。
「っつ……。痛いよ、シュウ。もう少し優しく」
「やさしくしてるだろ、ミユ」
真夜中。
長い喧騒を終えて、星ヶ丘マリーナに帰り着いた夜の女帝号。
その一番奥のスイートルームは今宵、ちょっとした情報要塞のよう。
そんなパソコン機器や機材が持ち込まれた部屋に、ドレスを脱いだ
霧生 深雪
と、このスイートルームから一歩も出なかった友人、
八神 修
の姿があった。
修は、シャンデリアの欠片でできた深雪の頬の傷に、傷薬を塗っている。
「シュウ、沁みるって!」
「我慢しろミユ。かすり傷だ。薬を塗っておけばちゃんと綺麗になおるから」
そう言われては、深雪は黙ってされるがままになるしかない。
トントン、と控えめなノック。
確認すると、シブカワだった。扉を開けて、中に招き入れる。
クルーズの間は鍵をかけ、火事が起きても開けないつもりでいた修だったが、すべてが終わった今、シブカワに報告しなければならないこともあった。
「もうすぐ警察も来るけど、監視カメラの方の解析の方はどう?」
「あまり芳しくないですね。急ごしらえで数が少なかったというのもありますが、これといって怪しい動きは捉えられていなくて……肝心のシーンは、シャンデリアを壊されてしまったせいで、暗くてよく映っていないんですよ。音声の方も、悲鳴や怒号がひどくてよく聞き取れないし……わかったのは、壊れたシャンデリアの弁償請求はこの眼鏡の男に回すべし、ってことくらいかな」
そう言いながら修はコツコツと画面の中の文貴を指差しながら答える。
「そう。お疲れ様。ところで、貴方たちに謝りたいという人がいるんだけど、入って貰っていいかしら」
シブカワは車椅子の
氷雨 潤一
を伴っていた。
修が了承すると、潤一は車椅子を室内に進め、頭を下げた。
「霧生さん、申し訳ありませんでした」
「あっ、ダウトの人!」と深雪は身構える。
潤一は頭を下げたまま言った。
「シブカワさんに伺いました。霧生さんと八神さんが、ジガント・ルアの協力者だったとは。知らぬこととはいえ、嘘吐き呼ばわりしてしまいましたことをお詫びいたします」
「いや、もう頭を上げてくれよ。女のフリして嘘をついていたのはたしかだしさ」
深雪は微かに笑い――頬の傷に触ったのか、痛みに顔をゆがめる。
「もうひとつ、嘘をついていたことがあるわね?」
シブカワは腕組みをすると、おちゃめっぽく修と深雪を睨みつけた。
「指輪。ニセモノとすり替えたでしょう。――
私が、モデル控室で宝石箱を開けたとき、指輪は確かに本物だった。
すり替えたとしたらその後、霧生さんが指輪をつけるモデルに選ばれたあとね?」
「どういうことですか、シブカワさん?」
潤一が首を傾げる。
「実はね。事前に二人から進言があったの。シーノという組織が指輪を狙っているようだから、本物の指輪は隠しておいて、レプリカでショーを行ったらどうかってね。ありがたいご提案だったわ。スタッフの中からもその提案の通りにする方がいいんじゃないかって声もあった。でも、私の一存で断ったのよ。レプリカじゃ意味がない。私のショーで偽物を披露する気はないわ、ってね」
「すみません」
修は頭を下げた。
「シブカワさんのお気持ちはよくわかっているつもりです。でも、俺たちはどうしても指輪を守りたかった。だから、
指輪のモデルに選ばれた深雪に頼んで、ウエディングドレスに着替えて指輪を身に付けたときに、俺たちが準備した指輪とすり替えてもらいました。
……でも、今回の件は、俺の独断です。深雪は悪くないです」
「な、シュウ……!」
口を開きかけた深雪に、修は黙ってろと目配せを送る。
「それにしても……上手くやったつもりでした。どうして俺たちの企みがわかりました?」
これよ、とシブカワが差し出したのは、ひとつの<巨大な月の指輪>だった。
「今夜のお客さんの北美浜さんが、怪盗ケットシーから取り戻したものなんだけれど。――この<巨大な月の指輪>はインクルージョンが入りすぎている。それに台座に、ルーペでみないと分からないほど細かな、三日月のマークが入っていたの――本物に、こんな刻印はない。
つまり、ニセモノだったのよ!
」
修と深雪は顔を見合わせた。
「ちょっと待ってください」
修はパソコンや機材を弄る。
「シブカワさん。その指輪は、俺たちが用意したものじゃありません! 俺たちは指輪に三日月の刻印なんか入れていない。それに、俺たちが用意した指輪の台座には、小型の盗聴発信機が仕込んであるんだ。そして今、発信機の反応は、この部屋ではなく――」
修が画面上に表示される発信機の位置を精査する。
「……まだ、この船の中……近づいてくる……!」
トントン。
ノックの音。
一同に緊張が走る。
修が、部屋の外に仕掛けておいた監視カメラの映像を確認する。
「御剣、如月――その間にいるのは、戌井……?」
給仕服姿の三人――正確には、
御剣 刀
と
如月 庚
が、小柄な
戌井 創
を挟み込むようにして、シブカワを訪ねてきたのだ。発信機の反応を示す画面は、たしかに彼らが指輪を持っていると告げていた。
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
…
17
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
夜の女帝号、洋上の宴
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月17日
参加申し込みの期限
2013年07月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!