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<零神探訪>千年茨の遺跡(グリーン・ルインズ)
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●鈴島:赤の回廊、クローネとクロード
コール音が鳴っている。
この音は、寝子島にいる調査班からだ。
しかし
坂内 梨香
はこのコールに出ることはできなかった。何故ならば、赤の回廊班の一行もまた、中心部を目前にして、今まさに黒衣姿の片腕の男と対峙している最中であったからだ。
「クロード」
青の幽玄での冒険では「ジン」と呼んだ柔和な糸目の顔。
彼は、寝子島から来た少年少女には目もくれず、ただ一筋にサキリの背で眠っている
四十九院 鸞
を見つめている。
「おやおや、そんなところにお出ででしたか。お逃げになるとは……お可哀そうに、神魂だけでなく記憶もお失いになられたようだ」
サキリ・デイジーカッター
は戦闘に備え、背負っていた四十九院先生をゆっくりと地面に下ろす。
「何故四十九院先生を攫った」
「攫ったなど……人聞きの悪いことをおっしゃる。そのお方は、我が主とともに戦った神ですよ? 元の姿にお戻しして、主の復活に立ち会っていただこうと思ったのです。――ご存知ありませんか?
我が主、絶神が第一のしもべ、烏神
クローネ
の名を
」
「クローネ!」
その名に
桜庭 円
は息を呑んだ。
現代のらっかみであるののこを狙い、欲望のためにもれいびたちと幾度も戦った烏のらっかみ。
鈴島のもう片方の島に封印されていた神魂を食べることのできる不思議な牝牛『魂喰らい(たまくらい)のミル』にその神魂を吸い尽くされ、最後は、
自らが吐いた黒い炎に落ちて完全に炎の中に消えた。
四十九院先生は、そのクローネだというのか。
「……いや、驚きはしないな……関係はあると思っていた」
サキリは鉈と桃木剣を二刀流で構え、なぎさがメールで送ってきた伝説の一節を諳んじる。
「『狼神は黒き不死鳥の子を従え』――クローネは炎に飛び込むことで死と再生を繰り返すフェニックスの子だったそうだね。戦いの末、神魂を吸い尽くされたクローネは、黒い炎の中に落ち……
人間の姿に生まれ変わった
。そういうことだろう?」
では、四十九院先生は、敵か?
(いや――)
サキリは先ほどのクロードのセリフを思い返す。
(四十九院先生は「逃げた」。クロードと意図を同じくする仲間というわけではなさそうだ。それに、『神魂だけでなく記憶もお失いになられたよう』そうも言ったな。つまり四十九院先生はクローネとしての記憶を取り戻してはいない。それならば、僕は、)
「先生がフツウの先生である限り守るよ。フツウであって欲しいと本心から思う」
眠る四十九院先生を守るように立ちはだかる。
「クロード。貴方の信仰心にケチをつける気は無いし、意見も聞く。しかし貴方の望みは絶神の復活の様だ。絶神とやらがフツウに悪影響を及ぼす存在なら、野放しには出来ない」
「……正直、どうでもいいのよ。クローネとか、クロードとか」
ゆらり、さゆるのつま先が床を蹴った。
彼女は先ほどの夢のせいで、狂気に取りつかれていた。
その狂気が、彼女に異常な冷静さを齎してもいたのだ。
話をするだけ時間の無駄。どうでもいい。目の前の男が倒れればそれで万事解決、そのはずだ。
高く跳んで振り下ろされた鳳凰あしらいのサーベルのひと振りを、クロードは鉄剣で受け流す。
「お待ちなさい。悪影響などとんでもない。絶神様は永遠を約束してくれるのですよ。貴方にも、貴女にも」
「永遠、ね」
さゆるは鼻で嗤う。
「そんなもの、無意味と同意義」
クロードは応戦し剣を振るう。さゆるの頬の皮膚が風圧で裂けた。さゆるのろっこん<Stella cadente>が発動し、反応速度が著しく強化される。
いっそう烈しくサーベルの突きを繰り出しながら、さゆるは狂気に嗤った。
「ふ、はは! 永遠、なんて。あったからなんだって言うの?」
嗤いながら、その瞳に滲む涙に、自分自身も気づかなかった。
防戦一方となったクロードは、狂戦士のようなさゆると相対するのは得策ではないと考えたのだろう。間合いを取って四十九院先生の回収のみに狙いを絞り、床を蹴る。
しかしその動線上に赤いチャイナ服の円が立ちはだかった。
「させないよっ!」
桃木剣の二刀流。
ボクシングのステップを踏みながら、ロープを付けた桃木剣を鎖鎌のように振り回す。
「チャイナ帰りのボクは熱いぞ!」
「所詮木刀! 当たらなければ意味がありませんよ!」
飛んできた桃木剣を鉄剣で弾き、返す刀でクロードは一気に円の胴を横薙ぎに払う。
「甘く見られたな。そのくらい読めるよ!」
ボクシングで鍛えた動体視力は伊達じゃない。体重移動や視線を読み、残っていた桃木剣で受ける。鉄剣と木なのでこちらの方が刃負けするが、幸い折れずに逆に鉄剣を喰い込ませて止めることができた。
「アチョー!!」
手元に戻したもう片方の桃木剣でカウンター!
「ふっ!」
クロードは桃木剣の刀身に食い込んだ鉄剣を捨て、一気に後方に飛びのいた。
「やるじゃん!」
円も鉄剣と合体してしまった桃木剣を投げ捨てた。代わりに中国土産の青龍刀を抜く。
隣にはサーベルを構えた冷たいまなざしのさゆるが立つ。
「楽しくなってきたね?」
「そうでもないわ」
「桜庭! 朝鳥!」
サキリが声を放つ。クロードが、残っている左手を高々と天にあげている。
「クロードの様子が変だ。気を付けろ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>青の幽玄(ブルー・アルカディア)
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月10日
参加申し込みの期限
2018年09月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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