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●混乱のクライマックス:
双葉 仄
の視点3
そこからすべてが混乱を極めた。
ナタリアが花道を駆ける。
ナタリアは走りながら低く屈むと、深雪に組みつこうと鋭く跳んだ!
しかしそれが届く前に、深雪はドレスの裾をたくし上げると観客の間に飛び降りた。
「シーノだってぇ!? 仕掛けてくると思ってたぜ!」
観客の中にいた
神無月 文貴
が、手にしていた酒瓶を思い切り投げた。
空に上がったそれはシャンデリアを割り、破片が飛び散る。
「俺のシマ荒らしやがって!!」
深雪の上に、細かな破片が降り注ぐ。
そしてまた悲鳴!
ひとつは
桜 月
だ。目をつぶり頭を抱えて、その場にしゃがみ込んでいる。
その周りを黒い影がゆらりと蠢いていた。追い払うようなしぐさをして、ちらりと目を上げた月だったが、影にまた恐怖を感じたのかぎゅっと縮こまって目をつぶる。
もうひとつの悲鳴は
弘明寺 能美子
だった。
能美子は深雪の上に覆いかぶさるようにして、モデルである深雪とドレスを守っていた。
硝子の破片が、能美子のドレスの裾を切り裂く。
「こんなのダメよ! モデルも、ドレスも、指輪も、傷つけるなんて許せない……!」
能美子は、震える手を、深雪の指から転げた<巨大な月の指輪>に伸ばした。
能美子の中指が、<巨大な月の指輪>に掛かる。それまで船の揺れなどあまり意識していなかったのだが、それでもゆるりゆるりと波の影響を受けていたのだろう。そのわずかな揺れが、無情にも能美子の指先と<巨大な月の指輪>とを引き離した。
「あ……っ」
指輪は薄暗い床を、ヒールと革靴の間を縫ってすべり……。人波の合間から現れた
創によって拾い上げられた
。創はちゃっかり
それをポケットに入れると
また人波の中に紛れ込んだ。
「そこをどけえっ!」
テーブルからテーブルへ飛び移ってきた文貴が深雪に踊りかかった。
派手な破壊音がして――守られていたのは能美子。
気付けば深雪が彼女を庇うように立ちはだかり、文貴は肩を押さえている。
「くっ! 飛び道具かよっ!」
文貴は忌々しげに呻いた。
「ただのパチンコ玉さ。あんたが派手な壊れる音を聴かせてくれたおかげで、ちょっと痛いかもしれないけど、なっ!」
そういうと深雪は文貴に突進し押し倒し、駆ける。駆けながらまたパチンコ玉を弾く。
カン、カン、と乾いた音を立て、パチンコ玉は床に落ちた。
「おいおい、何がどうなってるんだよ!」
御剣 刀
は、突然現れたかのように見えた。
そのくらい素早く駆けてきて能美子の前に立ちはだかり、持っていたトレイで流れ弾を防いだのだ。
「大丈夫か、弘明寺……そっちにいるのは桜か?」
刀は黒い影から女子たちを守るように立ちはだかる。
月は、友人のブリジットが見守る中、駆け寄った
空ノ音 ノエル
に支えられていた。
ノエルはサングラスをはずすと、彼女の正面に座って言った。
「恐くあらへん、もう大丈夫やで……俺の目をみて?」
恐るおそる月が顔を上げる。視線が合う。
「あ……青い……。夢……?」
つぶやくうち、月はずいぶん落ち着きを取り戻したように見えた。
……気づけば黒い影は消えていた。あれは何だったのか――少なくとも味方ではなかった。でも敵とも思えなかった。騒ぎの切欠をつくったのは間違いないが、ただゆらりと現れて消えただけ。……ほかの客たちも、なにかショーの演出だったと思ったに違いない。
刀が声を上げた。
「慌てないように! 出口まで誘導します! 落ち着いて行動してください!」
「御剣……さん……」
能美子が情けない声を出した。
「どうした。怪我でもしたのか?」
「どうしよう……ヒール、折れちゃった……」
あたりに、シャンデリアが落ちて割れた硝子の破片が散らばっていなかったら、刀はあんなことをしなかった……かどうかはわからないが。
「おぶされよ。安全なところまで連れてってやる」
ぱあん、と能美子は刀をぶった。
「な……な……、ドレスで、そんなこと出来る訳ないでしょう!?」
震える声は、照れ隠しのように聞こえなくもなかった。刀はきょとんとすると、
「落ち着けよ。そのままじゃ歩けないだろう?」
と言って、能美子をおぶってしまったけれど。
一方で出口に向かった客たちの間で、さらなるどよめきが沸き起こっていた。
「なんだって!? 扉が、開かない!?」
「申し訳ありません! 申し訳ありません! 開かないのです!」
慌てたように声を上げているのは
エレノア・エインズワース
。頭を下げたときに、口の端に歪んだ笑みが浮かんでいたが、慌てた客たちは気づかなかっただろう。
「どういうことだ!? 閉じ込められたってのか!?」
客たちの恐慌をとどめたのは、ブリジットの一声だった。
「つまり密室ということねっ!」
ブリジットはびしいっと、……どこだかわからないのか、あちこち適当な場所を指差して宣言する。
「事件が起こってから誰もこの部屋に入っていないし、出ていない! つまり、犯人は――この中にいる!」
「そう、その通り! 怪盗ケットシーはここにいる!」
ブリジッドの言うとおり密室だったはずだ。
それなのに。
どこから現れたのだろうか、マスクにマント、羽根飾りのついた帽子にブーツという、まごうことなき怪盗さんが、ステージの上、スポットライトの下でポーズを決めていた。
「月は確かにこの怪盗ケットシーが戴いた!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月17日
参加申し込みの期限
2013年07月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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