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●幕間:シブカワの決断
「ごめんなさーいっ!!」
土下座をしたのは創。
「黒い影とシャンデリアの落下で混乱してたときに、ちょうど僕の足元に指輪が転がって来て……拾ったのはいいけれどどうしていいかわからなくって……」
「御剣のポケットに入れようとしてたところを、俺が見つけたってわけさ」
呆れ口調なのは庚。
「だってぇ。かたなくんだったら、正義感とか強そうかなって。使い方知らない僕や悪用しそうな人よりいいと思ったんだもん!」
「そう思ってもらえるのはありがたいけどな。妙な混乱作るんじゃない!」
刀がぽかりと創を叩く。
「あと、ショーの最中に、ぼたん先輩のドレスに携帯を挟んで音楽を鳴らしたのも僕でしたー! シーノの噂は聞いていたから、混乱に一役買えたら面白いかなあっていうちょっとした出来心でっ! ごめんなさい!」
「それもかよ!」
刀はもう一発ぽかり。
「でもあとはなんにもやってないです! シーノでもないんですうっ!」
「まあそういうわけで。俺ら、戌井が謝るのに付き添うことにしたんです。ほら戌井」
刀と庚に両側から頭を押さえられて。創を含めて三人が一緒に頭を下げる。
「すみませんでした!!」
「指輪はお返ししますので、こいつのこと、大目にみてやってください!」
そんな刀の懇願を聞いた創は、仔犬みたいな目で、きゅうん、と刀を見上げた。
シブカワは修と顔を見合わせた。
「シーノ……じゃ、ないみたいね」
「そうらしい」
「……で?」とシブカワは、斜めに修を見た。「本物はいまどこにあるのかしら?」
修が、チェーンを通して首にかけてあったお守り袋を、シャツの下から取り出す。
絞ってあった口を開くと、中から<巨大な月の指輪>が転がり出た。
シブカワは修からそれを受け取ると、宝石鑑定ルーペを取り出し光に翳して確認した。
「……ちょっと待って……三日月の刻印!
これも、ニセモノだわ!
」
「まさか!」
驚いて、修と深雪が立ち上がる。
そのとき、警備に当たっていたガードマンが、部屋を訪ねてきた。
「こちらのお嬢さんが、こんなものを見つけたと言って……」
ガードマンが連れてきたのはシルクハット姿の
旅鴉 月詠
だった。
月詠は手にしていたカードを、シブカワに差し出す。
シブカワはそれを見て笑い出した。
「アッハッハ! 『暫くお借りします』――ですって! 署名なし! どこのどなたか知らないけれどやってくれたわねえ!」
月詠は笑うシブカワに、静かに言った。
「シブカワ。この混乱をブランドの注目に変えてこそプロではないか?」
「アハハ、そうね。私もいま、そう思っていたところ! ショーは失敗、指輪も盗まれた情けない企業……そういう印象はごめんよ。それより――今宵は愉快な【イベント】だった。そうアピールする方が、ジガント・ルアにとって得るものは大きい。そうしましょう!」
「しかし……!」
反論しようとした修にシブカワはウィンクしてみせた。
「幸い、霧生くんのかすり傷以外のけが人はなし。あの混乱を楽しんでいた人も多かったはずよ。それに……指輪をシーノが盗んだって証拠はどこにもないのよ。シーノが船に乗っていたっていう証拠もね。誰だか知らないけれど、お借りしますってくらいだから返しにくるんでしょ。下手に騒ぎ立てて傷つくより、彼女の言うとおり、ブランドの注目に変える方がずっといい」
星ヶ丘マリーナに赤い回転灯が集まり始めていた。
シブカワはパンと手を叩いて、ショーの指揮官の顔になった。
「警察やマスコミにはその方向でアピールします。――御剣さん、如月さん、戌井さんはもう下船しなさい。旅鴉さんもありがとう。彼らと一緒に行って。八神さんと霧生さんには、悪いけれど警察の見分に付き合ってもらってもいいかしら。もう少し協力よろしくね? 大丈夫、私に任せて。うまくやってみせるから」
潤一もみんなと一緒に部屋から出て行こうとしたが……ふと振り返ってシブカワに尋ねた。
「そういえば、トリのモデルに霧生さんを選んだのは、彼が協力者だったからですか?」
シブカワは笑って答えた。
「違うわ。本当に、今日のモデルの中で彼が一番、あのウエディングドレスにふさわしかったからよ」
潤一はその答えに満足した様子で、部屋を辞した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月17日
参加申し込みの期限
2013年07月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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